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43話 新しい身体

「まずは現状の私なりの考えを言うわね」

シラメの部屋は俺の部屋と違って、女の子らしい物が沢山置いてある部屋だった。

これはこのシラメの身体の持ち主の部屋だ。


シラメは普段通りリラックスしており、あまり漁ってはいない様子だ。


「まずは魂の誓いのこと。これは制約が弱まっていると思う。多分1キロやそこらじゃ発動しないわ」

「は!?なんでそんなことがわかる!?」

「いやー私さ、この世界で目覚めたあと、城下町、あーこの家があるところは王都の城下町らしいんだけど、散策してたのね。その時気付いたの。あれそーいえば魂の誓い発動してないなってつまり、今までよりは離れられるわ」


と、得意げに言うがこいつまた勝手に行動していたのか。

それも魂の誓いがある事を忘れてときた。

二度目の転生も前回同様に嘔吐スタートになるところだった。オートスタートなら楽なんだけどね。


「それで考えたんだけど、魂の誓いってさ、私とマコトの魂と肉体を綺麗にしてからこっちの世界に送る際に、キャパオーバーだったからそういう制約を付けたって感じだと思うんだよね。そんで2回目は身体の蘇生は無しで魂だけ移し替えたって事で呪いの条件も変わっていると推測したわ」

「シラメってさ馬鹿なのか賢いのかどっちだ?」

「は?何それどーゆー意味?」


シラメの時も怖かったが、この新しい身体の顔でもそう詰められると怖かった。


「い、いやー。ほらいつもなんも考えてなくて、直感で動いてる感じじゃん?」

「アホか。私はいつでも考えてるわよ」

「ならなんで起きてすぐに出歩いたんだ?魂の誓いの事があるのに」

...

......


「まーそれは置いといて。次よ。ステータスは確認した?」

「ああ」

「ならわかると思うけど、ステータスはあの時のままなの。それでこの身体の持ち主のステータスは追加されてないから、見た目だけ。外殻だけ貰ったようなものね」

「え?そーなのか?俺のレベルが11まで上がってたからてっきりそれで上がったのかと」

「は?11!?」


シラメは驚いて聞き返してきた。

やはり合わさっているからかなり成長したのだろう。

チートみたいになってしまって申し訳ないな。


「低っく!」


うん?なんだしゃっくりか?

ひっくってしゃっくりだよな?


「マコト。サボりすぎじゃない?私のレベル23よ?」

「うん?......ハァッ!?ちょハァ!?どゆことだ?」

「下がったのかを疑うレベルよそれ。というかいつからステータス確認してないの?」

「ええと、多分最初に開いた後は開いた記憶はあんまりないな」

「馬鹿じゃん!ならスキル振りとかもしてないわけ?」

「うん?スキル?なんじゃそりゃ」

「はぁ。呆れたわ。まあでも今はそれは置いといて、今私達に何が起きているのか、ここは誰の家なのかその辺について話すわね」


シラメがそう言ってきたが、俺的にはそのスキルの事について聞きたいのだが。

それにシラメはこの家族の事を知っている風にいうが、いつ知ったんだ?

あの料理を作ってくれた多分、この身体の持ち主の母親らしき人に聞いたのだろうか?


ここはどこ?私は誰?ってか?いやいやそれならあんなに普通に朝から起こしに来るはずがないだろう。


「入れ替わっていいわよ。カノ」

「ありがと」


シラメが独り言で会話を成立させると、目の前にいるシラメから明らかに別人の雰囲気を感じた。


「ええと。私はカノ。この身体の持ち主であり、ベルええと。あなたが今入ってる身体の持ち主の姉のカノです」

突然何を言い出すかと思えば、意味のわからない事を言い始めた。


「理解できなくても構いません。まずは私達の身に何が起きたのかという事をお話しします」



そう言って、シラメ?......カノさん?は話し始めた。

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