表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/81

第63話 中編 神の後悔

前回の続きです。(この回は第47話 裂爆 を転生神・ネオリス視点で語った物語です)

あまり行かせたくない。というか天使君も知っていたはずだ。神が地上に降りることはタブーだと。


ミリシアちゃんは熱いまなざしをこちらに向けている。世界の(ルール)を破ったらどうなるかは僕も分からない。だからミリシアちゃんを……神を人間に転生させるしか方法はない。


僕は無性に彼女を行かせてあげたくなった。


……だから言ってしまった。



「そっか。なら今から送るね?」



そう言うとミリシアちゃんは子供のように目をキラキラと輝かせる。


「はい!」


「ミリシア様……」



まさか僕が了解するとは思っていなかったのだろう。過保護な天使君は悲しそうな顔をしている。



「レベリオ、少しの間待っていてください。必ず帰ってきます!」


「……はい。いつまでもお待ちしております。」



そんな二人の会話を後ろで見ている僕は今どんな顔をしているのだろうか?


本当に……本当に彼女を、ミリシアちゃんを行かせていいのだろうか?


そう思いながらも僕は結局ミリシアちゃんを転生させた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ミリシアちゃんが下界に降りた事は神界ですぐに話題になった。


そういうミリシアちゃんの話題を聞く度に天使君は不安そうな顔をする。


それもそうだ。転生し、下界にいる今のミリシアちゃんは神ではない。


ただの人間だ。人間はいつ死んでもおかしくない……そんな脆くて、弱くて、とにかく不便な存在だ。


だからこそ天使君は心配なのだろう。


僕はそんな天使君を見ていられなかった。だから天使君に「天使が下界に降りることは可能」と伝えた。すると天使君はすぐさま下界に降りて行った。



天使君が下界に降りて少し経った頃。僕の元に一人の天使が来た。



「貴方がネオリス様ですか?」


「そうだけど……君は誰?」



僕の所に来る理由なんて一つだ。



「第5世界に用があります」



第5世界、ミリシアちゃんと天使君がいる世界だ。ミリシアちゃんに無関係とは思えない……だが、僕に断る権限はない。



「……分かった、送るね。」



僕はその天使をミリシアちゃん達のいる世界に送った。


心配になった僕は転生神の権限でミリシアちゃんがどうなっているか見る。僕は人間達の人生を覗き見することができる。人間に転生したミリシアちゃんも権限の対象に入る。


ミリシアちゃんを見た瞬間、僕の思考は停止する。僕がさっき送った天使がミリシアちゃんのお腹に剣を突き刺している。


そこに天使君が入って来て天使は逃走する。その後、人間達にミリシアちゃんを殺したのは天使君だと勘違いされ、天使君は怒り、人間達の国を一つ破壊した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ