表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/53

42話 転生再び


「ベル起きなさい!ほら、ベル今日学校でしょ!」


俺の腹を叩きながら女性が何かを言っている。

その言い方は親が子を起こすような感じだった。


「ゔああぁ」

俺は声を上げて、目を開けた。

まず目に入ってくるのは眩しい光だ。

太陽光が窓から入ってきているのだ。

つまり朝か。


俺は次に周囲を見回す。

木でできた棚に、タンスやクローゼット。ベッドなど、様々な物が木工造りだった。


「どこだ?」

「あんた何寝ぼけてるの。ほら、顔洗ってきなさい!朝の稽古があるんでしょ」


俺に話しかけてくるこの女性。

顔は綺麗だ。少しタレ目の優しい目。髪はゆるふわの小豆色で少し内巻きでウェーブがかかっている。

スタイルも良く、でるところは出ていて引き締まるところはしっかりと締まっている。


服装はグレーの服の上にエプロンをつけており、まさに主婦のようだなと思った。


「おーい。ベルどーした〜?ああもう!遅刻しても知らないわよ!」

女性は俺の頭をコンコンと叩いて、そのまま口を膨らませて部屋を出て行ってしまった。


ベルって誰。



「つまりここが次の転生先ってわけか。神様が言うには王都なんだよな」

俺は部屋を見渡し、その人物を探したが部屋の中には俺しかいなかった。


「シラメは同じじゃないのか」

俺は少し不思議に感じた。

前回の時は同じ場所に送られていたため、今回もそうだと思ったが、どうやら違っていたらしい。


魂の誓いも消えたのだろうか。


「ステータス」

俺はそれが気になりステータスを開いた。


ーー


【名前】

マコト(ベル)

【ジョブ】

回復師LV11(神譲)

所持スキルポイント 22


【アクティブスキル】

ステータス(神譲)


【パッシブスキル】

言語共有(神譲)

文字理解(神譲)

回復量アップ(神譲)

苦痛耐性(斬攻撃)

苦痛耐性(突攻撃)

苦痛耐性(衝撃)

苦痛耐性(爆破)

苦痛耐性(骨折)

雷耐性

多重詠唱

魂の誓い(神譲)


【魂の誓いによるバッドステータス状態】

なし


【魔法】

ヒール



ーー


俺の目の前に出てきたステータス表を見て驚いた。

「LV11!?引き継がれてるのか。つーかそんなに上がっていたのか」

俺は一人でそう言いながら、ステータス画面を下に動かしていき、何種類も追加されていた耐性スキルを見て、ひいていた。


「うわぁ。刺突耐性、斬撃耐性ではなく苦痛耐性ってなぁ。これとか完全にほぼ仲間からやられて付与されたスキルだよな。うん?多重詠唱?なんぞや」

見たことのないスキルに若干驚きながらも、やはりというかそれはあった。


【魂の誓い】


あんのかよ!


ただ症状が出ていないところを見ると、近くにいるのだろう。

俺より早くに起きて、外に行ったのか。そもそもが同じ部屋に召喚されていないのか。

色々考えられるが、まずは出会って今後の方針について固めないとな。


俺はそう思ってベッドをおり、部屋にあった鏡台にある鏡に映った姿を見て、衝撃を受けその場で固まってしまった。


先の女性と同じ小豆色の短髪、顔はイケメンよりだと思う。可愛い系かもしれない。

中性的な顔だ。

身長は前の俺よりも低い。

目線が違う。

身体つきは俺と同じで、筋肉質ではない平均的な身体つきだ。


俺は確認のため、自分の頰をつねって見る。


同時に二つの事を確認するため。


1つ目は夢であるか。

痛ければ夢ではない。


実際に痛かったからこれは現実。


2つ目は鏡に写る美少年は誰なのか。

俺と同じように動かなければ、それは鏡に住んでるとかそういう類のモンスターなのかもしれない。


鏡に写った美少年は俺と同じ動きをした。


......。


おい。

おいおい。


「おはよう」

「こんにちは」

「うははははははは」


俺は表情筋を動かしたりして、鏡に映る自分を見るとやはり同じ動きをしていた。




「あのクソ神。魂をテキトーな器に放り込んでじゃねぇ!」




俺の元の声より高くなった声が部屋に響いた。


「誰だよ!こいつ!ベル?知らねーやつだよ!ならさっきの女性がシラメか?わけわかんねーじゃねぇか!」

俺は部屋で一人文句を叫んだ。


まあでもとりあえずは現状を把握せねばならないだろう。


俺は意を決して部屋を出た。



「2階か」

部屋を出ると、俺のいた部屋の隣に二つ部屋があり、その先に下へ降りる階段があった。


俺はとりあえず現状を把握するために、階段を降りると、居間に繋がっていた。


「ベルおはよう。朝ごはんよ」

先程、ベルを起こしに来た女性が、皿をテーブルに並べていた。


少し試すか。


俺はその女性に向け話しかけた。

それも今までと同じように。


「シラメおはよ。調子はどうだ?」


「うん?」

「え?」


女性はキョトンとした顔になり、俺のところまで来ると額を触って来た。


「うーん。熱は無いようね。今日は何か変だわ」

女性はそう言って、再び料理を机に並べ始めた。


シラメじゃないのかよ!

じゃあ何故発動していないんだ。


「母さん。おはよう〜。ベルがどーかしたの?」


俺の後ろから女性の声がしたので振り向くとそこには、小豆色の髪をツインテールに結んだ女の子が立っていた。

ややツリ目気味の目、目鼻立ちは整っており、料理を作っている女性の子供だと一目でわかった。

スタイルは残念な事に出るべきところが出ておらず、まな板なのは何故似ることができなかったのか可哀想に。


「ベルがね、しらめがどうのっていうのよ。熱があるのかと思えば、熱はなさそうなんだけど、今日の学校休ませた方がいいかしら」


「あーそゆこと。わかったわ少しベルの様子を見ておくわ」

「カノ助かるわ」

「いいよ母さん」


カノってのはこの人の名前かな。


(マコト!ちょっと来て!話がある!)


カノは俺の耳元でそういうと俺の手を引っ張り、階段を上がった二つ目の部屋の前に来た。


「ご飯食べないのー?」

下からあの女性の声がするが、カノ?は「いいー!あとで食べるからー」と答えて部屋に入り、俺にも入るように言われた。


「とりあえず入って!」

「は、はい」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ