第36話 記憶
主人公視点に戻ります
どうやら白滅の砦の連中が動き出したようだ。連中はまさか自分達が常に監視されているとは思わないだろう。葛葉の記憶を頼りに白滅の砦を見つけ、心伝が使える八咫烏達を数人送ってあるので情報は筒抜けだ。
(……これで俺の野望も達成される。)
野望……?願い……?なんだ?、少し前からずっと「野望」という言葉が脳に浮かぶ。なんだ?野望って…俺に野望はなかった。最初はチート無双の事かと考えていたが何か違う気がする…俺は元々は"普通の人間"だし、ここに来てからまだ一年も経っていない。元々は"普通の人間"?唐突に頭が痛くなる。
う゛……ぐ……っ、ぁ……何が起きている?考えようとしても、ドクン、ドクン、ドクン……脈打つ鼓動が止まらない。そして唐突に脳裏に記憶が映る。
「はぁ、はぁ、」
気付けば先程まで痛いほど響いていた鼓動は止まっており、記憶も止まった。
そして……
俺は……いや、私は"思い出した"。
"思い出した"というより"戻った"という方が正しいのかもしれない。
「……私は……人間ではない。」
私は神様になる前はてっきり自分が人間だと思っていた。間違ってはいなかったが…正確にはその前にも私にはさらに一つ人生があった。
"人間に成る"前があったのだ。
「私は……、」
……口に出そうとした瞬間、頭の奥にザッ…と砂嵐のようなノイズが走る。記憶の輪郭が滲み、映像が一瞬揺れて、さっき"戻った"ばかりの情景が雑音に溶けていく。掴めそうで掴めないまま、残るのは理由の分からない違和感と、何かを忘れさせられたという感覚だけ。
(私は……なんだ?)
神なのか?人なのか?妖なのか?なんだ?なんだ?何者だ?……私は何者なんだ?
(そうだ、あの転生の神なら何か知っているかもしれない…白滅の砦の連中を消したら聞いてみよう。)
???
種族⋮???
レベル⋮270
年齢⋮?
属性⋮聖
能力⋮ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々 の祝福)、仙術(五行術、禁術)、#€₩&#$(今後書きます)
スキル⋮神眼(IV)、飛行(II)、実態化⋅精神化(V)、水操作 (VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)、心伝(III)




