1st ROUND 〜あさきの世界〜
1st ROUND 〜あさきの世界〜
とある放課後、いつもの如くゲームセンターで音ゲーをしている太田は最近手を出していなかったリフレクをしようかなと考えてる最中であった。
「リフレクかー。最近やってなかったけど久しぶりにやろうかな。」
太田は現在レベル9ができるくらいになっている。
しかしいざやると久しぶりのせいかクリア安定していた曲が逆ボまで落ちていた。
「うう、ちゃんとやっとけばよかった。」
太田がショックを受けていると、如何にもポワポワしている感じの青年がリフレクをやりに来た。
「太田くん今日はリフレクやってるんだね。」
「反町先輩こんにちわ。久しぶりにやったら腕が落ちてました・・・。」
「継続は大切だからね。」
反町はそう言いながら太田が退いた筐体にe-passを当ててゲームを始めた。
モードセレクト画面ではオンラインプレーではないパステルワンダークエストを選んだ。
「そうそう、今イベントやってるんだよね。」
「そうなんですか、どんなのですか?」
「パステルワンダークエストでね、あさきの世界っていうステージが出たんだよ。」
「あさきってあのあさきですか?」
あさきとはKONAMIに所属しているコンポーザーである。
主にギターの曲を提供しているため、そしてギタドラのサウンドディレクターを過去にしていたためギタドラをやっている人で知らない人はいないだろう。
曲調はダークで不気味な曲が多く、それがジャケットにまで反映されている。
また、曲名や歌詞に難しい漢字や言葉を使っているので厨二患者にはうってつけであろう。
しかし最近はネタ曲が多く、お米タルや野球のことがよくわかる(ジャンル名)など面白おかしい曲を出している。
そして1番重要なのが、思考回路が人と違うのである。
曲の所為もあってか少しサイケなところがあり他のコンポーザーと違う思考をしている。
「で、あさきの世界っていうのがこれだよ。」
反町が画面をタッチすると明るい感じのステージから一転して不気味なステージへと変わった。
薄暗いステージでBGMも子供の歌い声が奇妙に流れ続けている。
「うわ、なんですかこれ。」
太田は不気味に思いながらも画面を見る。
「あさきだもん、しょうがないね。」
「そ、そうですね。」
太田と反町は苦笑しながら話していると、BGMの子供の声に混じって別の声が聞こえてきた。
「ん?反町先輩今なんか言いました?」
「いや、君じゃないの?」
そしてもう1度、BGMに混ざり声が聞こえる。
こっちにおいでよ
「!?今ハッキリと声が・・・」
その瞬間、視界が急に暗転し、意識が一瞬にして遠退いた。
意識が/反転/する。
「・・・はっ!こ、ここは?」
太田が目を覚ますとさっきまで居たゲームセンターとは全然違う場所にいた。
辺りは薄暗く、蝶々のような虫や風車、鳥居などが見える。
「おーい、太田くん。」
太田は振り返ると反町が太田の名前を呼びながら向かってきた。
「反町先輩、ここどこですか?」
「さあ、僕に聞かれても・・・。」
とりあえず道なりに進もうか、という反町の案で太田一行は前へ進むことにした。
周りには建物や車が全くない、田舎のような場所であった。
いや、田舎よりもないのかもしれない。
そんな道を歩いているときだった。
ガサガサッと茂みから動物の草を揺らすような音が聞こえた。
「ひっ、なんかいる!」
太田が情けない声を出すと、なにかは2人の前へ飛び出してきた。
「こ、これは・・・赤ちゃん?」
そう、2人の前には赤ちゃんのようなものが現れたのだ。
「あんたら誰や。」
そして赤ちゃんのようなものはいきなり関西弁で話しかけてきた。
「キャーーシャベッターーー!」
「そこ五月蝿いわ。赤ちゃんが喋るのがそんなに珍しいんか。」
パニックになっている太田をほっといて赤ちゃんのようなものは反町に話しかけた。
「そんなことより誰なんや。なんかネズミみたいのが来る予感がしてたんだけどえらく違うにいちゃんたちが来たじゃんか。おじさんビックリだわ。赤ちゃんやけど。」
「僕は反町、彼は太田っていうんだ。」
反町はいつものような調子で自己紹介をする。
こんなときにも動じないのは流石と言えるだろう。
「反町と太田か。まあええわ、ならお前らと勝負するか。」
「勝負?なにするの?」
反町は尋ねると赤ちゃんのようなものは少し先にある電気で光っているものを指差した。
「あれや。」
「これは・・・リフレク?」
「そうや、これで勝負や。」
赤ちゃんのようなもの曰く、ローカルバトルでスコアの高かったほうが勝ちというルールのようだ。
「こんなかから選びーや。」
「全部あさき曲だね。まあ予想はできてたけど。」
そして反町と赤ちゃんのようなものとのバトルが始まった。
結果は反町の圧勝であった。
「まさか負けるとは・・・あんたなかなかやるんやな。」
赤ちゃんのようなものはそう言うとその場を去っていった。
「あ、先輩お疲れ様です。」
いつの間にか平常心を取り戻した太田はバトルが終わった反町へ駆け寄った。
「なんとかなったね。それよりここがなんなのかわかったよ。」
「え?本当ですか?」
「ここは恐らくだけど、あさきの世界だよ。」
「・・・え?」
太田は反町の発言の意味がわからずキョトンとした。
「この景色は正しくあさきの世界そのものだし今の赤ちゃんも実際にゲーム内で出てくるキャラだし、選曲が全てあさきの曲だったんだ。」
「なんか信じられないですけど、現実に起きてるから信じるしかないですね。」
太田が納得したところで反町はこれからのことについて話し出した。
「ここから抜け出すにはやっぱり最後まで進むしかなさそうだね。」
「じゃあ最後のボスを倒すまで帰れないんですか。」
「まあなんとかなるよ。」
反町は相変わらずの様子で進んでいった。
初の次回へ続くですね。
というわけで今回はリフレクでした。
あさきの世界・・・色んな意味で恐ろしい場所です。
私も実際にやったんですが、BGMの所為でSAN値がなくなりそうになりました。
そしてなによりボスの体力が多すぎる。
レベル9とか10じゃ全然減りません。
黒点や太陽の子が唯一のレベル10+なのでそればかり連奏するんですが、それでも1STAGEで1000弱しか減らないのでボス1体倒すのに2クレくらいつかうことになります。
なので私はまだ最後まで進んでません。
次回までにはクリアするよう頑張ります。
そうしないと話が進まないんでね。
それではまた次回。
前回を投稿してから今回までの間についにユニーク数が1000を超えることができました!
これはつまりこの音ゲー部!を見てくださる方が1000人を突破したということですね。
その記念にちょっとやりたいことがあります。
それはズバリ、閲覧者さんの質問に答えようという企画です。
とは言っても普通になにか聞きたいことを書いてほしいだけなんですよね。
例えばキャラクターについて現段階で言える設定や私についてなどなんでもいいです。
たかだか1000いっただけで調子乗るなと思われる方もいると思いますが、重々承知しています。
実際1000くらいじゃ影響力もなにもないでしょう。
それでも折角1000超えをしたのでどのような方が読んでくれているのかという実験も兼ねてやろうと考えています。
そんなわけで質問や感想などを書いてくれる方がいるのならば、何卒お願いします。




