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第55話 鬼王

宴会が終わり、昨夜はあれほど騒がしかったこの場所も今は静まり返っている。


そんな中毎度の如く開かれた会議……



「ツマリ……四大厄災ノ力ヲ借リルトイウコトカ?」


「うむ、わらわはよい考えだと思うぞ。」



「四大厄災」と言うのは人間(主に封魔師)達が勝手にそう呼んでいるだけで実際は牙王や葛葉となんら変わりない時を経て喋れるようになった妖にすぎないらしい。



「なんか不安になってきたんだけど、そいつら強いの?」



俺が聞くと葛葉が答えた。



「一番強い"大龍"なんかは妖の中では1、2を争うほど強いんじゃよ。"鬼王"は力比べでは勝てるものはいないと聞くし手下がとにかく多い。"鳳凰"なんかは神に近い存在じゃしのう……」


「白虎はどのくらい強かったんだ?」


「白虎は巣くっていた場所が特に厄介じゃった……通称"還らずの山"。今は封魔師共の砦になっておったが、元は一度入山すると白虎が生み出す吹雪で山から出ることができなくなるという恐ろしい山じゃった。」



思ったより白虎がしょうもない……恐らく他の三体も肩書きだけで実際は大したことが無い気がする。


結局は実際に会って確かめるのが早いということか。



「そうじゃ!明日にでも鬼王の元に行くのはどうじゃ?鬼王とその手下共がいる洞窟はここから2日ほど飛べば着くはずじゃ。」


「……案外近いんだな」


「ウム……ナラバアトハ誰ガ行クカデアルナ」



メンバーについては深く考えてなかったが俺と葛葉だけでいい気が……



「当然我ハ行クゾ!」


「だよね~~」



一度言い始めると牙王は止まらない。行くと言ったら絶対に行く、それが牙王だ。



「じゃあ俺、葛葉、牙王の三人で行くか。葛葉、道案内は頼んだぞ。」


「うむ、場所が変わって無ければ良いが……」



その後、俺は葛葉に"鬼王"についてさらに詳しく教えて貰った。


名前の通り種族は鬼で、酒と力比べを好む。部下には30体あまりの鬼がいて、こいつらは単体で村一つ滅ぼすくらいの強さは持っているらしい。中でも鬼王直属の配下である二童子が特に強く、今までも二人が封魔師を撃退してきたらしい。


少し期待できるかもしれない。

         レベリオ


種族⋮天使


レベル⋮第2位階(智天使)


年齢⋮???


属性⋮聖


能力⋮反逆者(フォールン・ノーレッジ)


スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆(x)、飛行(x)、聖盾(x)、

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