第69話 宝刀
「助けて……欲しい?」
鳳凰は頷く。
「……私…敵…倒…要……」(私には倒さなければいけない者がいる)
「……敵?」
「……霊…山…闇…封……」(この不死霊山には"闇"が封印されている)
「闇……?」
「……私…闇…滅…必……」(私はその"闇"を滅しなければいけない)
「つまり……その"闇"を倒すのを手伝えばいいってこと?」
「……闇…滅…霊…山…離…可……」("闇"を滅する事ができればこの霊山を離れても良い)
"闇"の正体が分からないが、倒すのを手伝えば鳳凰の協力が得られる。断る理由はない。
「分かった。その"闇"を倒すのを手伝う。だから、下で待ってる仲間を呼んできてもいいか?」
鳳凰は首を横に振る。
「……拒…闇…滅…可…光……」(無理だ。"闇"を滅する事ができるのは光のみ)
「……妖…闇…養…呑……」(妖は"闇"の養分として呑み込まれてしまう……)
妖を養分に?"闇"というのはそんなに強い奴なのか……。
「分かった。それでその"闇"は山のどこにいるんだ?」
「……下……」(下)
「……え?」
良く聞こえなかったがなんと言ったんだ?
「……下…下…居……」(下、この下にいる)
「……え?こ、この下!?」
確かにこの山に封印されているとは言っていたが……まさかこの下、山の中に封印されているとは……。
「というか鳳凰、さっきここから離れられないって言ってたけど……さっきは不死霊山の外から飛んで来てなかったか?」
俺が最初に鳳凰を見た時、鳳凰は迷樹海の外から不死霊山の頂上に向かって飛んでいた。
「……白…砦…物…取…行……」(白滅ノ砦に物を取りに行ってた)
「……物?それになんで白滅ノ砦に?」
鳳凰は羽毛が密集している胸辺りをごそごそと翼で探して何かを取り出してこちらに見せてきた。
「これは……」
「……白…虎…宝…剣……」(白虎の宝刀)
刀身を含め全てが白い刀。宝刀というのは初めて聞いたが……それを取りに行くために白虎が元々いた白滅ノ砦に行っていたということか。
「……少…離…可……」(少し離れるだけなら大丈夫)
「じゃあこの山に縛られている訳じゃないんだな」
最初はこの山に縛られているのかと思っていたがそういうわけではないようだ。それにしてもこの宝刀……輝き具合がすごい。刀身は眩しすぎて直視する事ができない。
俺が宝刀を眺めていると鳳凰が言う。
「……欲…?……」(欲しい?)
「く、くれるのか?」
これは相当な業物だろう。さらに、少し神々しさを感じる。神やその類いの者の力が込められているようだ。
「……闇…滅…光…宝…剣…必…取…行……」(闇を滅するために光を帯びているその宝刀が必要だから取りに行った)
「……私…剣…持…否………」(だけど私は宝刀持てない)
確かに鳳凰は鳥の姿をしているし大きいしこの宝刀を持つのは難しいだろう。
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




