第47話 裂爆
話が急展開すぎて分かりにくいです
……開けるか。開けたらもう後戻りはできない。
ぎゃあぁぁぁぁ、
「!?」
中から男の情けない叫び声が聞こえ、反射的に扉を開けてしまう。
「………え?」
部屋の中には頭を貫かれた男と白い羽を生やした男に腹に剣を刺されているミリシア様の姿だった。
「……レ、…レベ、リオ」
俺に気付いた天使は部屋の窓から空へ飛び去っていった。
「…ミリシア様!」
俺はミリシア様の元へ駆け寄る。
「……来ちゃったん…ですね……」
「ミリシア様……何故……」
ミリシア様は口から血を吹き出す。腹部からも血がどんどん出てくる。
「……レ、ベリ…オ、」
「……はい、、、何なりとお申し付け下さい。」
恐らくミリシア様はもう助からないだろう。私が治癒関連の術を使えないばかりに……
「……誰も…悪く、ないん…です。ただ、少し…勘違いが、あった…だけ、なんです。だから……誰も、恨ま…ないで、下さい。」
この方は自分が死にそうだと言うのに周りの事や私の事を心配してくださっている。優しすぎる。優しすぎるのだ。
「……それ、と…ごめんなさい、、、約束…守れ、なく…て…………」
「ミリシア様?、ミリシア様?、ミリシア様!」
ミリシア様は死んだ。勘違い?誰も悪くない?誰も恨むな?無理だ。私はそこまで従順にはなれない。主を目の前で殺されて正気でいられるわけがない。
「…おい、貴様!そこで何をしている!」
「……あ、あ、王子様が死んでいる。王子殺しがここにいるぞ!」
そこに駆けつけた衛兵達が私を囲む。
「姫様も殺したとは、貴様!ただで済むとは思うなよ!」
黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ。私がミリシア様を殺しただと?
「……黙れ」
「は?」
「聖光・連弾」
私はその場にいた衛兵達を全て撃ち抜いた。
「……ミリシア様」
私は今は動かないミリシア様を抱え城を出る。城の前には街中から国民が押し寄せて来ていた。
「姫殺しめ!」
「クソ野郎め!」
「なんて……ことを」
様々な言葉と石が飛び交う。煩わしい。石を投げてる者の中には私が聞き込みをした者達もいた。
「黙れ、黙れ黙れ!」
私が叫び、翼を広げると皆一歩下がる。この者達にいくら私の潔白を説明しようと意味はない。そもそも潔白を説明する必要もない。
「……ミリシア様は…愛されていたのですね。」
私がそう呟いていると農具や物を持った者達が私に向かって飛び掛かってくる。
……もう、何も分からない。
「聖光・裂爆」
街ごと全て吹き飛ばす。何人死んだだろうか?……そんなことはどうでもいい。早く帰らねば。
「あの館へ……」
私はミリシア様を抱え神界に向かって飛び立つ。
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




