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98.桜花国記(フォルフェバレク国内の実情)


 桜花と条約を結び食糧を得たフォルフェバレクの国民は、困窮こんきゅうしていた食糧が改善されようやく一息つける状況となった一方、貴族階級の者達はそうではなかった。


 先の戦争の爪痕がまだ残るフォルフェバレク

 その原因で今なお脅威として存在する北のケルファルト大帝国


 そんな北の脅威を感じながらも、ようやく食糧問題が解決したにもかかわらず新たな問題が噴出していた。

 その問題とはフォルフェバレク国内の貴族による内部対立である。


 今までは、最大派閥のアルガス内務卿派が、それら貴族の問題を押さえていた。

 しかし、ここに来て現在の貴族社会に不満を持つ者達が、団結して声を上げ始めたからだ。


 「何故にぬゆえ内務卿ないむきょうは、魔族と手を結ばれたのかっ!」

 「魔族は人類の敵だ!」

 「そうだっ! そのような者達から食糧と物資を交換するなんて内務卿は乱心されたのか!」

 「聖光教の教えに反する行為は、ゆるせん!」

 「今こそ軍務卿の力で女王陛下のそばに巣くう害虫むしけらを退治するべきだ!」


 このような事を声高こわだかに叫ぶ者達

 しかも不平貴族の全てが今回の条約に反対であり破棄すべきと考え、その全てが聖光教の信者であった。





 王宮会議室


 女王であるアイリスが臨席りんせきする中

 国政、軍務、外交を預かる3人が机を並べ苦虫を噛み潰した表情を作る。


 「やれやれ、馬鹿どもは何も分かっていないのだな」


 これは乱心者と揶揄ゆやされたアルガス内務卿の言葉だ。

 高位の貴族で貴族内の最大派閥の長あり内務卿という国の内政を握る権力者の彼にすればこの様な誹謗中傷は日常茶飯事なので、いつもは取るに足らぬと笑い飛ばすが今回は怒りに震えていた。


 「まったくですな、しかも我々を害虫とは……どちらが害虫であろうか!」


 同じく憤慨ふんがいしているのは、西の港湾都市 フィレーナを領地に持つナバル・セレーン子爵

 彼は、今回の条約締結に尽力した上、その情報収集分析能力などを高く評価したアイリスと、もともとナバルの才能を高く買っていた派閥の長であるアルガスから外務卿への推薦を受けていた。

 もともとは孫への教育のために続けていた領主代行だったので当初は渋っていたナバルだったが、2人の強い要請のもあり今回、外務卿へ任官する事とあいなった。

 もちろんナバル自身にも少なからず思惑はある。

次期セレーン子爵である孫へのはくが付き自分無き後も孫の地位が保たれる意味合いも含まれているからだ。


 「民の事を思っての条約だと言うのに、理解出来ないとは……」


 悲しさで眉を寄せるアイリス

 彼女にしてみれば貴族は王族に仕える戦士の様な存在だが、国民は国のために無くてはならない大切な存在である。

 そんな国を組織するのに重要な存在に対しないがしろにした発言をする貴族に心を痛めていた。


 「……はぁーーっ、まことに申し訳御座いません」


 1人暗い表情をし溜息を吐いたのは、軍務卿のハルダー

 彼がなぜ暗い表情なのかと言えば、その不平不満を叫んでいる貴族が何故か自分の周りに集まっており、「条約を破棄しろ!」「内務卿を失権させろ!」だのと言ってくる。

 しかも毎日

 上位の貴族もいるので無下にも出来ず言い分を聞くのだが、さすがにハルダーも頭が痛くなると言うものだ。


 そんな悩める軍務卿が謝罪すると、3人とも同情の念を送る。


 「いえ、軍務卿が謝る必要は、ありませんよ」

 「うむ、馬鹿をやってるのは、アヤツじゃ」

 「ハルダー軍務卿の心中お察しします。 ですが、あなたのお蔭でヤツ等の暴発も抑えられていると言うもの」


 3人ともハルダーへ責任を追及しようなんて微塵も思っていない。

 だからこそ、その頭痛の原因を取り除くために悩んでいるのだ。


 「今もアヤツ等は、ワシと軍務卿が会議で争っておると思っているのだ。 卿には苦労をさせるが、もう少し辛抱してくれ」

 「ええ、内務卿、その言葉は分かっているのですが……彼の国、オウカへの訪問について問題が山積しているのです」


 ハルダーの言う問題とは、少ない人数で訪問しようと外務卿であるナバルが桜花の外交官を通じ調整しているのだが、それに馬鹿貴族が過剰に反応しているのだ。

 「女王陛下が向かうのに護衛が少なすぎる!」 「信用できない! 魔族だから必ず女王陛下を亡き者にしようとする!」 などと騒いでいた。

 ようは、行くなと言ってるに他ならない。


 「他にも兵を船に乗せて魔界に侵攻しよう! などと、馬鹿な事を言い出す者までいます」

 「愚か者が……」

 「相手の事を知らずにケンカを売ろうとは、無知蒙昧むちもうまいとはこの事ですな!」

 

 これには全員呆れ返っていた。


 有名な言葉にこうある。

 かれを知りおのれを知れば百戦殆ひゃくせんあやうからず

 敵と味方の実情をしっていれば百戦しても負けることは無い! と言っているのだが、ハルダーに「侵攻しろ!」と言った馬鹿貴族は、敵とする相手の事すら分かっていない。

 それに加え自分の国の実情も本当の敵についても分かっていないのだ。

 

 だからこそ呆れるしかない。


 そんな中、アイリスだけが毅然と発言した。


 「攻め込むつもりなど毛頭ありません! あの時にも言ったように少ない人数で我が国に足を運んで頂いたオウカ国王に友好と信頼のために行くのです! 外務卿、あちらの外交官はどの程度の人数が望ましいと

?」

 「ハッ! ……その……申し上げにくいのですが」

 「構いません!」

 「ハハッ! オウカに向かう人数は、50人程度に収めて欲しいと要望がありました。 もちろん交渉は続けておりますが、何とも……」


 ナバルの事は、アイリスやアルガス、それにハルダーも含め有能であると太鼓判を押していた。

 それは何も情報収集と分析だけでなく、領地経営から商売の取引から、政争の駆け引きも含まれている。

 だからこそ外交能力も低くはなく、それにナバル自身が信頼する外交官も複数人で交渉しているのだから無能のはず無かった。


 「私は、その人数で問題ありません」

 「「女王陛下! それは、いくらなんでも……」」


 ハルダーとナバルが同時に声を上げる。

 それもそうだろう、ナバルが交渉しているが、護衛を人選するのは軍務卿のハルダーの役割りだった。

 そのような少人数では、万が一アイリスにもしもの事があれば対応できないからだ。


 「構いません! 私と……娘のクリス、それに侍従4名の6人が船に乗りますから、あとの人選は3人に任せます」

 「クリス様もですか!」


 アルガスは、椅子から立ち上がる勢いで驚く。

 アルガスは、王太子であるオスカーを次期国王にするため尽力していたが、王女であるクリスも可愛がっていた。

 それはもう、自分の孫の様に……。

 だからアルガスは、そんな未知の場所に可愛い王女も連れて行くと言うアイリスの言葉に驚きもする。


 「アルガス、オウカ国王マサキ殿は、王妃であるアルフィーナ様と2人揃って我が国に訪れたのは存じていますね」

 「ええ、存じ上げています……しかし、あの2人が本物と言う証拠も無く……」


 アルガスの言い分もそのとおりで、先にフォルフェバレクへ来た者が本物の桜花国王と王妃である証拠は無い。

 あるのは、来訪したマサキが桜花国王であると名乗ったのと、桜花の外交官が国王であると言っただけに過ぎないのだ。

 これを信用しろと言われても、あまりに情報量が少なすぎる。


 「軍務卿、2人が本物であるか否か、魔法省の検証結果は?」

 「はい……魔法省が行った調査ですが……」


 魔法省とは、フォルフェバレクで魔法技術の研究を行っている国家機関の事である。

 魔法なのでその性質上、軍事にも内政にも利用できるのだが、多くの国が軍事利用に力を入れており、ここフォルフェバレクでも同様だった。


 その魔法省は、調印するためフォルフェバレクに訪れたマサキとアルフィーナを秘密裏に調査をしており、もちろんアイリス並びにアルガス達も承知していた。

 そして、その調査結果が記された羊皮紙をハルダー自身が読み上げる。


 「魔力量調査では、アルフィーナなる女性の測定結果は、赤くまばゆく光り、これほどの光量は我が国の最高位にある魔法使いでも遠く及ばないモノと結果が出ました」

 「やはり赤き魔女……と言う訳か」


 その結果に半ば納得するアルガス


 今回の調査方法は、マサキがこの世界で初めて魔力の調査を行った時と同様に魔素を含む水晶玉による光り方で調査を行っている。

 ただし、秘密裏に行うため今回の調査では、直接水晶への接触ではなく会食中にマサキとアルフィーナが座る椅子に細工を施し、別室に水晶玉を配置し魔導金属を使って椅子と水晶玉を接続していた。

 相手に不信を抱かせぬために椅子は木製であったが、装飾の部分と床に設置する部分に魔導金属を施すといった細工なので相手に気付かれる事は無い。

 もちろん相手が桜花でなければ、と付け加えての話だが。


 「会談時に内容を踏まえると、赤き魔女本人である可能性が高いと思われます」

 「たしかによどみなく発せられた言葉の内容は、当時の資料と整合性が取れてます」


 ハルダーの調査結果のあとにナバルが補足する。

 これは、外交上必要と判断したナバルが、アイリスとアルガスに許可を貰い王家の歴史資料などで調査した内容だった。


 「私も直接お話を聞き、アルフィーナ様は赤き魔女様だと思われます」


 アイリスの言葉に全員が首肯する。

 当時の人間が生きている事に驚きはしたが、様々な調査分析でアルフィーナは赤き魔女だと判断したようだ。

 (ただし、王妃であるかについては判断を下していない)


 「続きまして、オウカ王 ソガ・マサキなる青年についてですが……」

 「? 何か問題がありましたか?」

 「いえ……いや、正確には、はい……になります」

 「どんな結果でも構いません。 軍務卿続きを」


 調査結果に言葉をにごすハルダーにアイリスは続きを促す。


 「ハッ、光り方の調査のため女性同様の細工を施し別室で行ったのですが……光ったと思った瞬間、水晶が砕けました」

 「「「はあ?」」」


 ハルダーの言葉を聞いた3人は、思わず声を揃える。

 それほどに意味の分からない調査結果だった。


 「その水晶が欠陥品じゃったのかっ!」

 「いいえ、魔法省の者達も内務卿同様の事を疑いましたが、割れた破片に魔力を通すと光る事を確認しましたので測定器自体に問題は無かったと……」


 魔素を含んだ水晶は、それ自体小さくなっても魔力を通せば光を灯す。

 ただし魔力量を一定とした場合、魔力測定用の水晶の大きさでその光の強弱は異なり、大きくなれば光は強く小さいと真っ暗にしなければ確認できないほどに弱くなってしまう。

 また、球体にすれば光は、均一に輝くため水晶玉に加工して使われていた。


 「つまり、どう言う事だ?」

 「……魔法省の推測ですが、青年の魔力量に水晶が耐え切れなかったと報告があります」

 「バッ、バカな! そんな水晶が砕けるほどの魔力量を持つ人間など聞いた事無いぞ!」

 「あくまで推測であります」

 「それでも、そんなバカな話は……」


 「内務卿」

 「ハッ! 失礼しました」


 慌てるアルガスにアイリスは静に声をかけると、アルガスの方も女王の前である事を忘れ発言していた事に恥じ頭を下げて腰を下ろした。


 「軍務卿の報告は以上ですか?」

 「私見でよろしければ一言御座います」

 「どうぞ、ここには私と3役のみ気兼ねなく話して下さい」

 「ではっ失礼して」


 アイリスの許可を受けたハルダーは、一度咳払いして話を始める。


 「私は、フィレーナにおいてナバル外務卿と2人で青年を迎えた事は、女王陛下はご存知かと思います」

 「存じてます」

 「その時、私は……その人物が何者か試すため剣で斬りかかるつもりでした」

 「何ですって!」


 個人の武勇にも秀で将軍としても実力の知られるハルダーが、そんな軽挙に出ようとはアイリスは思っても見なかったので驚きを隠せずにいた。

 国の軍を預かる以上、通常は来賓を守る側のハルダーである。

 その様な暴挙に出ればその国と戦争になるどころか周辺諸国からの信用も失ってしまうからだ。


 「もちろん斬りかかるつもりであり、本当に斬ろうとは毛頭考えてはおりません」

 「当たり前です! そんな事をすれば彼の国と戦争になるどころか、悪くすればケルファルトの再侵攻だって考えられます。 それに他ならぬ我が国の民に、あの時以上の苦しみを与えてしまう事は目に見えたからだ

事実!」

 「軽率な考えと深く反省しております」


 アイリスの怒りはもっともの事なのでハルダーは、アイリスの怒りの言葉に伏して反省の態を示す。

 

 「……しかし、この場で話したと言う事は、何か軍務卿にあったのですね」


 そう、ここでハルダーがこの話をしなければアイリスや他の者達もハルダーが、このような軽率な行動をしようとしていた事など知りようも無いのだ。


 「ハッ! 隠しても仕方ないので率直に申し上げますと、船上から降りてきたあの青年を目した私は、なぜこんな若造が降りてきたのだ? と愚弄ぐろうされたと怒りを感じました」


 マサキの見た目があまりにも若かったためハルダーは、オウカなる国が偽者を送り込んだと思ったようだ。

 もっとも見た目と年齢が違う事などハルダーが知りようも無いのだから無理もない。


 「しかし、その青年を目の前にした私は……情け無い話ですが、剣を振るどころか萎縮してしまったのです」

 「「「ッ!!!」」」


 ハルダーの言葉を聞いた3人は、驚きのあまり声を無くす。

 それほどにハルダーの言葉は耳を疑うものであった。

 ハルダーは、今では軍務卿という立場で軍の組織を統括する立場であるが、個人としての武勇は今でもフォルフェバレクにおいて1、2を争うほどの腕前がある。

 そんな彼が、マサキを目にした瞬間萎縮してしまい手も足も出せなかったと言っているのだ驚きもするだろう。


 「何かの魔法でしょうか?」

 「いいえ、女王陛下、もし私があの青年に斬りかかったとしても、恐らく刃が届く前に倒されていたのは私の方でしょう」


 ハルダーの様子から、ハルダーの言葉に嘘偽りが無い事は明らかだった。

 それほどにハルダーの姿が普段とかけ離れるほど弱々しく感じられた。


 「そう……ですか……、私には剣術の事は分かりませんがその話からすると、あの方は凄い使い手なのですね」

 「ご推察のとおり、細身ですが、腕前は私より上の事は間違いありません」

 「軍務卿! となると一歩間違えれば女王陛下にも危害が及んだと?」

 「いえ、内務卿、彼の者からは人を手にかけた特有の雰囲気は感じ取れませんでした。 おそらく殺人でなく活人にけているのでしょう」


 アルガスは、もしもの場合を考え内心焦っていたが、それは杞憂きゆうだとハルダーは返す。

 そう、だからハルダーは、剣で襲い掛かったとしても“殺されていた”ではなく“倒されていた”と言ったのだ。

 それほどまでに実力差を感じられたと言っているのに他ならなかった。


 「外務卿は、どの様に感じましたか?」

 「はい、私は軍務卿ほどの実力はありませんが、あの青年を目の前にした時、まったく動けずにいました」


 ナバル自身も幾多の戦場を駆けた経験を有している。

 ハルダーほどの武人ではないにしても、そんなナバルも動けなかったのだから武術にうとい者でも容易に推察出来るだろう。


 「しかも、それほどの者が自然体で自己紹介を始めたのですから、まったく……自分自身イヤになります」

 「軍務卿同じく、私は口を開けて呆然としてました」


 2人は相手の気に押され呆然としていた事に「いやはや情けない」や「歳は取りたくない」など続けた。

 しかし、一方のマサキは、実際の歳と見た目が違い申し訳ないと思っているのだから何とも言い難い。


 「ふう……つまり、軍務卿の言は、それだけの実力を持っている者だったと?」

 「はい、そのとおりです。 それだけの実力と魔力を有した者が、何もせず帰国したのです。 その者が……王か王の近い者と考えるのが自然化と……」


 アイリスに答えたハルダーは、最後の言葉に「魔王か魔王に近い者か」を付け加えて答えたかったが、あえてそれを飲み込む。

 それでは、聖光教の教えを信じているとえられかねない。

 この場には、その様な事を考える者はいないが、壁に耳あり障子にメアリーとも言うので不要な発言を控えた形になる。


 「ここまで聞いて内務卿は、まだ疑っていると?」

 「……王であるか無いかは置いて、実力が相当以上ある事は認めます」

 「では、話をこれまでと言う事で、乗船の人数は先ほど言ったとおりで」


 アイリスは、それだけ言うとこれ以上の案件も無いので席を立ち部屋を退出していった。

 残る3人も起立し、アイリスの姿が見えなくなるまで伏して見送ったのだった。


 「さて、軍務卿、女王陛下とクリス様が乗船される。 残りは文官数名、あとは護衛の者が守りを固めるべきであろう」

 「内務卿は御2人を行かせても良いと?」


 ハルダーは、突然のアルガスの申し出に聞き返した。


 「うむ、それにワシが何を言っても、女王陛下が今回決めた事を曲げる様な御人ではないじゃろう。 だから貴公に頼みたいのだが」

 「私に? 何でしょう?」

 「うむ、あの青年に敵わないと言ったが、軍務卿ほど武勇ともに信用出来る人物をワシは他に知らん。 だから今回の乗船に軍務卿も同乗してほしいのじゃ」

 「たしかに女王陛下の側に3役のうち誰か付かないといけませんが、私でよろしいのでしょうか?」


 本来だと外務卿であるナバルが付いていくのだが望ましいはずだが、アルガスはあえて軍務卿であるハルダーを指名した。


 「うむ、ここは軍務卿が良いじゃろう、ナバルは外務卿と言ってもワシの派閥じゃからのう」

 「……なるほど」


 アルガスは、女王アイリスと共にアルガスの派閥出身者であるナバルが側近と同行した場合の不平貴族の同行を気にかけていた。

 だから不平貴族が担ぎ上げたがっているハルダーを同行させる事によって、それらの不満を抑える狙いがあった。


 「王太子オスカー様には、ワシが全力で御守りする。 女王陛下とクリス様を頼む」

 「……分かりました。 微力ながら命がけで御守りします」


 ハルダーの言葉にアルガスとナバルは、無言で頷いてお互いの役割りを確認し合うのだった。



 こうしてフォルフェバレク側の桜花へ行く人員が決まる。

 それが後 《のち》に何を意味するかは、誰にも分からない……。

 

お読み頂き、ありがとう御座います。

さて、今回の本編で「あれ? マサキって武術の面でそんなに強いんだっけ?」 とお感じになると思います。

本来だと、本編のどこかに記載しようと考えているのですが、いつになるか分からないのでココにチョットだけ書くと、女神から付与された能力、魔力量最大、年齢固定(20歳)劣化無し、無限収納、脳内通信接続(下位互換に魔素通信脳内接続)、ミナ(←チート)です。


がっ! 実は、もう1つあります。

第1話に載っていますので確認してもらえれば幸いです。(前にもどこかに書いた記憶が……)


では、何で歴戦の猛者であるハルダーが、手も足も出ない程強いの? と言えば、

マサキは、毎日体を動かす事(鍛錬)を怠っていません。

これは、幼少期に鍛えられた近所の爺さんの話から、現在まで続いています。

主に古武術(剣術、柔術、合気などなど)、少しだけ神社への剣技奉納などの話も載っています。

これらの鍛錬を幼少期から100年間やっており、また、ハッキリとは書いておりませんがボルガ、ドルフなどと試合などもしております。

これらの事から経験年数、力の差で勝てないとハルダーは感じたと思って下さい。


以上、本来ですと本編作中で書く事を、軽くご説明いたします。

もっとも、ハルダーが襲い掛かったとしてもスーパー冥途部隊によって、本当に冥途に送られたことでしょう。(ドルフの様に……本当に惜しいヤツだったよ)「生きてるよ!」

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