日常
俺の名前は、高城優希。
高校2年生の健康な男子高校生。
俺には好きなやつがいる。
それは、高城守。
そう、俺の弟だ。
なぜ、好きになったのかは全くもってわからない。いつの間にか恋愛感情の"好き"になってしまっていた。
俺は、まだ言っていない。言えるはずもない。軽蔑でもされたらどうだ。一生の終わりに過ぎない。
最近は、毎日同じことを考えている。
「はぁ、まじでどうしよう。」
「おやおや、またか〜」
こいつは、佐伯駿。
俺の親友で、唯一守のことを好きだと言うことを知っているやつだ。駿は、そうゆう男同士とかの偏見がないやつだから俺の気持ちを明かした。
駿とは幼馴染でもあり、守と俺ら三人でいつも遊んでいた。
「もうさ、言っちゃえば」
「だってさ、どうすんのよ。言ってさ、軽蔑でもされたら。今の関係を壊したくないんだよね。」
「まぁ、今の関係はいい感じだしな。そこら辺の兄弟よりも仲がいいからな。」
そうなのだ、今の俺たちの関係は他の兄弟よりも仲がいいのだ。
例えば、高校生にもなって兄弟で風呂とか一緒に入る。
普通ならば、もう成人と変わらない体格の男2人が一緒に風呂なんかに入らないだろう。
まあ、俺は少し小柄だからあれだけど。
なんと165センチしかないのだ。なんて悲しい。
守は、178センチ。駿は、180センチ。
なぜ、俺だけ小さいのか。
ほんとに悲しい。
「じゃあさ」と駿が切り出した。
「じゃあさ、もう諦めれば?どうせおまえ、別に完全ゲイな訳ではないんだし。女の子にすれば?」
「はぁ?まじで言ってんの?」
「まじで言ってんの。だっておまえ優柔不断すぎんだもん。」
そうなんです。俺はちょー優柔不断なんです。いつも、物を決めるときとかもちょー悩むし。
そんな俺とは正反対な駿。俺がいつも迷っているときは、物事を決めてくれる。
「んー、そうだなー。じゃぁ、駿にしようかな笑」
「それは、残念なこった。俺にはいるからな〜もう。」
そう、こいつには可愛い恋人が既にいる。まぁ、違う学校だから知らないやつは多い。まだ、写真しか見たことがないが可愛かった。
俺が、「会いたい」と言うとなぜかいつも「ダメ」と言ってくる。なんでだろうな。
とまあ、いつものように教室で話をしていると周りから
「「キャーかっこいい!やっぱあの二人いいよねー」」
と騒いでいる。
「ねぇねぇ、みんなはどっち派?クールで優しい駿くんと可愛くて無邪気な優希くん!」
「どっちもいいよね〜。けど駿くんは頼りになるし爽やかだから駿くんかな〜」
「私は、優希くんかな〜。笑顔がちょー可愛いし遊園地とか一緒に行ったりしたら同じテンションで楽しめそうだから。」
とか、言われている。
「また、やってるよ。女子たち。」
「まあ、いいじゃん。モテてるんだし。女子に移れば?」
「やだ〜。諦めない!いつか、絶対に言う!」
「おう、その意気だ。頑張れ。」
と話をしているとまたもや女子たちが、
「「キャーー!!守くんが来たわよーー!!」」
言い忘れてたが守はモデルをやっている。最近では、テレビ出演し始め全国的に名が知られてきた。
兄としては、とても嬉しいんだが一人の男としてはやはり気が気でない。いつ、守が誰のものとなるのかは時間の問題だ。
「「やっぱ、生はちょーかっこいい!!目の保養だわ〜」」
「こら!あなたたち、守様の行く手を塞がないでもらえるかしら!私達、親衛隊を差し置いて勝手な行動を慎みなさい!」
と親衛隊までできている。すごい迫力だ。
「親衛隊の子たちありがとね。いつもご苦労様。」ニコッ
「「キャーー!!」」
「い、いえ!守様の高校生活を豊かにするためですから!!」
と、顔を真っ赤にしながら隊長は言った。
そうこうしているうちに、守が俺たちのクラスにやってきた。
「やあ、兄さん、駿。おはよう。」
「おう、守。おはよ。朝から大変だな〜おまえ。てかなんでいつも俺らのクラスにくるんだ?おまえ1年だから一つ下だろ。」
まあ、内心はとても嬉しいのだが。
「別にいいじゃないか。朝まともに挨拶できないんだから。駿と早く行っちゃうから。」
と、言いながら何故か駿の顔を見て行った。
なんか、モヤモヤするな。
「あ、そろそろSHR始まるね。じゃぁね」
と守は行ってしまった。
「なぁ、なんで駿を見て言ったんだ?もしかして、駿に気があるのかな。」
「それは、ないと思うぞ。(今のは完全に睨んでたな。おお、怖!お互いに早く素直になればいいのに)」
「それならいいんだけどさ。」




