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しるし(詩集)

夏祭り

作者: さゆみ

言いたくても言えないこと


書きたくても書けないこと


想いたくても想えないこと


寝違えたのか右側の首から上が酷く痛んで顔が歪む


昨日と今日は近くの神社の大祭


始まりの合図は明るい上空の透明な花火


正しい記憶はもう見えない


ふとした瞬間に散らばって目の前を擽る


浴衣姿とか人混みとか仲良し……


心地よい記憶ばかり甦るから哀しくなる


記憶は私が作った幻想の楽園


浸り過ぎると腑抜けになる


口を開けばオウムのように


文字に託せばインク切れ


想うのは現実のみ


でもいつだって想うのは


愛しい


幸せになって


たぶんそれは自己満足


でも私にだって想うだけの権利はある






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― 新着の感想 ―
[一言] タイトルからしたら、祭りのザワザワ感や花火の勢いみたいなものを想像してました。 で、読んでみてびっくり、でもなんかわかるような 気もしました。 浴衣着て誰かと… 読んで妄想してしまいました…
2013/07/08 21:37 退会済み
管理
[良い点] 夏って生命力に溢れる季節ですが、不思議と物悲しさを感じたり、過去を思い出したりしますよね。 そういった心情がとてもよく伝わってきました。
2013/07/08 11:47 退会済み
管理
[一言] 描写された心情が真っ直ぐ伝わって来る、とても素敵な詩ですね 夏祭りって行ってる時は楽しいのに、何故か思い返すと淡く儚い時間に感じるんですよね…… 心情と夏祭りがマッチしているように感じま…
2013/07/07 19:51 退会済み
管理
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