19、閑話1 神様の憂鬱
タブレットで入力はしんどい。
一話が長く入力できません。
困った。
私は宇宙の管理者の一人。
神と呼ばれている存在。
その私の頭痛の種は・・・・。
タカシ君の成長速度が異常になってしまったこと。
またミスってしまった。
元々こちらにもミスがあったこともあり、奇跡的に無事に異世界に転移してしまった彼に無事に生き延びることが出来るようにと思い色々と優遇してしまった結果だが。普通は経験値は得られないのだが魔物や獣が彼の設置した結界で死んだ時も彼が討伐して得た経験値としてカウントした。したのはよいが今までにこんなことはしてなかったので設定を間違えて普通より多く経験値を得られるようにしてしまった。百倍ほど。
さらに経験値の割り増しだけでなく、途中からある一定の経験値が貯まるごとに普通は1上昇する体力をサービスで2を上昇させるつもりが体力を2倍になるようにしてしまった。これを下手にもとに戻すのも厄介だ。急に体力が減っても困るだろう。下手したら彼を殺すことになってしまう。微調整が苦手だ。安全のために既に得た経験値や体力はそのままにするしかない。
日々の生活の経験からも多めに経験値を得られるようにしたのだがこちらも設定ミスをしてしまい、予定より多く経験値を与えてしまったようだ。これも百倍ほど。
その結果、タカシ君の体力が異常に高くなってしまった。本人も驚いていたが・・・。
本人は確認していないようだが体力が上昇すれば同時に素早さや攻撃力や防御力、さらに思考力上昇する。
防御力の上昇によって今の彼はまるで体表面に防護結界を纏ったような状態だ。
だから素手でも魔物を簡単に倒すことが出来るようになってしまっている。
さらに創っている魔道具も私たちが想定したものより高性能なものになっているから獣や魔物の討伐も楽に行えてしまっている。
しかも、魔道具の育成スキルまで持つとは・・・・。
彼がこれらの力を悪用しないことを願うばかりだ。この力をこ世界のために活用してくれること願いたい。
まあ、まだ真実を伝えていないが彼がこの世界に落ちた穴が出来た原因も我々にあるから彼が困らないようにこれからも配慮しなくてはいけないのだが。
ああ、悩ましい。
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