ステージ1 〜ダガッキ活性化作戦〜
ステージ1 〜ダガッキ活性化作戦〜
「ねぇ、どう思う?」
「どうって言われても・・・。」
未来に詰め寄られて困惑する飛鳥。
現在2人は音ゲー部の活動拠点であるゲームセンターにいるのではなく、飛鳥の部屋にいる。
遡ること1時間前、突然飛鳥のスマートフォンに未来からの着信が来たな否や今から遊びに行くという一言で電話が切れた。
そして数分後、未来が部屋へ押しかけてきて今に至る。
「ミライ・ダガッキの扱いが不当って突然言われても、なんともいえないよ。」
未来が押しかけて来た理由、それはミライ・ダガッキのこれからについての意見を飛鳥に聞くためだ。
ミライ・ダガッキは正直言ってプレー人口の少なさは1,2を争うだろう。
他のメイン機種と比べたら簡素なものであるし難易度も比較的低い。
そしてバチでタムを叩くゲームなのだが、バチも重く太いので手に負担が掛かりやすい。
オマケに解禁曲全てが解放されるというまさにハローポップンミュージックに代表されるサイド機種のような扱いを受けている。
ダガッキをメイン機種としている未来にとってこの問題は深刻なものだ。
そこで友達である飛鳥に助けを求めたのだ。
「ゲーム性の問題だと思うし、そもそもハロポプ路線で作ったんじゃないの?」
未来の妙な熱意に呆れたような口調で飛鳥は返答する。
「あんなに面白いのに何がいけないんだろうか。」
「じゃあダガッキの良いところ挙げてみてよ。」
飛鳥はそう言うと未来は指を折りながら良いところを言っていく。
「先ずは1人用モードと協力モード、対戦モードやカップルモードなど様々な遊びができるでしょ?それと移植曲がたくさんあるし、ドラマーになった気分になれるでしょ?」
「はい、ストップストップ。それくらいでいいよ。」
恐らくこのままにして置くと時間が掛かるだろうと思い1度ストップを掛ける。
「確かにいろんなモードがあるのは魅力的だと思うけどさ、他は他機種にも言えるでしょ?それに最後のやつはもっと適任な機種あるし。」
「何を言うか、移植曲も有名どころから珍しいものまで幅広くあるんだよ。」
「じゃあどんなのあるの?」
「有名だと隅田川とか灼熱とか◯ちん◯んCANDYとか、珍しいやつだとブルマとかLondonとか、あと嘆きの樹があったのも驚いた。」
「なんか途中変なのがあったような気がするけど、確かに他にないのもあるね。」
ブルマなんてダガッキ以外に移植されてなくね?と少々驚く飛鳥。
「それにリズムも多分だけどドラムに合わせてると思う。これはドラマーの気分になれるよ。」
「ドラマニぇ。」
「このことからダガッキはメイン機種でもいいと思うんだよ飛鳥。」
正直飛鳥からすれば酷くどうでもいい内容であるが、友のため取り得ず肯定しておく。
「そうか、未来の熱意が伝わったよ。それじゃあ話も終わったしそろそろ・・・」
飛鳥が言い終わる前に未来は飛鳥の手を掴んだ。
「伝わったんだね?じゃあ早速やりにゲーセン行こか。」
「え?」
突然の出来事に反応できない飛鳥。
それをよそに慣れた手つきで飛鳥を拉致する未来。
「・・・まさか実際にやりに行くとは思わなかったとです。」
呆然とする飛鳥だが、よくよく考えると未来とゲームをするのが嫌いな訳ではないし寧ろ久し振りに2人でゲームセンターへ来たのだから悪い状況ではなかった。
ただ、今日は一日中ゴロゴロするぞーと意気込んでいたタイミングでこれはないだろと思う飛鳥であった。
2人はダガッキで一通り遊んだので休憩スペースで暇を潰していた。
「ね、楽しかったでしょ?」
「まあ、確かに楽しかったよ。」
でも2曲設定はなぁと呟く飛鳥。
余談ではあるが3曲設定の店舗もあるようだ。
「個人的にはボーナスタイム?よくわかんないけど緑のチップが落ちてくるとき、1ミスしたら数秒間フリーズっていうのはどうかとは思った。」
「ふんふん。」
「それとカップルモードのときに相性診断あるけど、正直いらないんじゃないかな?」
「成る程。」
先ほどから頷きながらメモを取る未来を不審に思う飛鳥。
そしてガタッと音を立て未来は椅子から立ち上がった。
「ダガッキを良くするためにこれを本社へ届けに行こう。」
「ちょっと待って未来!そんなの受理されないよ!ってか今回行動力高すぎィ!」
ダガッキに打打打打打打打打打打は(主に名前が)ピッタリだから移植されないかなと最近思ってます、作者です。
今回はミライ・ダガッキです。
KACでは事前に行った決勝戦で勝ち残った人の報告と賞状授与だけで終わってしまう悲しい機種です。
他と同様KACで決勝戦やらしてあげればいいのに。
そんなダガッキも全曲解放されたりと稼働終了フラグが立ちましたがそんなことはありませんでしたね。
たくさん曲があるので是非皆さん1度はやってみてください。
それと今回未来はやけに行動力が高かったですが、恐らく興奮してるだけであり次回からは平常心を保って大人しくなってると思います。(多分ですが)
今回はここまでとします。
それではまた次回。




