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第41話 神卓会議



神卓(しんたく)……神卓(しんたく)とは神々が決め事をするために行う会議が執り行われる場。



「ねぇレベリオ、今日どうやら神卓(しんたく)で会議があるそうです」



神卓会議が今日あるなんて初耳だが……



「今日のいつでございましょうか?」


「今かららしいです」


「い、今からですか!?」


「ええ、どうやら伝達ミスでこちらには伝わっていなかったようなんです」



……伝達ミス。神卓会議を取り仕切る神が伝達ミスなどするわけがない。恐らく意図的なものだな。



「ではミリシア様、急いで神卓まで向かいましょう」



神卓にて。ドーム状の会場に並べられた席に様々な神が座っている。



「この頃の人間共はどの世界でも森や木を破壊している。その愚行は到底見過ごせない」



森の神・アルボルはそう訴える。近年どの世界でも森林破壊や焼却などにより森が減ってきており、森の神の力が弱まってきている。



「ならば、人間共を全て燃やして無に返そうぞ!」



そう言っているのは炎の神・アグニル。



「おい、アグニル!お前が人間共に与えた炎も今回の原因の一つだぞ!」


「ふん、知るか。俺がしたのは炎を"与える"ことのみ。それ以上はなにもしておらん。」


「おのれ、今ここで叩きのめしてやろうか?」



アルボルはアグニルを睨みながらそう言う。一触即発のその瞬間、ある神が止めにはいる。



「やめんか、見苦しいぞ?」



審判の神・ヴェリタス、この神卓会議の最高責任者。



「チッ、」


「……すみません」



二人の怒りが収まり、周りの神達が安堵したのも束の間そこに慈愛の神が現れる。



「すみません、遅刻してしまいました」


「いや、よい。早く席に着け」



隣にはあの天使もいる。最高神・オルセアの部下である第2位階の天使。慈愛の神・ミリシアは父であるオルセアの過保護により"良い子"に育っている。なので、それを良く思わない神達からきらわれている。


ミリシアは慈愛の神であるのと同時に優れた知能を有している。そのため神卓会議で出た問題を一人で解決することもあり、一部上位の神達からは好かれている。



「それで、今回は一体どういった議題なのてしょうか?」



席に着いたミリシアはヴェリタスに問う。



「人間達による森林破壊についてだ。」



ヴェリタスがそう言うとミリシアは考える素振りをする。



「相応な罰が必要だと私は考える!」



森の神はミリシアにそう言葉を投げ掛ける。だが、ミリシアは冷静に答える。



「……お言葉ですがアルボル様。単に罰を与えるだけでは真なる意味での解決には繋がりません」


「……というと?」


「今いる者に罰を与えれば確かに今の世代の人間達は森林破壊をやめるでしょう。ですが、実際に罰を受けたわけではない次に生まれてくる人間達はどうでしょうか?同じことが繰り返されてしまいます。」


「……では、どうすれば良いというのだ?」


「簡単な事です。ただ罰を与えるだけではなく、褒美を与えれば良いのです。」


「……褒美?」


「……そうですね、例えば森を守る者達に少しアルボル様の力を与えるのはどうでしょうか?」


「力だと!?人間ごときに私の力を与えろというのか?ふざけるな!」



アルボルに怒鳴られてもミリシアは顔色一つ変えずに淡々と述べる。



「ええ、森を人間達が守れば破壊されることもなくなり、アルボル様への信仰心も高まる。アルボル様の力はより強大になるのではないでしょうか?そう考えると人間に少し力を与える程度大した損にはならないと思うのですが……いかがでしょうか?」



アルボルは頷きながらミリシアを見て言う。



「ほうほう、そういうことであったか!さすれば一石二鳥であるな。採用!」



ヴェリタスがガベルを叩く。



「これにて今回の神卓会議は終了である。解散!」


















         レベリオ


種族⋮天使


レベル⋮第2位階


年齢⋮???


属性⋮聖


能力⋮反逆者(フォールン・ノーレッジ)


スキル⋮聖光(x)、飛行(x)、聖盾(x)、

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