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六時限目:人気のない場所には近づかないようにしましょう

 まったく、どいつもこいつも浮かれやがって。

 昼休み。確図はズボンのポケットに手を入れて校内を見回っていた。

 祭りじゃねーんだよ祭りじゃ。騒ぐんじゃねーよ。

 確図が不満に思うのには、それなりのわけがある。何せ、これまでにカツアゲ一件,殴り合いのけんかが一件、強引なナンパに一件、出くわして注意しているのだ。悲しいかな、これも生徒会員の宿命なのである。

 ああ、面倒臭ぇ。

 そう呟いてみても、見回りの仕事が消えて無くなる訳ではない。確図はため息をひとつ漏らして、再び歩き始めた。

 裏門の方へ、確図はぶらぶらと歩いていく。

 人影は今のところないが、こんな人気のない場所は、悪事を働く輩にとっては格好の餌場となっているはずだ。嫌な予感がする。彼はそのような勘がよく働くのだ。それこそ、異常なまでに。

 そして多分、今回も。今までそうだったように、今回の感も多分当たりだ。


 で、今回もその異常な勘は非常に要らないことに当たった。

 ザッ、という靴の裏で砂を蹴る音がした。

 と、思った次の瞬間、七、八人の男が自分を取り囲むのが分かった。

 顔を上げる。男たちと目があった。その男たちが着ている

制服には見覚えがある。

「こんにちは、生徒会君。ちょっと一緒にお話ししようや」

 それは、紛れもない――――夜暗高の連中だった。

この間、なろうのチャットにも参加させていただきました。皆さんとても面白い方ばかりで、たくさん参考にさせていただきました。忙しくてあまり来られないのですが、今度来たときはまた宜しくお願いします。ありがとうございました!

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