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【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常  作者: ニキニキちょす
国内無双編

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女を崇拝させるんや!

 「世那ちゃーん、写メるよ」

  

 「えっ、ちょっ!」


 いえーい。

 人気絶頂の女の子のオフショットゲッチュ!


 「は、恥ずかしいって!」


 「悪用しないよ。

 コレクションさコレクション」


 「確かに貴方なら本当に悪用しなそう」


 当たり前だろ。


 理解できん。

 流出する奴の神経が。


 見ろ。


 こんなすべすべで普段からチヤホヤされながら承認欲求が満たされてる女の自然な姿を視線に映したまま、更には肌を重ねて愛らしい顔で撮った熱意しかない写真だぞ?


 たまらん。


 「ねぇ、それで⋯⋯」


 熱っぽい顔でを俺を見上げる。


 「分かってる。ほら」


 近くの書類を手渡す。


 「やりたい放題するつもり?」


 俺の髪を撫でながら唇を重ねる。

 

 そう。契約書には敏腕弁護士に頼んで強制はしないが最低限の接待があるよと記載してる。


 なんか言い方は回りくどいけど、円滑な業務推進だとか必要な接遇がなんちゃらとか。


 「俺の事務所は全芸能人の上澄みに育て上げて、あとでアイツ原石の時にしてやったんだぜって言う為だぜ?」


 目の前の光景は素晴らしいな。

 

 「貴方なら乱暴な真似はしないでしょうし、いいわ」


 「動機なんて不純さ。

 それに、アイドルやる奴も女優を目指すやつも、多少なりとも承認欲求はあるだろう?


 一緒だろ」


 そうやって腕の中にいる世那ちゃんの頭を撫でていると。


 「既に3回もしたんだからそろそろいいだろ?」


 「何言ってるのよ。女の性欲を舐めないで」


 準備万端と言わんばかりに熱くした身体を絡みつけてくる。


 「なんだなんだ?今の内にお気に入りなっておくのか?」


 「⋯⋯バレた?」


 「さっきから激しいし、所々メス出しすぎだと思ってた」


 「だって、貴方の事だから私以外にもいるんでしょ?」


 バレたかと視線をそらす俺。


 「下半身を握ってれば、私を大事にしてくれるでしょ?」


 世那ちゃんの目を見て、はっきり答える。


 「勿論」


 



 「それで?私を呼んだのはヤリたい為だけじゃないでしょ?」


 夜景を眺め、互いに最低限の姿のまま見つめ合う。


 「これ」


 小瓶を取り出し、世那ちゃんにヒョイッと投げる。


 「液体?まさか⋯⋯!」


 「誤解だ。そんな性癖はねぇよ」


 「じゃあ何よ」


 「美容液」


 そう言うと、世那ちゃんの顔から明るさが消える。


 「美容?つまり⋯⋯」


 「そっ。

 今度うちのブランドで売ろうとしてる試作品。


 これ、誰にでも合うように造った奴だから、まずはお綺麗な我が兵隊の幹部に試してもらおうと、ね?」


 「誰にでも?」


 「うん。

 一応肌の成分とかあれだけど、多分大丈夫だと思う。


 使ってみて?

 俺達ちょうどわかりやすいじゃん?」


 「⋯⋯女好きのバカ」


 「ふっはははは!」


 その後、あまりの良さに二回戦に加えて朝まだたっぷり要望が通りましたとさ。


 ⋯⋯女を導くぞ!!

 この下半身へ!!







 「お前らこれに合うパッケージを作ってくれ」


 事務所会議室。

 広報部隊を一同に集め、俺は無茶苦茶に言い放つ。


 「お、オーナー? 

 この⋯⋯ゴホン! この白い液体は?」


 「ん?美容液だ。

 ほら、証明の為にこれ」


 女性社員の一人に昨日の写真を見せつける。

 

 「⋯⋯最低です」


 「ふんっ。効果はどうだ?分かりやすいだろ」


 「で、ではっ!

 弊社最初のブランドになるのがこの美容液になる訳ですよね?」


 「そうだ」


 するとその場にいる全員があーでもないこーでもないと会議を始めたので、プロに任せるとしよう。


 俺は立ち上がって"後は任せた"と面倒くさい事は置いて会議室を去る。


 鼻歌を歌いながら廊下を歩いていると。


 ん?


 見えたのは、世にも珍しいウチの制服姿の星だった。

 

 「⋯⋯え?お前どうした」


 「お疲れ様です。オーナー」


 「よせ。タメなんだから」


 合流して横並びになり、外へと向かって歩き出す。


 「どうした?引きこもり期間は終わったか?」


 「いやぁ。

 ちょっと最近色々見てたらさ」


 そこで言葉を止め。

 俺に見せてきたのは格闘技だ。


 「格闘技か?どうしたんだ?」


 「いや、性分的に護衛とか殺人とか難しそうだなぁと思って」


 まぁ、そうだろうな。


 指導員である銀からは技を覚えるのはあり得ない速度だそうだが、そっちの方は全くもって期待できないと返事が返ってきていたからだ。


 「出たいのか?」


 「いや。ここまでやってもらってさ、ただ家に居るだけっていうのが申し訳なくなってきて。


 伊崎さんは今色々やろうとしているのがわかったから、格闘技の方でも商業的にやれれば役に立つかなとお、思って」


 気持ちが凄く伝わってくる。

 俯きながらもなんとか俺に対して言いたいという気持ち。


 自我がなかった自分。

 それを変えたいという今日の行動。


 

 ーーケルビン!俺、やっぱり変えたい!!


 

 「ふっ、やるじゃねぇか星」


 肩を組んで外の日差しを浴びながらグリグリしてやる。


 「痛い痛いー」


 「折角外に出たんだ。

 なんか食いたいのないのか?」


 「え?べ、別にない──」


 「オリバだな。

 やっぱり俺達男子高校生にはJKとイチャイチャする機会が必要だな」


 「ちょ、ちょっと!!」

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