第18話 勝負
主人公の悪役感が増していく…
~雷電視点~
「ん?ここは何処だ?」
俺は森の前で寝ていたようだ。確か俺は森の主と戦いで自分ごと森の主を封印…なぜ俺がここに???森の主の封印はどうなった?何故か体のそこら中が痛い。
「目が覚めたか封魔師の長·雷電」
「…?何者だ貴様」
「俺は新たなこの森の主だ」
俺の目の前に立っていたのは少年だった。正確には少年の姿をした化物だ。森の主を封印する時に後ろにいた。あの時とはまるで気配が違う。
「新たな森の主だと?」
俺は森に背を向けて走った。こいつには勝てない、格が違いすぎる。戦わなくとも理解できる。さらに、今俺には風を操れる程の霊力は残っていない。一度、拠点まで撤退して部下を連れて討伐せねば。
「糸操術」
後ろから伸びてきた糸に俺は捕まってしまい、手足を縛られる。…どうやら俺もここまでのようだな
~連視点~
雷電はこちらに背を向けて逃げようとしている。封魔師の長、聞きたいことは山ほどある。逃がさん。
「糸操術」
俺は糸操術で指から糸を出して逃げる雷電の手足を拘束する。
(…最初から拘束しておけば良かった)
「待テエェェェェイ!」
「え?」
後ろから聞いたことのある声が聞こえてきた。俺は振り向く。
「牙王、もう起きたのか」
「ウム、コノ通リ元気ピンピンデアル」
「それで牙王、いきなり叫んできてなんだ?俺は見ての通り忙しいんだが…」
「ソノ者ヲ解放シテハクレヌカ?」
「???」
「…なに言ってんだ?」
完全に想定外の事を言われて戸惑う。この男…雷電は俺達妖怪や神の敵である封魔師であり、牙王本人を短かったとはいえ今の今まで封印していた憎むべき敵のはずだ。
「こいつは敵だぞ?」
「ウム、ダカラデアル」
「コノ者ハ我二初メテ傷ヲ負ワセタ言ワバ好敵手ナノダ」
「モウ一度我ハソノ者ト本気デ戦イタイノダ」
牙王は雷電と正面から戦って勝ちたいということか、気持ちはわかるがここで倒さないと後でどうなるか分からない。
「良いではないか」
「葛葉!」
葛葉も起きたようだ。
「連の心配する気持ちも分かるが、ここは一度牙王に任せてみてはくれぬか?」
「ああ、そうだな。ただし、霊力の回復はこの森でだ。戦いまでこの森を出ることを禁ずる。」
「それで良いじゃろう、どっちにしよう主らの拠点はもう無いしのう」
葛葉は雷電の前で堂々とそう言った。
「俺達の拠点がもう無いだと?」
「俺と葛葉で壊滅させたからな」
「…良いだろう、元森の主よ!貴様を討ち滅ぼし仲間達の仇を打つ」
「ソウ来ナクテハナ」
連
種族⋮神
レベル⋮270
年齢⋮?
属性⋮聖
能力⋮ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々の祝福)、仙術(五行術、禁術)
スキル⋮神眼(IV)、飛行(II)、実態化⋅精神化(V)、水操作(VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)




