第68話 助け
飛びかかって来た最後の白蛇を貫き、周りを見る。
……なんかさっきまでと雰囲気が少し違うような…。
「霧が晴れておるようじゃな……」
葛葉に言われ、気付く。入った時は一歩先も見えない程の濃さがあった霧が今は嘘のように消えている。
そして、いきなり辺りが暗くなり、上を見上げる。
「で、でか……」
俺達の頭上を巨大な赤い鳥が飛行していた。その鳥はこちらに見向きもせず、真っ直ぐと不死霊山の山頂へと向かっていく。
「あれが、鳳凰じゃな。流石の大きさじゃな……」
「あれが……鳳凰。」
鳳凰からなぜか神独特の神々しい雰囲気を感じた。そして、なぜだろうか?導かれている気がする。こちらに来いと言っているそんな気がする。
「葛葉、ちょっと俺行ってくる」
「うむ、わらわはここで待っておるぞ」
葛葉にはこの旅で迷惑をかけてばかりだ。この旅が終わったら葛葉にちゃんとお礼を言わなきゃだな……
そうして俺は鳳凰の頭の隣まで飛び、付いていく。鳳凰の翼は金と赤色で、眩しく輝いている。
そのまま少しの間横に並んで飛び続け、不死霊山の頂上に着いた。
「……貴…何…来……?」(貴方は何をしに来た?)
地上に降り立った瞬間、鳳凰から"声"が聞こえる。
「……私…用…有……?」(私に何の用?)
なんと言っているか全く聞き取れないのに、言葉の意味は不思議と理解できた。
「俺はこの世界とは別の世界から来た天使のレベリオ、またの名を連。あなたに話がある。」
鳳凰は少し首を傾げてからくちばしを動かす。
「……私…貴…知……」(貴方の事は知っている)
俺の事を知っていたのか……。なら、尚更鳳凰からの協力が欲しい。
「この世界には今、俺がいた世界からの刺客が送られてきている。」
「そいつらは恐らくあなたや他の妖達に危害を与えるだろう……だから俺と協力してそいつらを撃退するのを手伝ってくれないだろうか……?」
俺が話している間も鳳凰の目は真っ直ぐ俺の事を見つめていた。
「……了…私…貴…助……」(私は貴方を助けたい)
「……なら!手伝ってくれるのか?」
鳳凰は首を振る。
「……私…場…離…不……」(私は此処を離れる事ができない……)
「……そ、そんな」
ここまで来て……無理だなんて……
「……貴…私…助…欲」(だから私も貴方に助けて欲しい)
「助けて……欲しい?」
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




