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人生の終わり  作者: haruka
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同窓会

同窓会って学校やクラスによって開催頻度が異なる。


私の学校というか?クラスは開催頻度は少なく「同窓会」という単語は縁遠いものだと思っていた。

最後にやったのはいつだったのだろうか?

思い出せないってことは5年以上前だったということは間違えないということだけ分かった。


かといって、自分が主催するような立場にもないし、だれに頼んでいいのか分からない。

そんな時に、中学校の同級生とインスタで別件の連絡を取っていた。

「最近会ってないけど、皆どうしてるのかな?」

「同窓会したいよね」

と社交辞令のようなやり取りを女友だちとしていた。


まさか、このやりとりが本当に同窓会を開催するなんて、当時の私には考えてもみなかったのだ。


私が中学校の時、クラスは30人ちょっとだったと思う。

全員集めるなんて30歳を超えてくると難しい。

正直、中学生という多感な時期でいじめられた経験もあって、参加するメンバーによってはやめようかと思っていた。


だけど、30歳を超えてきて、中学生のままの考え方の人なんているのだろうか?

と思う自分もいて「怖いけど参加をしたい」気持ちが勝ってきていた。


幸いなことに、うちの夫は束縛がきついタイプではなかったので、同窓会に行くことだけを告げた。

よく言う「同窓会をきっかけに不倫ってこともあるから」とは夫には言われていて、参加するメンバーをLINEで見ていたら、絶対にそんなことは起きないと思っていた。


けれども、お酒の力ってすごいのだとこの日に思い知ったのだ。

あまり覚えていないのだが、自分のスマホを見てビックリした。


同級生の男性。それも、全然仲良くなかった男性となぜか手を繋いで写真を撮っていたのだ。


絶対に夫には見せられないと思った1枚の写真だった。

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