表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

65/311

65 それをシンラと呼ぶ

「数百年前、ダークエネルギーと呼ばれていたものです。しかし、それは当時考えられていたものとは全く異なっていました」



 ダークエネルギー。

 宇宙空間を支配し、星をはじめとするすべての物質を動かしているエネルギー、というのがかつての理解。

 ビッグバン以降、宇宙の爆発的な膨張を今もなおもたらしているのも、このエネルギーだと言われてきた。

 その一端を掴んだからこそ、人類は宇宙に飛び出すことができたのである。神の国巡礼教団のように。



「しかし、それだけではなかったのです。もっと強大で、この宇宙そのものともいえるエネルギーだったのです」


 よくわからない。

 黙って聞くしかないし、キョー・マチボリーの雄弁は止まらない。


「長官、ではかつて、ダークマターと呼ばれたものの正体が何であったか、お知りになりたくはないでしょうか」


 まあ、知りたいかと言えばそうかもしれない。



 キョー・マチボリーが言うに、この理解無くしてパリサイドがなぜ真っ暗で荒涼とした宇宙空間で生きていけるか、理解できないという。


「ダークマター、それを私達はシンラと呼んでいます」


 私がまだ地球に住んでいたころ、宇宙を構成する物質の数パーセントしか人類は知りえていないと言われていたものです。

 つまり、それ以外のなにかを総称し、ダークマターと呼んでいたわけです。


 人類は探し方を間違っていたといえるでしょう。

 それは、微細であれ、質量や電荷といったある形質を持つ物質を探していたからなのです。



 やはり、興味のある話ではなかった。

 しかし、キョー・マチボリーの話は分かりやすく、人を引き込む話し方をした。


 気持ちは急くが、パリサイドの秘密に迫る話であると言われれば、聞いておかねばなるまい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ