黒い子猫がくれたもの3
7、私達の縁
「君達はまだ、とても小さかったかな。五歳くらいだと思う。俺は可愛い子が遊んでるなーと思ってこの公園に入った。そして、巳緒ちゃんが話しかけてきたんだ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[猫ちゃんどこからきたの?]
巳緒ちゃんは僕を撫でながら尋ねてきた。
ちょっと強く叩かれて、俺は寿命もあったから、そのままショック死してしまってね。
俺は大変かわいそうなことをしてしまったと思ったよ。
君はきっと責任感を感じて、泣いてたんではないかと。
だから、俺はこうして、成仏して、もう一回この子に謝ろうと思った。
そしたら、君が来たんだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「地影。君だよ。」
「俺がココアと巳緒にあってた?」
「そう。君達はあってたんだ。俺とも。でも、俺は生き返る意味が無くなったね。本当は君なんていなければよかったのに。地影なんて。」
ココアはいきなり怖い顔になって、地影に向かって走り出した。
「な、何すんだ。ココア!!!うっ!!!!!」
ガンッ
ココアはいきなり地影をグーで殴った。
「ココア?!」
「何すんだよ!!!!猫のくせに変身しやがって!!!」
「お前なんかいないほうがいいんだよ!!!!」
いきなり二人は喧嘩になりだして、私は止めようと思ったんだけど。
なかなか入り込めない。
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二時間後…
「はあ、はあ、はあ、久しぶりにお前と喧嘩したな。」
「ああ、そうだな。一番初めにあったときに超傷だらけになったよな。」
「ああ。超懐かしい。」
辺りはもう暗くなっていた。
「私、入れてもらえなかった。」
私は一人でむくれていた。
「ごめんな。勝手に俺らで遊んじゃって。」
「いいよ。怪我したくないし。」
「ごめんね。だからむくれないで。むくれた巳緒ちゃんも可愛いけど。」
ギュッ
ココアは私に抱きついてきた。
「あ、おい。」
「ついでに膝枕〜♪」
ガンッ
「いで!!!!」
私の足にココアが頭をのせようとしたその時、地影がココアの頭を思いっきり殴った。
「俺の女だ。」
「え???!!!言っちゃったの?地影。」
「は?ああ。告ったけど?」
「えーーー!!!!ひどい!!!!俺がもらおうと思ってたのに。」
「そんなわけあるか。」
「あははは、ごめんねココア。でも、ココアを最初見たとき王子様?って思ったくらいカッコイイから安心して。すぐ恋人できるから。」
「ぶー。今頃言われてもうれしくない。」
そうして時間が過ぎていった。
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8、一緒に登校?
翌日…
私はいつものように学校に登校する。
地影とココアに手をふろうとした瞬間。
「?私の通ってる高校の制服。何でココアが着てるの?」
私は何故か私の高校の制服を着ているココアに尋ねた。
「今日から僕巳緒ちゃんの通ってる高校に行くことになった。」
「何で?」
「巳緒ちゃんと一緒にいたいから。」
「地影は許してくれたの?」
「いや。」
「え?いいの?」
「校長には話はとうしてあるから。」
「いいんだ。」
「じゃあ、いいや。行こうか。」
私はあきれて、ココアに言った。
「うん!!」
ココアは可愛く答えた。
「おい。何でその征服着てんだよ。この黒猫。」
「いやー。行ってきまーす!!!」
ダダダダダダダダダ……
走るの早いなー。
「じゃあ、私も行ってきまーす。」
「行ってらっしゃい。」
地影はあきれながら手をふった。
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学校…
私は学校について、茜と明梨に報告をした。
何を?決まってるじゃん。
地影のことだよ。
「えー!!!!!うそー!!!」
明梨が超大声で言い放った。
「うるさい。明梨。」
「でも、よかったね。超おめでたじゃん。」
茜がうれしそうに満面の笑顔で言い放った。
「うん。ありがとう。」
「何かあったらこれからも言ってね。」
明梨が笑顔で言い放った。
「うん。約束する。」
こうして、楽しい一時が終わった。
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ホームルーム…
「みんなにお知らせがあります。今日は転入生が来るぞー。」
先生はいつもの笑顔でみんなに言い放った。
「えー!!!男?女?」
一人の男子が先生に大声で尋ねた。
「うるさいからだまっとれ!!!!!」
先生は大声で怒鳴った。
「すいません。」
「よろしい。入って来い!!!」
ガラッ
入って来たのは、やっぱり人間の姿になっているココアだった。
「光輝君!!!!」
茜は大声で叫んだ。
「あ、茜ちゃんだー。これからよろしくねー。」
ココアは茜にさわやかに言い放った。
「はい!!!よろしくお願いします!!!」
茜はすごい大喜びした。
「知り合いだったんだな。まあ、とりあえずみんあ仲良くしてやってくれ。」
『はーい。』
そうやって、私の後ろの席になったココア。
「かっこいいね。」
一人の女子がココアを見ながらひそひそと話しているのが聞こえた。
「うん。マジ、好みなんだけど〜。」
もう一人の女子が喜びながら話していた。
(全部聞こえてるんですけど…。)
私はそう、心の中でつぶやいた。
「ねえ、ねえ、巳緒ちゃん、俺モテてるね。」
ココアはちょっと満足そうに笑って私に自慢してきた。
「そうですね。」
私は呆れながら言い放った。
「次の時間は数学だからな〜。」
先生はほがらかに言い放った。
『えーーー!!!!』
教室中がうるさくなった。
「じゃかわしいわ!!!」
先生はそう言って、教室から出て行った。
そして、その先生が教室から出た瞬間、ココアに質問攻めがあったのは言うまでもない。
ココアに質問しているのはほとんど女子だけで、男子は質問したくてもできない状態らしい。
「はあー。これは疲れることになりそう。」
私はそうつぶやきながらため息を一つした。
「大変だね。」
そんな、今も疲れきっている私につぶやいた、明梨がいた。
「明梨はいいの?質問しなくて。」
「え?別に。私はねえー、あそこまでして男をゲットしたいなんて。ないからね。」
明梨は苦笑いしながら私につぶやいた。
「ふーん。あれ?茜は?」
私はフッと思った。
いつも、三人なのに、茜がいない。
「あの中。」
明梨は呆れながら大人数が集まっているココアの周りを指差した。
「へーえ。大変だね。」
「うん。」
私と明梨はボーっとココアに集まっている大人数の女子を遠い目で眺めていた。
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放課後…
「はあー。疲れた。」
いきなり、帰る準備をしているココアがつぶやいた。
「あはは、女子が超うるさかったもんね。」
私は苦笑いしながら言い放った。
「うん。俺学校来るのいやになった。行くけど。」
「まあね。あれはねー。」
そして、話していると…
「光輝君、今日私と一緒に帰ってくんない?」
いきなり一人の女子がココアを誘ってきた。
「え?」
「だめ?」
女子はウルウルな目をさせながらココアに尋ねてきた。
「ご、ごめん。部活を見たいんだ。」
「そう?ならいいわ。また、今度一緒に帰ってね?」
「う、うん。」
そして、一人の女子は去っていった。
「モテる男はツライね。」
私は苦笑いしながらココアに言い放った。
「はあー。」
ココアは深くため息をついた。
「俺、何の部活に入ろうかな。」
ココアは悩みながら言い放った。
「じゃあ、バスケ部くれば?練習きついけど。」
私は笑顔でそう言い放った。
「それもいいかもね。」
ココアはにこっと笑い言い放った。
「おし、決まり。明梨ー、茜ー。行くよー?」
私は部活に行く準備ができた二人に呼びかけた。
『はーい。』
二人は一緒に言い放った。
「光輝君も、仮入部ってことで、一緒に行こう?」
茜は笑顔でココアのことを誘った。
「うん!!」
ココアは返事をしながらうなずいた。
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部活…
「パスパス!!!」
コーチの怒鳴り声が聞こえる。
一年生でレギュラーをとれてるのは私と茜と明梨だけなのです。
だから、いつも試合には出るし練習はかかせない。
その様子を見ていたココアは…
「すごー。」
唖然としていた。
「三人とも、仲いいからチームワークがすごいな。目で合図になってるもん。こりゃ、強いよ女子。」
「関心してる場合じゃないんですけど?あんたも、この高校のバスケ部に入りたいならそれなりの覚悟がなきゃ無理だよ?この高校はバスケ部だけじゃなくて、他の部も結構県大会にいくのもいっぱいあるんだから、特にこのバスケ部は全国いくから、大変だと思うけど。覚悟ある?」
いきなり、マネージャーらしき人が俺に尋ねてきた。
「はい!!」
俺はすごい勢いで返事をした。
「おし、今日から、まずは体作り、筋トレを多少それから、違うコートでパス、ドリブル、シュートの練習わかった?」
「はい。」
「私はこのバスケ部のマネージャーをしてる笹船 梨乃。梨乃でいいから。よろしくね。」
梨乃は俺に手を差し伸べた。
「うん。よろしく。」
僕はにこっと笑った。
「じゃあ、筋トレから…」
「茜?どうしたの?」
私は茜を呼ぶ。
「え?あ、い、いや。」
茜は苦笑いをした。
「光輝君が気になってるんだよ。」
明梨がこっそりと教えてくれた。
「ああー、そういうことね。」
私は手を叩き納得した。
「きっと、嫉妬してるんだよ。梨乃に。」
明梨はちょっと心配そうに茜を眺めながらつぶやいていた。
「うーん。茜の力になるにはどうしたらいいのかな?」
「私達は相談されてから動いたほうがいいと私は思う。」
明梨は私の耳元で言い放った。
「うん。そうだね。無理矢理くっつけようとしても逆になっちゃうしね。」
「うん。そうだよ。」
私と明梨は二人で話し合っていた。
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9、いきなりの告白
ココア(光輝)…
「はい。次、腹筋十回。」
「はい。」
俺と梨乃の個人別授業になっていた。
「なかなかいい根性してるねあんた。」
「そうですか?」
(いきなりなんだこの女。)
俺は心の中でそう思った。
「ねえ、顔もイケメンだし、どう?私と付き合ってみない?」
いきなり言われたこの一言で俺は腹筋が止まっていた。
「え?」
「だから、私と付き合おうよ。」
この梨乃とかいう奴は俺にいきなりこんな言葉を呼びかけてきた。
あって数十分しかたっていないのに、こんなこと普通言うか?
俺は混乱していた。
まったくとして、手を引かない女。
こういう女。
嫌い。
てゆーか苦手。
「はい、決定。」
「は?!」
いきなり言い出したこの女は「ね?」とか言って、筋トレに話を移した。
俺は押し通されてしまった。
(どうなるんだろ?これから…。)
俺は心の中でぼやいた。
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ダンダン、シュッ、ガシャンッ…
茜はさっきからシュートの練習をしている。
でも、まだ、シュートが入らなかった。
「ねえ、やっぱり様子おかしいよ。」
私は明梨に耳元で相談した。
「うーん。まあね、さっきから全然シュート入ってないからねえ、いつもならほとんど入ってるのに。」
明梨はちょっと心配そうにつぶやいた。
「……。」
茜はシュートで入らなかったボールを見ながらボーっとしていた。
まるで、何かを考えているかのように。
その時だった…
バンッ!!!
「みなさーん注目ー!!!」
いきなり、梨乃が大声で叫びながら体育館に入って来た。
茜はこのとき、きっと傷ついたから…
ここから逃げ出してしまったんだと思う。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
次に続く…
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次回のものを読んでくださったら嬉しいです。




