FinalTune 〜天下一音ゲ祭〜
FinalTune 〜天下一音ゲ祭〜
「そういえばさ、いろんなところからFlowerが聞こえるよね。」
順番待ちをする最中に反町は帯人に何気なく世間話をした。
ここは過疎化してると言っても音ゲー部メンバーしかこないというわけではない。
近所の中学生から社会人であろう大人もたまに息抜きに来ることもあるのだ。
そして今は割と人が多い状態となっている。
「そりゃ、12機種に収録されてるからね。」
帯人はさらっと凄いことを言い放った。
「12?そんなにあったっけ?」
反町は、記憶では確かKONAMI機種は10機種だったはずだと思想を巡らしていた。
「知らないの?他社の機種にも入ったんだよ。」
「そうなんだー、知らなかったよ。」
「天下一音ゲ祭っていって、jubeat、maimai、太鼓の達人、groove coasterがコラボしてそれぞれの曲を移植しあったんだ。」
確かに今も太鼓やグルコスからFlowerが流れている。
maimaiに至ってはムービーも移植されたらしく、ドラム缶型洗濯機の中でKONAMIのコンポーザーがDJをしていた。
「帯人くんは他の機種でFlowerやったりはしないの?」
「まあ太鼓は精々難しいがクリアできる程度かな。maimaiはmaster譜面出せないし、グルコスに至ってはやったことないし。」
どうやら帯人はjubeat以外はあまり得意ではないようだ。
「でも凄いことだよね、他社とのコラボなんて。」
「うん。昔はSEGAとナムコとタイトーのコラボ企画があって、KONAMIはハブられてたんだけど、まさかKONAMIが他社と手を取り合う日が来るなんてね。」
KONAMIはどうやら音ゲーに関しては他社に当たりがキツかったようだ。
自社が保有している特許に絡めて多くのゲーム会社を無差別に訴えていったという過去もあるらしい。
そんなKONAMIが他社と組むのは音ゲーマーから見たら、まさに歴史の動く瞬間だと感じるだろう。
「移植しあうってことはjubeatにも曲がはいったんでしょ?」
「そうだよ。太鼓からはきたさいたま2000、maimaiからはGarakuta Doll Play、グルコスからはGot more raves?が移植されたんだ。」
「太鼓の曲だけなら聞いたことあるよ、有名だもんね。」
そんな感じで話していたら帯人たちの番が来たようだ。
「なあ、一緒にやらない?天下一音ゲ祭の曲やろうぜ。」
「いいよ。お手柔らかにね。」
実は天下一音ゲ祭はただの移植企画じゃないんですよ。
作中では語られてなかったんですが、もともとAOUが4機種の全国大会を開催するというのが主旨なんです。
移植はオマケみたいなものです。(実際のところ大会は盛大にこけた様子)
私もjubeatで予選に参加したんですが、なんと見事に1位通過したんですよ。
なぜなら私1人しか参加者いなかったんでね(泣)
まあ、KACもありますし優勝したから何か貰えるってわけでもなくなんも旨味がないので参加する人が全国的に少なかったようです。
ただ、決勝進出者からプロゲーマーを出すという話を聞いたのですが、実際どうなるのやら。
移植という意味では大成功したのでまたこの様な機会があったらいいなと思います。
それではまた次回。




