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ひとつになる  作者: かすぽん
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マネージャー

「兄さーん。帰ろー」


「あれ、今日仕事じゃなかったけ?」


「いや、今日はないよ」


「そっか!じゃ、帰るか」


駿はサッカー部に所属してて部活に行ってしまっているので帰宅部である俺は駿を待つか仕事が休みの守といつも帰っている。

そういえば、一人で帰ることなんてほとんど無いよなぁ

ま、一人で帰らせてもらえないんだけどね


何故か二人は俺を一人で帰らせてたがらない

昔ちょくちょく辺なおじさんに話しかけられたことはあるけど…


二人で玄関に向かう途中周りの女子たちがいつものように「守くーんバイバーイ!」「優希くんもじゃーねー」など帰る時もキャーキャー言っている飽きないのかなぁとか思う


1年と2年の下駄箱は3列ぐらい離れている

底で一旦守と離れて下駄箱から靴を取り出して玄関に向かうと守が大量のラブレターを持って立っていた


「今日もすごいねー」


「はは、本当にね。でも欲しい人からはまだ一通も貰ってないんだけどね」


と皮肉を込めて言った言葉に対してはにかみながら守が言った。

欲しい人?やっぱ守好きなやついるんだ

辛いなぁ

まあ、兄としては弟に気になる人がいるのは喜ばなきゃいけないんだけど…


「羨ましいなぁ、俺なんて一通も貰ったことない」


と膨れていると


「大丈夫だよ、兄さんにもいつか来るよ(まあ、絶対に入れさせないけどね)」


「だといいけどよぉ」


そして二人で校門に向かっていると見覚えのある車が止まっていた


「あれ、あの車って」


「げっ!」


「げっ!じゃない!お前、今日テレビの撮影があるって言ったよな!何帰ろうとしてるんだ?」


とそこには鬼の形相で守のマネージャーが立っていた


「いや、今日兄さん一人だったから送ろうと思って」


「言い訳はいい!早く乗れ!」


「悪かったって松永さん。」


松永さんは2年前、守が中学2年の時に俺と街中で歩いてた時に声をかけて守を芸能界に引きずり込んだ張本人だ。守は中学2年の頃から身長はすでに170は有り、学校でも街中でも二度見をする人が絶えなかった。

見た目は、そこら辺のやつよりも顔は整っている

身長は守と変わらないくらい、髪は栗色でベージュの背広が良く似合ってて、二人が並ぶと絵になる

が、爽やかな雰囲気とは違いとても口が悪い


「ごめん、松永さん。守、俺は大丈夫だから早く仕事行きな?」


「大丈夫、優希お前のせいじゃないさ。あいつが忘れてる方が悪い。てか、いつになったら誠治って呼んでくれるの?」


そしてチャラい


「呼ばせねぇーよ?(小声)」

「お前だけのじゃねーからな?(小声)」


二人で何話てんだ?


「じゃ、俺帰るね。守頑張って」


「ちょっと待った。確かにこんな可愛い子を一人で帰らすのは危険だね。そしたら一緒に来る?」


「はぁ?!い、行かないよ。無理無理!てか、可愛くねーし!大丈夫だよ」


「そうだね、兄さん来なよ?普段見れない俺の姿見れるよ?(ナイス、松永さん)」


た、確かに守の仕事姿はみたい!


「ね、来なよ。(だろ?)」


「う、いやぁ。でも…」


とまた俺の優柔不断が発動していると二人は俺の腕を持って車の中に引きずり込んだ。


「「はいはい、行くよー」」


まじかよーー!!!



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