2nd STAGE 〜段位認定〜
2nd STAGE 〜段位認定〜
「部長!段位やりたいです!」
縦皿は太田の勢いに圧倒されそうになりながらどうするべきか考えていた。
今から数分前、太田が何気なく縦皿に聞いたことから始まった。
「そういえば段位認定ってのがあるんですよね?」
「ああ、弐寺では欠かせないものだ。」
段位は七級から十段、そしてその上をいく皆伝まである。
段位は自分の実力を示す一因であり一種のステータスでもあるのだ。
また、段位によってSTANDARDモードにおける選曲制限が緩和され、六段取得でSP・DPとも☆9以下に、七段取得で☆10以下に緩和され、八段以上は段数に加えてプレー回数が緩和要件になっている。
「部長は何段なんですか?」
「私は今十段だな。」
部長なだけありかなりの高段位である。
ただ皿が全然できないという欠点があるのだが。
「段位・・・か。」
太田は少し考えて、縦皿に問いかけた。
「部長、僕って何段くらいとれますかね?」
「そうだな、五級くらいならとれそうだが・・・」
縦皿は正直まだ段位は早いと考えていた。
何故なら今のレベルで段位をとる必要はないし、段位に取り憑かれる恐れがあると思っているからだ。
しかし太田はそんなこともつゆ知らず意気揚々と縦皿の危惧する言葉を放つ。
「部長!段位やりたいです!」
そして現在に至る。
こんなにやりたそうにする部員を無下にするのは部長として心苦しいが、縦皿はやんわりと説得を試みる。
「いや、やりたいといってもまだ練習して上の段位を目指すのをだな。」
「段位やりたいです!」
「こんなこというのもあれだが五級をとってもなぁ。」
「段位やりたいです!」
「そ、それよりも階段と同時押しの練習を。」
「段位やりたいです!」
「・・・わかった。五級を挑戦してみろ。」
部長、部員の勢いに負ける。
そして太田は意気揚々と五級を受けにいった。
「まあ、一発で受かれば言うことないが。」
五級は全て☆4で統一されており、☆4がクリアできるのならとるのはそう難しくはない。
だが段位認定は段位ゲージというゲージが空になるとクリアミスとなる仕様なのでBADハマりなど大量にBADを出したりすると直ぐにクリアミスする恐れがある。
「段位ゲージは引き継ぎ形式だから気をつけろよ。」
縦皿はそれだけ注意し、見守ることにした。
五級最初の1曲目は・・・
<おーっほっほ、私よ?
突撃!ガラスのニーソ姫!である。
太田は突然の電波曲にフリーズしそうになったがなんとか耐え無事に1曲目を終えた。
「・・・なんすかこれ。」
「・・・電波だ。」
それから太田は2曲目3曲目も軽快にクリアしていき、ついに最後の曲となった。
「最後はバビロニアか。さて、練習の成果は見られるかな?」
現在ゲージは80%、普通なら簡単に逃げ切れる範囲だろう。
しかしこの曲は☆4にしては異様に長い階段がある。
いくら☆4適正とはいえこれを超えるのはなかなか難しいだろう。
「うっ、階段がキツイ。」
太田は縦皿に教わった通り指を速く動かし階段を処理していく。
しかしまだ完全には出来ておらず、とりこぼしの所為でゲージがどんどん削られていく。
80%もあったゲージが60、40、ついには30%になっていた。
「これが最後の山場だ!踏ん張れ!」
縦皿も自然と熱くなり太田に激励を浴びせた。
「こ、これで、終わりだー!」
曲が終わり、画面がリザルト画面へと移動する。
「や、やったー!五級受かったー!」
画面には五級合格という文字が浮かび上がる。
「よくやったな。おめでとう。」
「ありがとうございます!これで僕も段位持ちかー。」
「段位を持つとモチベーションも上がるからな、この調子で頑張れ。」
縦皿の心配は杞憂に終わり、太田は無事に段位を獲得した。
この姿に縦皿も心打たれ、皿曲克服のためチェッキン穴ハードを目指すのはまた別の話である。
段位が上がると嬉しいですよね。
私も最近九段合格しまして、それはもう本当に嬉しくて曲が終わると同時に雄叫びあげながら昇竜拳しましたからね(笑)
その回ってる最中に並んでいる人の姿を確認したときは恥ずかしくなりましたが。
私が五級を受けるときは既に☆6がクリア安定していましたからすんなりと合格出来ましたね。
その代わり二級のライオンにガオーされまくりましたんですけどね。
これから二級を受ける方はガオーされないように気をつけてくださいね。(あと七段受ける方も)
それではまた次回。




