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フェアリーストーリー  作者: みさりん☆
火を司るドラゴン
6/10

あの日の出来事


ある日、村の入り口に一人の男が倒れていた。


痛々しい傷があり、ある娘がその男を家に運んだ。


娘は必死に傷の手当てをした。



その男は目覚めると、こう言った。

「助けてくれたお礼に仕事を手伝う」


まだ痛いはずの体でくわを持ち、働いた。


男はたいそうな働き者でそして何より優しかった。


そして看病してくれた娘と恋をした。

娘は男のことを信じ、男も娘を愛した。


ある日、男の姿が見えなくなった。

村人たちは探し回ったが見つからない。


しかし、夜になると男が帰ってきた。

「どこ行って…ひっ!!!!」

月明かりに照らされた男の顔を見て悲鳴を上げる。

あの穏やかな表情だった男の顔が一変し、まるで悪魔のようにみにくくゆがんでいる。


そして村中で暴れまわり、何かを壊してはみにくくゆがんだ顔で不気味な笑みを浮かべた。


最後に恋人だった娘のそばに行くと手をとり

「一緒に来い。」

と言った。


娘はその手を振りほどき、

「あなたはこの村が…私が好きだった方ではない。出て行って下さい。」

と言い放った。


すると男は娘をつかんで村の入り口のほうに消えた。


村人たちは娘と男を探したが、娘と男はどこにもいなかった。

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