第58話 鳳凰
「それにしても俺は案外この世界のこと知らないな……」
「それならわらわが直々に教えてやろう!」
葛葉はどこからか板と筆を持ってきて説明を始めた。
「まず、前提条件としてこの世界には人間、妖、神の三つがいるのじゃ。」
「そしてわらわ達妖を倒すための封魔師。三年前に倒された例の白虎がいた還らずの山を拠点にしていた一番大きな封魔師の軍隊、白滅の砦は今回の戦いで壊滅。」
「さらに妖側はお主の放った"花々の祝福"のお陰で"大妖怪"が増え、世界は妖側に傾きつつあるんじゃ。ちなみに大妖怪とは人語を解せるようになった妖のことじゃよ。」
「神については何か説明はないのか?」
この世界の神がどこまで強いのか気になる。まぁ正直、自分が神としてこの世界に降り立った時はそこまで強いとは思わなかったし、弱くはないが強くもないと言ったところだろう。
「神はこの世界では大妖怪と同じかそれ以上の実力を持っておる……らしいんじゃ。」
「……らしい?」
「わらわもお主が始めて見る神じゃったからのう……」
「そういえば四大厄災ってどう決まっているんだ?」
「そういえば説明しとらんかったのう……四大厄災は封魔師達が"一つの国を滅ぼす程の力がある"と思った妖と神が分類されるのじゃが、正直四大厄災より強い妖などざらにおる。」
そうなんだ……それにしても神か。少し戦ってみたいがどこにいるか分からないな。しかも今はこの妖の国の近くに神か天使が潜んでいるかもしれない状況。
「神は見たことなかったんじゃが近い者としては四大厄災の鳳凰じゃな。」
「確かに昨日も鳳凰は神に近い存在って言ってたな」
神に近いとはどういうことだ?俺達天使みたいな感じなのだろうか?
「この際四大厄災全てに会いに行くのはどうじゃ?」
確かに味方は多いにこしたことはない。
「いいな!それ。早速明日は鳳凰に会いに行こうかな?」
「あ、明日じゃと?しかも鳳凰か……」
「鳳凰に何か問題があるのか?」
葛葉は少し考えてから言う。
「鳳凰がおるのは不死霊山。この世で最もあの世に近いと言われておる山じゃ。しかもこの国から1ヶ月程歩かんと行けないんじゃ……それでも行くのか?」
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




