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第31話 後編 狐

第13話に続きます

わたしが妖にした狼には才があったようで思いのほか早く成長し、すぐに森の主である大蜈蚣と並ぶ実力を持つ大妖怪となった。だが強いだけでまだ獣と変わりがなく、相変わらず言葉を喋ることはできない。


(言葉を喋るようになるにはあと何年必要だろうか…)


わたしは生まれてこのかた自分のように喋れる妖…というかそもそも妖にあったことすらなかったからこの狼が喋れるようになれば実質初めての話し相手だ。妖は基本単独で行動するので意志疎通を図る必要がない、だから言葉を話せる者は極めて少ない。だからこそ森の主の名を冠する大蜈蚣なら言葉を喋れるのでは…そう期待してここに来ることを決めたのだが、やはり喋る事は出来ず喋るどころか出会い頭に攻撃された。


だがらこそこの狼・牙王には期待している。


森に来て数十年経った頃だろうか?牙王が初めて言葉を放った。何故か一人称が「我」だし、カタコトだった。それでも初めての言葉を交わせる仲間には変わりない。ちなみにこの時に牙王に「主カラハ威厳ヲ感ジナイ」と言われて"わたし"の一人称は"わらわ"に変えたり口調を変えたりした。いつかの姫様が自分のことをそう言っていたからそれを真似した。


ちなみに牙王が大蜈蚣と戦い、退け森の主になったのは今から300年程前の事だ。


森の近くに人間の村や国が森の近くにでき始めると森を侵略してきたり妖退治と兵を挙げてわらわ達を襲撃したりなどと好き勝手され、その度国を二人で滅ぼしていた。


(まぁ封魔師ではない人間など取るに足らんが…)


数十年前に新しくできた封魔師が大勢いる「恵津」という国、牙王が珍しく手こずっているようだしそろそろわらわも手伝おうかな?








※葛葉の話なので主人公のステータスは載せません

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