7、6日目 またまたレベルアップ
6日目
朝、気配探知で防御壁の周囲を『初級気配探知』で調べると魔物の死骸はビックボア1頭と角ウサギ1頭だけだった。
目に見える壁にはぶつかるものは少ないようだ。
防御壁の外に出て調べると二頭ともかなり食べ散らかされていた。
収納に入れ、周囲を洗浄してからテントに戻った。
朝食を摂り、今日の作業を開始した。
今日も『魔道具創造』のレベルは上昇していた。
ーーーーーーーーーーーー
魔道具創造レベル3
どの機能を使いますか?(1日計15回まで)
魔道具創造(1日3回)
持ち物の魔道具化(1日4回)
魔道具の機能追加削除(1日5回)
魔道具の機能拡張調整(1日3回)
戻る
ーーーーーーーーーーーー
ふと思い立って自己初級鑑定を発動してみた。
ーーーーーーーーーーーー
自己初級鑑定
スズキ タカシ
人間
総合レベル20
生命力 50/50
魔力 0
スキル 魔道具創造レベル3
剣術レベル3
料理レベル2
槍術レベル2
採集レベル2
土木レベル1
並行思考レベル1
思考加速レベル1
精神耐性レベル1
戻る
終了
残魔力量 149/150
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □
ーーーーーーーーーーーー
用語初級鑑定で調べた。
総合レベルは生命力と魔力とスキルによって決まるらしい。
成人男性で10ぐらいだという。
並行思考は複数の魔法を同時に使ったことによって得たようだ。
思考加速は魔物との剣での戦闘で得たということだ。
予定通り『無機物素材分離分別』と『物品製造』の箱を創りたい。
箱の大きさは同じ。
機能はレベルアップ前と同じ2つまでだった。
早速『機能1一覧』を見たところで固まってしまった。
ーーーーーーーーーーーー
機能1一覧
無限収納
飼育収納
魔物・獣解体分別
植物素材分離分別
無機物素材分離分別
物品製造
地球の食材・食品複製
罠(横入り口式、魔物・獣解体分別、飼育動物分別)
ーーーーーーーーーーーー
『地球の食材・食品複製』
『初級鑑定』でも存在が出てこなかった機能だ。
私の存在とこの『スキル:魔道具創造』の関係を考えさせられる。
私は何故のの世界に来てしまったのだろう?
折角だから『地球の食材・食品複製』選択したが、『機能2一覧』は『無限収納』を設定した。
材料にはビックボアの魔石が6個、金も5gが必要だった。
昨日、砂金を多く採集できてよかった。
そして『魔道具創造』が終わった。
ーーーーーーーーーーーー
魔道具創造レベル3
魔道具創造終了
箱3(100×50×50・蓋あり)
『地球の食材・食品複製』『無限収納』
使用法
箱の蓋が青くなっていることを確認して複製したい地球の食材・食品を箱の中の入れる。
一度に複製できるのは4種類まで、容器等に入っていてもよい。
『数量設定』と念じるか唱えると数量設定を行える。
最大入れたの食材・食品約10倍まで。
もし箱の内壁の色が黄色くなったら数粒の砂金を箱の中に入れる。
箱の内壁の色が青くなったら蓋を閉めて『食品食材複製』と念じるか唱える。
箱の蓋が黄色いうちは作業中、緑色なったら複製完了。
蓋を開けるまでは『無限収納』に収納している。
中身を出すと蓋は青くなる。
時間は5分~18時間。
魔力貯蔵状態 2500/2500
1回で300の魔力を使用。
自動魔力貯蔵機能により1分で貯蔵魔力1を回復する。
読み終われば『了解』と念じてください。
ーーーーーーーーーーーー
早速使ってみた。
塩と醤油とマヨネーズと総菜パン。
5分で複製が完了した。
複製されたものはタッパーに入って出てきた。
その後、持っている地球から持ってきた食品と調理料を全て複製することができた。
タッパーでなくしっかりと元と同じ包装のものもあった。
総菜パンの中には微妙に違うものもあった。
でもまるで誰かが地球からここに食材食品を送り込んできたようだ。
箱4は『無機物素材分離分別』と『無限収納』、箱5は『物品製造』と『無限収納』で『魔道具創造』を行った。
箱4で金属等の分離分別が効率よくできそうだ。
箱5で製造できる物は指輪・腕輪・ネックレス・ペンダント・ブローチ・イヤリング・髪留め・首輪・足輪・袋・鞄・衣類・靴・寝具・カーテン・家具・タオル・箱・瓶・食器・調理用具・小型武器だった。
サイズや材質や形状も選べた。
その代わりに材料がなければ作れないので材料確保は重要だ。
箱5を作るのにビックボアの魔石が4個が必要だった。
『持ち物の魔道具化』は夜に行うことにした。
今は『魔道具の機能追加削除』を行う。
腕輪(左)にはまず『質量魔力変換』と『自動防御』。
『質量魔力変換』は物質を魔力に変換するものだ。
イーイコールエムシーじじょうだよ。
空気中の窒素をエネルギーに変えるようだ。
これで魔力不足になる心配がない。
装着者の持つ他の魔道具へも魔力を供給してくれる。
『自動防御』は物理攻撃や魔法攻撃に対する防御だ。
中級魔法程度は不意打ちでも防げる。
1回につき10の魔力を消費するが『質量魔力変換』があれば問題はない。
さらに『文字言語理解』と『マップ作製初級』も追加した。
腕輪(右)には『植物魔法』と『初級建築魔法』を追加した。
指輪(左人差し指)には『初級無属性魔法』と『魔力操作』。
これで魔力弾を使ったり中級魔法程度の無効化もできる。
剣には『断面止血』と『麻痺』を追加。
血が飛び散ることがなくなった。
しかし、狩りをする時は首を落としたりしなければ絶命させることができない。
それに対して対人戦では腕や足を落として相手を無力化することができるだろう。
『魔道具の機能拡張調整』も行った。
テント1の内部拡張の機能上昇3でキッチンとリビングダイニングを手に入れることができた。
腕輪(左)の『初級土木魔法』を『中級土木魔法』に『初級治癒魔法』を『中級治癒魔法』にすることができた。
『中級土木魔法』では防御壁と都市城壁と土台と道路敷設と橋梁構築と高架道構築と河川堤防構築と砂防ダム構築と海岸堤防構築と坑道掘削ができる。
『中級治癒魔法』では診断と中級治癒と中級解毒と中級状態異常回復と中級体力回復と中級精神安定と解呪が使える。
また中級治癒と中級状態異常回復は範囲魔法としても使える。
昼食はカレーライスを食べた。
米はフリーズドライの複製物を使った。
早めに素振りの訓練を行ってから狩りと採集に出かけた。
今日も昨日行った川までの遠征だ。
砂金の採集を少し頑張ることにした。
魔物と獣と魚と野菜と野生米と砂金と砂鉄。
魔物と獣は剣で倒した。
『断面止血』があるので便利だ。
今日はビックベアという獣も出てきた。
今日の遠征も沢山のものを手に入れることができた。
たった3時間ぐらいの遠征だ。
15時半ごろに戻ってきてから『中級土木魔法』の『都市城壁』を使って広場いっぱいに防壁を造ることにした。
幅120m奥行き60mの上空から見て長方形の防壁。
高さは6m、厚さが1mある。
門は1か所、川に向かう獣道のある所だ。
ここに金属製の頑丈な扉を設置した。
この防壁の内部は上空も含めて結界で守られている。
2時間ぐらいかけて総延長360mの防壁を造ることができた。
夕食ではマスの塩焼きをキッチンで作った。
キッチンにはオーブン・コンロ・パン焼き器・電子レンジ・中級万能調理器があった。
万能調理器は作れる種類が50種で数も指定できるようになっている。
今日はご飯と野菜スープとマスの塩焼きだ。
夕食後、『持ち物の魔道具化』を行った。
箱5の『物品作製』で作製した箱や袋と『食材・食品複製』で出てきたタッパーは『魔道具化』をすることができなかった。
ザックは『無限収納』と『不壊』。
カメラは『不壊』と『魔力充電』。
チタン製マグカップは『飲料水生成』と『不壊』。
根堀は『農具変形』と『不壊』。
『農具変形』ではスコップや鋤や鍬に変形できる。
疲れていたためにシャワーを浴びてベットに入るとすぐに寝てしまった。
今日も充実した一日だった。
=魔道具一覧=
腕輪(左)『初級結界』『中級土木魔法』と『初級探索魔法』『中級治癒魔法』『初級気配探知』『質量魔力変換』『自動防御』『文字言語理解』『マップ作製初級』
腕輪(右)『魔法耐性強化』『毒耐性強化』『収納時間停止50』『初級電撃魔法』『生活魔法』『植物魔法』『初級建築魔法』
指輪(左人差し指)『初級光魔法』『初級拘束魔法』『初級水魔法』『初級火魔法』『初級土魔法』『初級風魔法』『初級無属性魔法』『魔力操作』
簡易万能調理器『万能調理』『材料確保』
剣 『不壊保守不要』『切味強化』『断面止血』『麻痺』
箱1『植物素材分離分別』『無限収納』
箱2『魔物・獣解体分別』『無限収納』
箱3『地球の食材・食品複製』『無限収納』
箱4『無機物素材分離分別』『無限収納』
箱5『物品製造』『無限収納』
エコバック1『収納時間停止20』
エコバック2『収納時間停止20』
テント1『隠蔽』『防御結界』『内部拡張の機能上昇3』『照明』『空調』
ペットボトル(水)『飲料水生成』
ペットボトル(日本茶)『日本茶生成』
タオル『寝具化』
スマホ『魔量充電』『不壊』
タブレットパソコン『魔量充電』『不壊』
上着『防御強化』『劣化防止』
ズボン『防御強化』『劣化防止』
靴『防御強化』『劣化防止』
帽子『防御強化』『劣化防止』
ザック『無限収納』『不壊』
カメラ『不壊』『魔力充電』
チタン製マグカップ『飲料水生成』『不壊』
根堀『変形』『不壊』
お読みいただきありがとうございました。
評価や感想をいただければ幸いです。