第17話 後編 牙王?
前回の話が短めだったので少し長めにしました!
…ズッズズ
「森ノ王」を手に入れてから森内の事は手に取るように分かるようになった。そんな俺の耳にノイズのような音が確かに聞こえた。
「なぁ葛葉、なんか聞こえないか?」
「ん?なにも聞こえんが…」
…ズッズズッズズ
さっきよりもはっきりと聞こえるようになった。
…ズズッズズズ
森の恵津への入り口の方から聞こえる、あそこは確か牙王が封印されている場所だ…もしや、牙王の封印が解けているのか!?「花々の祝福」で牙王にも何か強化が起きたとか?
「牙王の封印が解けるかもしれない」
「!?連、それは誠か?すぐに向かうぞ」
「元森の主が復活されるのですか!」
「行こう!」
俺達は牙王が封印された地点についた。
「主様、なにも見当たりませんよ?」
いつの間にかノイズもやんでいた。
(…気のせいだったのか?)
ビューーーン
強い風が吹き、地面が砕けた。
「え?」
「牙王、封印は解けたのじゃな」
「…牙王?」
そこには黒い風のようなものを纏った目が赤い狼頭の大男がいた。葛葉が狼頭に近づいていく。
…何かがおかしい、あれは本当に牙王か?雰囲気が少し違う気が…
「く、葛葉ちょっと待て」
「む?どうかしたのかえ?」
「そいつは牙王じゃない、」
「な、何を言う!どう見ても牙王じゃろう」
確かに牙王の力を纏っている…
「牙王と共に封魔師の長·雷電も自ら封印されていたはず、牙王の封印が解けたのなら雷電がどこかにいるはずだ」
「見当たらんが…」
俺は(IV)にグレードアップした神眼を使って狼頭を見る。奴の心臓部に絡まりあっている黒い人魂と白い霊魂が見えた。
(もしかして、雷電と牙王が一体化してしまっている!?)
「葛葉、どうやら牙王と雷電の魂が一体化して暴走状態になっている」
「魂の一体化じゃと?」
「俺もよく分からない…」
「よく分からんが魂を分離させれば良いのじゃな?」
「ああ、多分」
「なら、わらわが仙術を使って分離させる」
「術の発動に少し時間がかかる、時間を稼いげるかえ?」
「わかった」
「皆は一旦ここを離れろ!」
「ハッ承知いたしました」
妖怪達が離れたので俺は能力を発動させる。
「森ノ王・木々の怒り」
地面から木々を伸ばし狼頭を囲む
バコオォン
木々は簡単に風の斬撃で破壊される。
「液体化、からの水鉄砲!」
俺は全身を液体化し特大の水鉄砲を連続で狼頭に向けて放つ。
「効いたか?」
黒い風が障壁になって水鉄砲は全て防がれる。
「連よ用意はできた!離れるのじゃ」
「わかった」
俺が離れたのを確認すると葛葉は詠唱を始める
「天地の理よ、我に応えよ。
一器に宿りし二つの魂、
絡み合う因果を断ち、
あるべき座へ還せ。
陽は陽へ、陰は陰へ。
仙術をもって命ず。
双魂、今こそ分かたれよ。」
「禁術・双魂命断!」
狼頭が白い光りに包まれる。光が消えると巨大な狼と大男が姿を表した。どちらも気絶しているようだ。
「ふぅー終わった」
「うむ、わらわも少し休…む」
葛葉はそう言うと地面に倒れこんだ。
(仙術って便利だな大体ラーニングできた。あともう一つは…黒風?これも今度試してみよう)
「牙王と葛葉を森の中に運んでおいてくれ」
「承知、ですがその人間はどうするんですか?」
気絶している雷電を見る。
「俺が見ておくから皆は2人を連れて森に戻ってくれ」
連
種族⋮神
レベル⋮270
年齢⋮?
属性⋮聖
能力⋮ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々の祝福)、仙術(五行術、禁術)
スキル⋮神眼(IV)、飛行(II)、実態化⋅精神化(V)、水操作(VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)




