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夢は奇跡で語ろうか【評論】

作者: 金森 亮
掲載日:2026/06/10

 奇跡を知っていますか。人が造り出した寓話に過ぎないけど、それでも私は縋るのです。


 彼が生み出す幸せは数知れず、彼が生み出す哀しみは数知れず。彼は本来ヒトが掴みに行く存在で、それは尊く恐ろしいものです。実る人生の実現は彼が主導し行うのですから。


 生への歓喜、嫌気、もしかしたら神の遣いかもしれないです。彼に期待は膨らみ、でも多くは外れます。

 かといって悲劇の瞬間はいつかの喜劇を爆発させることもします。表裏一体の由縁はそう、奇跡だから。


 間違っても離さないでください。生き甲斐を喪う驚異に、あなたは耐えられるのでしょうか。


 確かにちょっぴり努力は必要だけど、彼はそこまですばしっこくないです。彼を忘れないであげてください。

 好く人が掴んでくれてもあなたが忘れたら何が残るのでしょうか。


 夢は奇跡を語ろうよ。夢は奇跡で語ろうよ。

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