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戦う盗賊の道 19

今日はダンジョンでの修行は休みだが、ククリと剣を売る約束をしている為、父さんとギルドに向かう。


朝から母さんに小言をいわれ、当分は、大人しく真面目にダンジョンで、仕事をするようにいわれた。


肩に2本の剣を持ちギルドに向かう。

ベルーガ商会で売り新しい武器と防具を揃えるためだ。

剣は

アレクの物が、ミスリルの剣

赤髪の剣士の物が、ミスリルとオリハルコンを合成した合金の剣。

両方とも豪華に装飾された鞘に納めてある、高価に違いない。


ギルドまで、歩いていると周りがざわざわして、ダンジョン職の人は、避けるように歩いていく。


いつもなら短剣に文句を言ってくる奴がいるが今日は不思議といなかった。


ギルドの近くに着くと、ギルドの前に剣士が数人いるのが見えた。


近づいていくと、アレクとリエンさん、赤髪の剣士の親子がいた。


「約束通り、謝りに来た。

俺はカイ、ククリくんと戦ったのがカイトだ。」

赤髪の剣士カイがそういいながら、近づいてくる。


そういえば名前も知らなかった・・

「ビアンキです。

僕は気にしてないから、次から絡まないでくださいね。

父さんや他の盗賊の人に謝ってもらえたら大丈夫です。」


「わかった。

その剣はどうするつもりだ?」

肩に担いだ剣を見ながらカイが聞いてくる。


「売るか、溶かして防具と短剣にしようと思ってる。」


「俺に買い取らせてほしい。」


「まだ値段がわからないから、無理だよ。

ベルーガ商会で売ろうと思ってる。

安ければ悪いけど溶かすよ。

新しい短剣と防具は絶対にいるから。」

カイルを睨み付けながら答える。


「うちが贔屓にしている、商会があるからそちらの買い取り価格も聞いて、もらってできたら交渉させてほしい。」


「わかったよ。

なら面倒だから後でギルドに買い取る商人を連れてきてよ。」

カイとの話は一旦終わり、次にリエンさんとアレクが近づいてきた。


「すまなかった。許してくれ。」

アレクは見るからに怯えており、頭を下げて謝ってきった。


「おれも悪かったな、少しやりすぎた。

申し訳ない。」

アレクの頭を下げた時に、頭が禿げており吹き出す所だったが、反省したふりをして、アレクに一応謝った型をとる。


「とりあえずこの件は終わりということにしよう。」

父さんがそう言って、この件は終わりとなった。


俺は、父さんと別れベルーガ商会に行き、剣のことを伝えて、ギルドに連れてきた。


ギルドに着くと、父さんからベルーガさんを連れて、奥の部屋に行くように言われる。

扉を開けて部屋に入ると、ククリと小太りの商人とカイが座っていた。


「はじめまして、

ルート商会の会長のルートと申します。

本日はよろしくお願いします。」

小太りの商人が挨拶をしながら手を出し握手を求めるきた。


ルート商会は商店街のど真ん中にある、一番大きいな商会だ。盗賊お断りを掲げている。


「ビアンキだ。よろしく」

俺は手をとらずに、短い挨拶をした後、ベルーガさんを丁寧に、ルートより上座に案内し、剣の査定をお願いする。


ルートは、一瞬軽蔑するような顔を、してそれを隠すように笑顔で席に座った。


俺は一度部屋からで、忘れものを取りにいき、ククリの隣に座る。


「ククリ、全部売ってしまうか、金にならなきゃ溶かすでいいよな?」


ククリが頷き、ベルーガさんとルートがそれぞれ査定をして、価格を書面で価格を書いてもらう。


査定が終わり

ベルーガさんは、

ミスリルの剣は2本とも一つ金貨50枚

カイの剣は、金貨500枚

ルートは、

ミスリルの剣は1つ 40枚

カイの剣は、金貨400枚

それぞれ書いた紙をだしてきた。


「なるほど。

ルートさんのは安いね。ベルーガさんに売ろうか。」

ククリは嬉しそうにしている。


「さすがに金貨50枚に金貨500枚は高すぎるだろ。」

ルートさんがベルーガさんに絡む。

「物はいいし。この価格でも利益はでますから。」

ベルーガさんはあまり相手にしてない。


「ベルーガさんこの剣を溶かしたらいくらになる?気になってさ。」


「溶かしたらミスリルは、金貨25枚

合金は350枚ってとこだな。

そのままの方がいいよ、有名な鍛冶職人の銘があるから。」


「ありがとう。

カイさんはいくらで買い取るの?」


「金貨450枚でどうだろう?

ベルーガ商会はそちら寄りだし、間を取るのはどうだい?」

カイがアホな事をしたり顔でいいだし、隣でルートは一瞬ニヤリとする。


「わかった、溶かすよ。」

舐めてやがる、怒った顔で二人を見渡す。

カイとルートの顔が固まり、空気が凍る。

ベルーガさんは意図がわかったようで冷静だ。

焦ったカイが口をだす。


「待った。500枚出す。」


「金貨1000枚ならいいよ。

嫌なら溶かす。」

もちろん溶かす気はない。


ベルーガさんに売って、それをいくらか乗せた金額で売ればいい。 

買い手が決まっているような商品なら喜んでかうだろう。

「それはさすがに高すぎる。」


「ちなみに俺はカイさんとルートさんにはそれ以下で売る気はないよ。ベルーガさんから買えばいいさ。

金額1200枚位でお店の壁にかけておいたら盗賊は喜ぶし、誰か買うんじゃない」

ベルーガさんを見ながら話す。


「金貨1000枚でいい売ってくれ。」

カイは絞りだす声で、こちらをみてきた。

よほど大事な剣なのだろう。


「わかったよ。ベルーガさんに金貨1000枚払ってくれたら、剣をわたすよ。」

ベルーガさんは、驚いた顔でこちらを見る。


多分買い取りできなくても、恩がうれればいいと思っていたのだろうが、ベルーガさんには力をつけてもらわないと困る。


カイはしぶしぶ了承し、ルートと部屋をでようとする。

「盗賊風情が・・」

ルートが小さな声で、罵る。

「今の言葉で、金貨2000枚だな。

やっぱり半分溶かしてオブジェにしてギルドに飾ろうかな。」

カイがギョットした顔でこちらをみて、ルートにつめよるがもう遅い。


「即金で、今から一時間以内に金貨2000枚持ってこい。

来なきゃ溶かして、盗賊ギルド前にオブジェとしておいてやる。

アホな商人と剣士が組んでしまった結果って、街中に宣伝してやるからな。

そこのデブは、土下座して謝っていけよ。

4000枚は払いたくないだろ?」

商人が、交渉事で、顔を潰されたら商売にならないだろうから、ルートが払いたくなくても払うだろう。


カイに詰められ慌てた様子で、カイに謝りに取りなそうとしているが、謝る相手が違う。


「態度が気にくわないから、金貨4000枚だな。もう謝らなくていいよ。

剣をオブジェにされたくなければ、さっさと金を取りにいけ。

1時間待つけど来なければ、溶かす。」

交渉が終わり、カイとルートが暗い顔をして、部屋からでる。


「あいつら払うのかな?」

ククリが疑いの顔で、聞いてくる。


「払うさ、払わなければ本当にオブジェにしてギルドの前に飾るだけさ。」

ニヤリと笑いベルーガさんを見る。


「多分払うだろうね。

商人としての面子がたたなくなる。

もしそんなオブジェが立てばルート商会は終わりだよ。

恐ろしい子だ。」

ベルーガさんは、楽しそうに答える。


「ベルーガさん、あいつらが金を払ったら、頼みたい事があるから、この後商会で話しできませんか?」


「わかった。時間を開けておくよ。

ミスリルの剣は買い取りでいいのかな?」


「もちろん。

2つで金貨50枚ククリに渡してくれたらそれでいいよ。

手数料が大分少なくなってしまったしね。」


「ありがたい話しだけど、金貨100枚でいいよ。

どっちらにしても短剣は、うちで買ってもらえるんだろうからね。」

ベルーガさんは笑顔で答える。


「ならミスリルの短剣を5本お願いできるかな?

代金はその剣で足りない分は、後から払う。最悪の場合でも、カイの剣を売るれば払える。」


「ありがとう。できるだけ早めに作ってもらうよ。

後、素早さのアクセサリーは、できるだけ集めてるから、必要なら見にくるといいよ。」

ベルーガさんはここぞとばかりに進めてくる。


「なら後でククリも連れて見に行くね。」

ベルーガさんは、嬉しそうに頷き、商会に帰って行った。


「いいなビアンキは、金貨4000枚かぁ」

ククリが羨ましそうにしている。


「その金が手に入っても盗賊のためにつかからすぐなくなるぞ。」

ククリがびっくりした顔でこちらを見る。

「何に使うんだ?」


「まずは、俺とククリと父さんとカーターさん、ニャールの装備。

あとは商会に行ったときに説明するが多分ほぼ残らない。」


「俺の装備もいいのか?」

嬉しそうに聞いてくる。


「当たり前だ。

とりあえず二人で、盗賊の中で一番強くなるぞ。

今回の件が片付いたらダンジョンに籠るからな。」


ククリは、嬉しそうに頷きニヤリと笑っていた。


そんな事を話していると、ノックが聞こえ、カイとルートが、でかい箱を抱えて入ってきた。





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