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歪んだ愛情


なにも考えられない


耳元で誰かの泣き声がする


あぁ、そっか。


そういえば、私死にかけたんだ。


好きになるよう頑張るって言ったのに逃げようとしたから…


ごめんね



目を開くと泣いているヨダカと目が合った。


「凛……。 よ が っ だ !!」


手をきつく握られる


「回復魔法をかけたのに目を覚まさないし、手錠を外しても変化がないから……俺は…俺は。」



「あ…が、…う」



「え?」


「魔法、けホッケほっ、

かけてくれたんだよね。ありがとう」



「俺が水魔法を使わなかったらこうならなかった……」


「そうだね。だから、もうしないでね」


「凛、おれ、、俺は」


「なに?」

微笑みながらヨダカの言葉を待つ



「凛に俺だけを見て欲しくて…

俺以外のことを考えて欲しくなくて

何処にも言って欲しくないんだ。

凛だけなんだよ。。」


ヤンデレのテンプレのような言葉に思わず苦笑いしてしまう。

そんな気がしてたけど


「ヨダカ、、、」



「なに?」

顔を直ぐにあげると


「重いよ。」


凛の言葉に衝撃が走ったようで

顔色がだんだん青くなる


「ご、ごめ…、気をつけるから!

嫌なことしないように頑張るから……。

だから、、どこにも行かないで」


ふぅ〜っと、力を抜き

枕に顔を埋める


「凛、どうしたの?まだ、しんどい?」


「ヨダカ、」


「な、なに?」


「好きだよ」


「え」


思わぬ言葉に固まってしまう


「ほ、ホントに?」


「うん」


「だって、俺酷いこといっぱいしたよ。」


「自覚あったんだ」


「錠で手足拘束したり」


「うん」


「無理やり襲ったり」


「うん」


「勝手に仕事辞めさせたり」


「1番それが嫌だったかも……」


「ご、ごめん」


気まずい空気が流れる


ヨダカは顔を上げて意を決して聞く


「それでも、凛は俺の事がすき?」


「うん、好きだよ」


「凛!ありがとう!大好き

ずっとずっと大事にするから」


「約束よ?」


「うん!」


なんで私はヨダカが好きになったんだろう



あぁ、きっと



ヨダカのこの顔と

間違えて殺してしまいそうになるくらいの

危うい愛情と

最後には泣いて謝ってくれるくらい大事にされてるこの感情が


きっと好きなんだ




「ヨダカ、大好きだよ。

だから、ずっとずっと私を愛してね」








―――――――――――――――――――――



「凛、大好き♡」


「私も大好き」


チュッ♡チュッ♡と甘い音が部屋に響き渡る


お互いの首筋に甘い蜜が伝う


桃色に火照った頬に、


今にも泣きそうなほどの潤んだ瞳で


ヨダカを見つめる


出会った頃のような優しい笑みと


絶対に逃がさないと獲物を狩るような鋭い目つき


ゾクゾクするこの感覚


二度と離れられない


離れたくない


これが……番?


初めて私はヨダカの気持ちがわかった気がする…



「ヨダカ、愛してる。ずっとずっと一緒よ」


「凛から言ってくれるなんて!


夢を見てるみたいだ。絶対に離れない」


「えぇ、だから……。


ヨダカも仕事辞めてくれる?」



「うん、もちろんだ!


お金だっていっぱいあるし、連絡うるさいし


凛と離ればなれになりたくないし!


明日王様に辞めるって言ってくるよ!」



「………。」



「凛大好き♡」


「ヨダカ……。


その、聞いていいのか分からないけど、


あなたの仕事って…」



言葉につまり、考えていると


チュッ♡


「な」


「俺以外のことを考えるなんて余裕だね♡」


驚いて思わず固まってしまう


「せっかく両思いになったんだ。


そんなどーでもいい話より凛の話が聞きたい。」



きゃっ、



ひらひらと可愛いネグリジェの下から肌が現れる



「凛、下の口から先にお話聞こうか?」




長い長い夜が続く




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