第59話 不死霊山
「鳳凰がおるのは不死霊山。この世で最もあの世に近いと言われておる山じゃ。しかもこの国から1ヶ月程歩かんと行けないんじゃ……それでも行くのか?」
「勿論、鳳凰には普通に会ってみたいしな……」
「ならば早々に旅の同伴者と荷造りをせねばじゃな。」
「今回は葛葉と俺の二人だけで行こうと思う。」
「……なぜじゃ?」
少人数で行った方が少ない物資で済むし、牙王やその他幹部達には国を守っていて欲しい。天使や神達が俺の居ない間にやって来ないとも限らない。
「少数精鋭で行きたいからな……」
「それもそうじゃな。ならわらわは荷造りは必要無いんじゃが……」
荷造り……持っていくものは特に無いな。
「俺も持っていくものがないしいいかな。」
「なら、残る者達に出発を伝えてさっさと行こうぞ」
「そうだな。」
ここのところずっと休めていないな……。白滅の砦と戦って、ネオリス様の元で過去の記憶を見て……鬼王の元に行き、今度は鳳凰に会いに行くときた。自分でした選択ではあるが少し疲れるな。
「よし、連。皆には伝えてきた。鳳凰の元、不死霊山に向かうのじゃ!」
そうして俺と葛葉は鬼王がいた岩山とは逆方向にある不死霊山へと歩を進めるのだった。
ここから不死霊山までは俺達でも一週間以上、歩くと1ヶ月はかかる。
さらに葛葉の話では不死霊山に行くためにはいくつか難所があるらしく、それを越えなければ鳳凰に会うことはできないとのことだ。
特に不死霊山の麓にある迷樹海には妖の他にも御使という鳳凰のような神に近い存在が蔓延っているらしい。
「葛葉は不死霊山に行ったことはあるのか?」
「いや、迷樹海まではあるんじゃが……不死霊山は神格がおるから下手にわらわのような妖が入ると浄化されかねんからのう。」
「え?じゃあ鳳凰には俺一人で会いに行くってこと!?」
「すまんが、それしかないんじゃ。」
想定外だ。まさか葛葉程の大妖怪を退ける程相手は神に近いのか……
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




