第43話 転生の神
ここからが物語の大事な部分です
ミリシア宅、慈愛の館にて。
「ねぇ、レベリオ。」
「はい、何でございましょうか?」
ミリシア様に呼ばれたので仕事を中断して即座に向かった。
「私、人間界に行きたいのですが……」
「……はい?」
唐突にそんなことを言われ言葉を失う。最初に浮かんできたのは「何故?」だ。
「何か欲しい物があるなら取ってきますが……」
「欲しい物ですか……人間ですね」
「……に、人間!?」
「ええ、だってレベリオ、考えてみて下さい。私は慈愛の神だなんて呼ばれていますが、今のところ人間に慈愛見せたこと無いですよ?他の神様方もそうです。人間に対して文句は言うくせに自分はほとんどなにもしてないじゃないですか。」
「……。」
ミリシア様の言っていることは私もずっと思ってはいた。だが……
「本当に行くのですか?」
「止めても行きますよ!」
しょうがない、やはり優しすぎる。わざわざ自ら地上に赴くなんて……そんな神見たことも聞いたこともない。だが、ミリシア様らしい。従者としては着いていく他ない。
「ならばミリシア様。この不肖レベリオ、ミリシア様にお供させていただき、必ずや守り抜くと誓いましょう。」
「ありがとうございます、でもどうやって行くのですか?」
……だろうとは思っていたが。自分で言ったのに行き方を知らないとは……流石ミリシア様だ。
「転生の神・ネオリス様に聞いてみるのはいかがでしょうか?あの方は人間の次に成る生き物や次行く世界を決める神です。もしかしたら人間界への行き方も知っているかもしれません。」
「そうですね!ネオリス様のところに行きましょう!」
「ここからネオリス様の館までは遠いので天馬車をご用意して参ります。」
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転生の神……ミリシア様……。
少しづつ思い出してきた。このまま転生の神、ネオリス様の元に向かって……向かってどうしたんだ?思い出せない……もう少し、もう少しだけこの記憶を見てみることにする。
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




