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詩集<Cold Seep>

彷徨う心は檻の中

作者: papiko

人は生まれながらにして罪人です

いいえ、違います


生きながらにして咎人(とがにん)です


赤ん坊には本能しかありません

自我がめばえ、意識と無意識が生じます


それゆえに

生きながらに罪を犯す

些細なことから巨悪まで

いくらでも


意識的に

無意識的に


直接的に

間接的に


地上の楽園は

うたかたの夢のようなもの


ここは天国でも地獄でもありません

ここはおそらく煉獄でしょう


彷徨う心を魂と呼ぶのなら


ここは煉獄

天国の扉をあけることも

地獄に落ちることも許されぬ


哀れな(こころ)の閉じ込められた

寂しく冷たい檻なのでしょう


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― 新着の感想 ―
[良い点] 人は無意識のうちに罪を犯してしまう生き物なのかも知れませんね。それでもどうにか好意を持つ人には優しくしたいと思って足掻いて過して行くのかも知れないと考えました。印象深い詩をご執筆ありがとう…
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