表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音ゲー部!  作者: day
第1章 〜Welcome to MUSIC GAMEs〜
41/56

Final TRACK 〜vs2012メドレー〜

Final TRACK 〜vs2012メドレー〜


「さて、そろそろボルテやろうかな。」


三井は椅子から立ち上がり筐体へと向かった。


太田もつられるようについていく。


「どんな感じか見てもいいですか?」


「ええ、邪魔にならない程度なら。」


そう言って三井はゲーム開始までの操作を慣れた手つきで進めていく。



三井の実力は魔騎士の中〜上位くらいであり、ランカーレベルの実力を持ち合わせてはいない。


大方のレベル15はクリア済みではあるがスコアについては上位者と比べたら月とすっぽんである。


しかし、太田から見ればクリア出来るだけで尊敬に値するレベルだ。


今も尚レベル15をクリアする三井を太田は口を開けて見ている。


「さて、次で最後ね。」


三井はツマミをクルクル回しながらどの曲をやろうかと考えている。


そこで良さそうな曲を見つけ、ボタンを押す。


「あ、これって2012メドレーのやつですよね?」


「正確にはKAC 2012 ULTIMATE MEDLEY -HISTORIA SOUND VOLTEX-ね。まあ、長ったらしいから2012メドレーでいいけど。」


三井の最後に決めた曲であるKAC 2012 ULTIMATE MEDLEY -HISTORIA SOUND VOLTEX-は4th KACで乱入クエストの如く現れた過去曲の集合体である。


2012年、無印ボルテ時代に『KAC2012オリジナル楽曲コンテスト』で採用された全12曲のメドレーであり、初代プレイヤーの想い出が詰まった曲だ。


使われている曲のレベルは殆どが低難易度であり一見楽に見られがちだが、BPMが200で固定されており、殆どの曲は通常よりも速いBPMになっている。


さらに最後はレベル15が4曲連続で襲いかかってきて、ラストはあの曲で締めとなっているので生半可な腕ではクリアは出来ないだろう。


因みに三井がやるのはEXHである。


GRAは「無理、あんなの見えるわけない」とのことである。



そして三井のプレーが始まった。


出だしから順調にスコアを伸ばしていく。


元曲が大体レベル13なので当然ではあるが、それにしてもCRITICAL以外を出す気配が一向にない。流石魔騎士と言ったところか。


曲も後半へ差し掛かり、ここで第1の関門、大宇宙ステージに突入した。


鍵盤だけの乱打、乱打、兎に角乱打であり一歩間違えると芋ずる式にERRORを起こしてしまう。


三井もここでついにNEARが出てしまう。


一瞬リズムが崩れかけたが即座に立て直し、CHAINを繋げていく。


ここを抜ければ一先ず安心、休憩地帯に入るがそれも束の間、直ぐにPANIC HOLICの直角階段が待っている。


そして第2の関門、croiXとgott地帯がやってくる。


croiXとgottが絶妙なタイミングでリレーしていくそれは正に兄弟からの一斉攻撃を受けているようだ。


ここでついにERRORを出してしまうが、危なげなく難所を突破していく。


嬬武器兄弟の猛攻を抜けたがここで終わってくれるほどボルテは甘くない。


寧ろ終わらせにくるのだ。


ヤツが来る。


画面奥の下から上がってくるそれは全身水色に近い青に染まっており、体は腹筋が6つに割れていて腕も筋肉隆々であるが下半身はそれ程でもないというKB◯ITを連想させる。


ボルテナイザー・マキシマ、ヤツが最後の番人。


そして第3の関門、Max Burning!!だ。


当時最難曲であったMax Burning!!であるが現在はインフレの影響でトップの座を明け渡された。


しかし今尚その難しさは健在であり、数々の麗華や雷電を葬っている。


この曲の難しさも恐らく殆どがこいつの所為であろう。


だが現在のプレイヤーは魔騎士の三井だ。


所々目立つミスはあるものの普通にクリア。


奥にいるマキシマも「HAHAHA」と苦笑いしているように見える。



「これで1クレ終わったけど、どうだった?」


「やっぱり凄いですね。目が追いつきませんでした。」


特に最後のツマミは意味わかりませんでした、と清々しく答える太田。


「まあ、ここまで出来るようになれとは言わないわ。でもマルチプレイヤーを目指すのならボルテもある程度出来るようにしなさいよ。」



太田の入部当時、三井は彼のマルチプレイヤー宣言を話半分に聞いていた。


しかし、今日のたわいも無い話で音ゲーに対する熱を僅かながらも確かに感じていた。


この眼の前にいる少年は、いつか本当にマルチプレイヤーと呼ばれる存在になるだろう。



“俺はマルチになる。音ゲーが好きだからな”



そういえばあの人もそういってたな、と三井は懐かしくももう忘れた方がいいと決めていた言葉をふと思い出した。



「あの、三井先輩?」


太田は突然上の空になった三井を不審に思い話しかけていた。


「あっと、ごめん。ちょっと考え事をしてたわ。」


その場を適当に誤魔化す三井。


《彼なら、音ゲーが好きな彼なら、本当になれるかもしれないわね。》









皆さん、やっとボルテらしいものが書けましたよ。


今回は正真正銘ボルテ回です。


4th KACのことは書いた方がいいかなって思ってたんですが、これ以上ゲームしないのはマズイと思いまして4th KACに欠かせない曲をプレーしてもらいました。


私も稼働して間もない頃からやっていたので懐かしい記憶が蘇る・・・と言いたいところですが、実はこの頃はボルテに付いては無知だったので曲が追加されてたことすら知りませんでした。


まあ昔はjubeat一筋だったんで仕方ないね。



ボルテも終わりとうとう残るはダガッキのみとなりました。


(ダガッキでどんなこと書けばいいんだよ・・・)



私の本音が出たところで、今回はこのへんで終わります。


それではまた次回。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ