第29話 名前
今回も若干説明回です
それからしばらくして笠真から技術者がやって来て土蜘蛛達に衣類の技術を、野槌達に建築の技術を教えている。
(俺はそこら辺の技術は全く分からないから任せるしかないな)
「主、我々が"服"というものを作ってみたのですが…着てみては頂けないでしょうか?」
土蜘蛛の服を着た女性が俺の元に一着の服を持ってきた。なにやら顔を赤らめて髪を指でいじっている。彼女の後ろからはひそひそと他の女妖達がこちらの様子を伺っている。
(いや、どういう状況?)
「これは…着物」
広げてみるとそれは青と白の着物だった。サイズが少し大きい気がするが、取り敢えず着てみるか。
「…」
(…)
結論を言うと少しなんてレベルじゃなくでかい。前世では俺の身長は170cm程あったが今は150cm程しかない。
(…ぶかぶかだ)
「もう少し小さいの作ってみます、」
土蜘蛛はしょんぼりしている。まぁ確かにせっかく作ってくれたのに俺の身長が小さいせいで…
「いや、大丈夫だ。これを貰おう」
「で、でも丈が」
「大丈夫だ。身体はその内大きくなるだろうし、折角作ってくれたんだからな」
「あ、ありがとうございます!」
そういえば妖達の幹部以外の名前を誰一人覚えていない。というか知らない。王だってのに全然名前知らないのは流石にヤバイ…これを機に聞いてみよう。お辞儀して立ち去ろうとする土蜘蛛を引き留めて問う。
「君、名前は?」
「…名ですか?」
「私達に名はございません」
「え?」
「名があるのは幹部の皆様の様な力を持つ者だけです」
…そんな仕組みだったのか。そりゃ俺も名前知らない訳だ。妖の掟みたいな物なんだろう。だが、名前が無いのは結構不便だな。他種族国家であるこの国で個々に名前がないのは分かりづらいというか、管理しづらい。今後も住民が増えると想定するとやはり名前は必須だ!…服の次に。
ということで全員集めて名前をつけよう!
連
種族⋮神
レベル⋮270
年齢⋮?
属性⋮聖
能力⋮ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々の祝福)、仙術(五行術、禁術)
スキル⋮神眼(IV)、飛行(II)、実態化⋅精神化(V)、水操作(VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)




