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自力で帰還した錬金術師の爛れた日常  作者: ニキニキちょす
国内無双編

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狂った面談

 「お名前は?」


 「い、井上っ!瑞樹です!」


 それから色々情報を引き出していき。


 「井上さんね。特技は?」


 「は、はいっ!ブレイクダンスが出来ます!」


 「落ち着いてもらって大丈夫だよ。

 吃ってるから落とすなんてことは一切ないから安心して?」


 「ありがとうございます!!」


 「ブレイクダンスが出来るんだね。

 ちょっと軽く見せてもらっても?」


 そう言うと自前のスピーカーからバッチバチのEDMが流れると、キレッキレのダンスを見せて来る。


 「⋯⋯中々良いな」


 今回の面談は俺と石田、それと以前から声をかけていたアイドルや俳優なんかのスカウトを長年勤めた人間、PD経験のある人間を投入済み。


 「当たり前じゃないですか。

 マジで色んなところに声をかけていたんすよ?」


 小声でそんな話を聞き、俺は小刻みに頷いてダンスを眺める。


 「さすがだね」


 拍手しながら感想を述べる。


 「いえっ!」


 「井上さんね、良かったよ!

 今後ともよろしくね」


 「っ⋯⋯ありがとうございます!!」


 「全然仕事欲しかったら枕オッケーだから声かけてね?」


 「⋯⋯え?」


 「じゃあ次の方どうぞ〜」


 




 「伊崎さん?」


 「ん?」


 小休憩。

 水を持った石田から声をかけられる。


 「サラッとヤバイこと言ってません?」


 「なんかヤバイこと言ったか?」


 全く何を言ってるのかが分からん。


 「はぁ⋯⋯枕とか平気で言ってのける奴がどこにいるんすか!?」


 「そりゃビジネスだから当たり前だろ?

 強制してねぇし、仕事が欲しかったら言えなー?って言ってるだけじゃん」


 「えっ?」


 「ん?別に良いだろっ。

 慈善事業だと思ってるのか?」


 思わず笑ってしまう。

 

 枕って当たり前じゃないのか?

 俺の感覚だと結構身近なんだがな。


 「い、いえ⋯⋯言ってることは分かるんですが」


 「仕事は持ってきてやるんだし、知名度や今後を考えたら枕してでもやりたい奴はいるだろ?


 それに俺の事務所設立は不純だぞ?

 そういうの有りで運営していくに決まってるだろ」


 石田の顔がひでぇ。

 

 「彼女はいるけどハメ外したかったら完璧なセッティングをしてやるよ。


 この事務所は全ジャンル制覇するつもりだから」


 「⋯⋯しっかり業務に励まさせていただきます」


 本能に忠実な人間が一番大好きだ。俺は。




 

 「俳優志望?」


 「はい! 横田昴です!」


 あれ?どっかで見たことあるな?


 「空手やってる?」


 「⋯⋯そ、そうです!」


 あ、確定やん。


 「合格。是非ウチで活躍していってね。

 環境、人材、どれも一流に仕上げたから、君の俳優人生を最大限バックアップするから。


 ⋯⋯あ、でもサインとか写メ撮るのは特権で許して」


 「そ、そんなの当たり前じゃないですか」


 次。


 「希内凌牙です」


 「ふむふむ」


 渋谷でスカウトか。

 確かに爽やかイケメンだ。


 ⋯⋯ん?


 「君サッカーやってない?」


 「あっ、はい」


 「合格!」


 次。


 「南田海斗です」


 「かっこいいね」


 「恐縮です」


 お〜アイドルか。

 うん?


 「よし、合格!」


 「⋯⋯え?」


 次!!


 「京橋桔梗です!アイドルグループ「ミセスフォーチュン」に所属してます」


 「所属してるのに来たの?」


 「はい!

 大きい舞台で活躍したいと思ってます!」


 桔梗?あれ?この娘⋯⋯。


 「合格! 編成陣、桔梗ちゃんをセンターにアイドルグループ速攻で作って!」


 「えっ、ええっ?」


 「一万年に一人の逸材なんだからこりゃ最高峰のアイドルグループを一つ作れるかも」


 それから。


 ──星組という地方グループで⋯⋯


 「合格!」

 

 ──地下アイドルで⋯⋯


 「合格!」


 なんなんだ。

 オーディション神すぎるだろ。


 宝庫みたいな奴らしか来ねぇじゃねぇか。


 「伊崎さん、編成陣が」


 何かと思えば、息を荒くしたヲタクの編成陣。


 「オーナー!!」


 「ど、どうした」


 「貴方は天性の素質がある!!」

 「オーナー! 

 アイドルグループ"ギャラクシーシンデレラ"のメンバーの編成が出来た!」


 早すぎだろ。


 「それに、他にも輝く原石ばかりが居て困りますぞ!!」


 「あぁ、そっちもガンガン進めてくれ。

 みんなを集めた時に言ったはずだな?」


 そう言うと10人以上いるスタッフたちが顔を見合わせる。


 「俺は競合で争うつもりはない。

 自社の中で最強を創り上げるつもりだ。

 他の会社に目移りなんてしないほど天下イチのアイドルを作り、俳優、女優、ダンサーを売りに出す。


 初めから他社なんて眼中にない」


 自社で争えば結局俺達の金になるし、推し活全盛期を作り上げてドンドン白熱していくことだろう。


 「そんで俺達は支配者特権を使って一番乗りで原石が輝く瞬間をこの瞳に収め、良い所どりをするんだ!!」


 "いや欲望漏れ出てますやん"って視線を浴びる。


 「うるさい!

 俺はアイドルが実はエッチですを地で行くんだ!」


 「強制しないでくださいよ!?」


 「ちゃんと配慮するさ。枕上等!!」


 そうして2日に渡って行われたオーディション。


 何人獲ったかなんて忘れたが、とりあえず大基盤が出来たこと間違いなしだ。


 俳優も女優も獲ったし、早速新人たちに経験積ませよう!

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