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5、4日目 レベルアップですか

4日目


翌朝も5時に起床。

結界にぶつかって絶命した魔物と獣を回収した。

獣には野生牛が2頭と森オオカミが1頭いた。

魔物は角ウサギが2羽とビッグチキンという鶏を3倍ぐらいに大きくしたような鳥が4羽とビッグボアが1頭いた。


朝食は茹でたジャガイモとコマツナのスープと角ウサギの串焼きを食べた。

飲み物は日本茶を飲んだ。



食後の片づけを終えると昨日同様に『魔道具創造』を行う。

しかし今日は『魔道具創造』の機能選択メニューが異なっていた。



ーーーーーーーーーーーー


魔道具創造レベル2


どの機能を使いますか?(1日計10回まで)


魔道具創造(1日2回)  


持ち物の魔道具化(1日3回)  


魔道具の機能追加削除(1日3回)


魔道具の機能拡張調整(1日2回)


戻る


ーーーーーーーーーーーー



『魔道具創造』のレベルが上がっていた。


機能も増えた。

1日に使える回数も増えた。


今日できることを考えよう。

まずは『魔道具創造』で何が作れるか調べた。


ーーーーーーーーーーーー


魔道具創造レベル2


魔道具創造


形状を選択してください。


指輪


腕輪



調理器





戻る


ーーーーーーーーーーーー



どれもさらに細かい形状の指定ができた。

指輪は左右全ての指用、腕輪は右左、剣は長剣・短剣・片手剣・両手剣・片刃・両刃・湾曲剣など。

調理器もレンジやフードプロセッサーやコンロなど様々な物があった。

箱は大中小や形状、袋も様々なタイプ、材質がある。

調べるだけでかなり時間を要してしまった。


実際に新しい魔道具を創る前に『魔道具の機能拡張調整』について調べてみることにした。

そこで分かったことは今既にある魔道具を機能をカスタマイズすることができるようだ。

例えば初級土魔法の土壁の大きさを変えるとか結界の範囲を拡げるとかできるようだ。

簡易鑑定を初級鑑定にレベルアップできるようだ。

試しに『魔道具の機能追加削除』の方も調べたがこちらも追加できる機能が増えていた。

余りにも便利になったので全部は確認できなかった。

時間もかなり経っていたので作業をすることにした。


まずは武器だ。

なんちゃって木刀や竹槍ではここの森を抜けることはできない。

また、徐々に獣や魔物を相手に実戦もしなくてはいけない。

そういうふうに考え、片刃の片手剣で長めの短剣というものにした。

機能が2つ付けられるようになっていた。

『不壊保守不要』と『切味強化』にした。

貯蔵魔力量は20。

消費魔力は10分で3、回復量が10分で1だった。

原料として鉄やクロムやニッケルが多く必要になった。

岩石を採集しておいたお陰で不足することはなかった。


次に何を創る?

『簡易万能調理器』を選んだ。

でも万能なのに簡易なのか?

材料を入れると自動的に料理作ってくれる。

料理の種類は32種類。

ラーメン・うどん・そば・パスタ。

天丼・肉丼・親子丼・中華丼・かつ丼。

ハンバーグ・てんぷら・串焼き・オムレツ・フライ。

かつ・筑前煮・唐揚げ・野菜スープ・餃子。

白飯・五目御飯・焼き飯・ドリア・リゾット。

焼売・カレー・シチュー・味噌汁・温野菜サラダ。

中華まん・サンドイッチ。


確かにこのメニューの多様性を見れば万能だ。

種類の数が30だから簡易か?

問題がないわけではない。

材料を確保しなくてはいけない。

量は少しでもいい。

食材や調味料のを複製しているのではないかと感じる。

足りないものは他の食材を分解合成して作っているようだな。

後で知ったが入れられている食材によって作れる料理が異なってくる。

さらに麺類などはいつも同じものが出てくるわけではない。

きつねそばだったりてんぷらそばだったり。

カツの肉もビックチキンだったり角ウサギだったり森オオカミだったりするようだ。

サンドイッチの具もお任せだ。


まあ便利だから文句はない。


材料に魔石を複数使ったり、必要な金属が多かったりした。

貯蔵魔力量は500、魔力回復量は1分に2だった。

使用魔力量は一品につき10~200だった。

この調理器の機能は『万能調理』と『材料確保』だった。



『魔道具の機能拡張調整』は2回できる。

まずは左手の腕輪の『簡易鑑定』を『初級鑑定』にした。

これによって鑑定で得られる情報が増えた。

これは助かる。

もう一つの『魔道具の機能拡張調整』はテント1の内部拡張の機能上昇1を選択した。

今までと同じ広さの部屋が2つに増え、両方の部屋にベットと布団と枕が出現した。


『持ち物の魔道具化』も1回に機能を2つ付けられるようになっていた。

そこで上着とズボンと帽子を『防御強化』と『劣化防止』を持った魔道具にした。


さあ、後は『魔道具の機能追加削除』だ。

こちらも1回に機能が2つ付けられる。


指輪(左人差し指)には『初級水魔法』と『初級火魔法』を追加した。

『初級水魔法』には給水と水球と水弾と放水と水壁がある。

1回の魔法行使には1の魔力が必要だった。

給水と放水は1回に10Lの水が出る。

不純物が多いようで飲料には適さない。

飲料する時にはろ過と煮沸が必要だ。

水球と水弾の違いは形状で100mLぐらいの水が飛んでいく。

水壁は幅3m、高さ3m、厚さ10cmの水の障壁を作ることができる。

『初級火魔法』には火球と火弾と火壁がある。

1回の魔法行使には1の魔力が必要だ。

火球と火弾は相手に飛ばすことができる。

火球より火弾の方が高温だ。 


腕輪(左)には『初級治癒魔法』と『初級気配探知』を追加した。

『初級治癒魔法』では簡易診断と初級治癒と初級解毒と初級状態異常回復と初級体力回復と初級精神安定があった。

使う魔力は1回に1だ。

『初級気配探知』は周囲200m以内の危害を加える可能性のあるものを探知できる。

1時間に魔力1を消費する。

追加の時に角ウサギの魔石1つが必要になった。

魔石は腕輪に合成された。

それによって貯蔵魔力量の最大が50になった。

また貯蔵魔力回復も5分で2となった。


腕輪(右)に『収納』と『初級電撃魔法』を追加。

『収納』は時間停止の容積50m立方。

『初級電撃魔法』は対人麻痺電撃と対獣麻痺電撃と対魔物麻痺電撃と対魔物即死電撃がある。

魔物はオーク程度を対象にしている。

1回の魔法で魔力を1消費する。

こちらも追加の時に角ウサギの魔石1つを腕輪に合成した。

それによって貯蔵魔力量の最大が70になった。

また貯蔵魔力回復も5分で2となった。


夢中で作業をしていたために昼を過ぎてしまった。

昼食を作るために『簡易万能調理器』に色々な食材と食器を入れた。

もちろん香辛料も。

作ることができる物の中に中華まんがあったのでそれを選んだ。

3分ぐらいで温かい中華まんが2つ出てきた。

肉はおそらくビックチキンだな。

美味しかったので安心した。


その後は剣の素振り。

そして試し切り。

まずは木の枝。

太さ10cm・・・・・・抵抗なく切れた。

木の幹太さ20cm・・・豆腐でも切っているようだ。

木の幹太さ20cm・・・問題なく切れる。

収納からビッグボアの死骸を出して頭部を切る。

抵抗なく切れる。

うーん、試しに少し硬そうな直径20cm石を切ってみた。

綺麗に切れてしまった。

刃こぼれは全くない。

ちょっと危ないかな。

鞘に入れたいたり切ることを意識していないときには切味は鈍化するようだ。

鑑定で判った。

この剣には持ち主限定もいつの間にか付与されていた。

盗まれたら大変だよね。

改めて今までに作った魔道具を鑑定したら創造した魔道具も魔道具化した魔道具も持ち主が私に限定されていた。


訓練の後は採集に力を入れた。

野菜類はナス・カボチャ・大豆・小豆・ニンジン・ゴボウ・ダイコン・カブ・コマツナ・シソ・トマト・タケノコ・シイタケ・マイタケ・長ネギ・玉ねぎが自生していた。

穀物類は麦・ソバ・サトイモ・サツマイモ・ジャガイモが採集できた。

麦は小麦の代用になりそうだ。

果実系では初日に見つけてもの以外にみかんとバナナと柿があった。

ハーブ類は地球でも見たことのある物だ。

薬草も多く手に入れた。

岩石も多く採集できた。

初級鑑定ができるようになったのも追い風になったようだ。


夕食はカツと温野菜サラダと野菜スープを食べた。

野菜スープに芋が多く入っているので主食代わりだね。


テントの中が快適になったのは嬉しいがトイレと風呂が欲しい所だね。


お読みいただきありがとうございました。

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