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外出ですよ!


「おまたせ」


黒いマントを羽織り、フードを深く被ってヨダカの前へ行く

思ってたのと違うかったのか何度か瞬きをする


「オシャレしようと思ったんだけど、かわいい服持ってなくて…」

尻尾を左右に揺らしにこにこで凛に

「じゃあ、一緒に選ぼ!」


凛は頷くと、歩くヨダカを目で追う

窓を開け足を縁に置き、

こっちにおいでと手招きをする

側へ行き外を見ると大きな崖が現れ下を見ると地面が見えず真っ暗になっていた


ニコッと凛に微笑んだ後

お姫様抱っこをし、一緒に崖の下へ落ちていく


「いやああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」


ヨダカは凛を抱いたまま、まだ見ぬ地面へ向かって崖を走る


体験したことの無いスピードと浮遊感

ジェットコースターに似ているけど違う


怖い怖い怖いよ

まだ死にたくない


思わずヨダカにぎゅっと捕まる

怖くて不安になっているこの状況で

鼻歌が聞こえてくる


なんで?



しばらくしていると

家がいくつか見えてきた

ものすごいスピードで建物の近くへ行き

ぴょんっと飛んだかと思うと地面へ着地

そのまま道を走る

港へ到着すると


「トルネード街へ向かう方は

この船に乗ってください!

もうすぐ出発ですよー」


船員らしき人が叫んでいるのを聞き

船へ乗り込む


思っていたよりも豪華な船で船内は

ピカピカしていた。

市民らしき人たちは椅子に座ったり、

モニターを見たりしている


私達もそこに座るのかと思いきやヨダカは

船員に話しかけ個室へ案内された

キラキラのシャンデリアに

見たことの無いツルツルの机

ヨダカがやっと私をソファーへ下ろす

雲に乗っているのかと思うくらいのふかふかさに思わず感動し感触を確かめていると

クスクスとヨダカから笑い声がする


恥ずかしくて顔を赤くし、

プクっと頬をふくらませてヨダカを睨む


「可愛いね、そんなに煽ると俺どうするかわかんないよ?」

「…煽ってないもん」


凛の隣にそっと座り頭を胸に抱き寄せる


「…ねぇ、なんで私達は個室なの?」

「可愛い凛を誰にも見せないためだよ」

「私外の空気吸いたい」

「俺達専用のバルコニーがあるから一緒に見よう」


手を引っ張られバルコニーへ向かう


外へ出ると大きな波と青い空白い雲が広がっている

まるで異世界!

いや、異世界だしね。笑


「凄い!!」

興奮して思わず身を乗り出してしまう


「凛、危ないよ!」

後ろから抱きしめられる


「あ、ごめん。

外の景色がすごく綺麗で思わず…」


「凛は海が好きなの?」


「うん!大好きだよ。

船に乗るのも久しぶりですっごく嬉しい」


「凛が喜んでくれてよかった」


「連れて来てくれてありがとう」


見たことがないくらい尻尾を左右に振りながら

「凛、凛!

俺、ご褒美が欲しい!」


「えぇ…。」


思わず耳が垂れ下がりしょんぼりしてしまう

「だめ?」


溜息をつき

「何して欲しいの?」


「凛からキスして欲しいな!いつも俺からだし」


「な!」

思わず固まってしまう


「お願い!」


少し考えたあと、覚悟を決め

「ちょっとしゃがんでくれる?」

言われた通りに膝をつき

風で凛が飛ばないように足もしっかり抑える

嬉しそうに上目遣いで凛を見つめていると


「その顔反則…」っとボソリとと声がする


「え?」

「目をつぶって!恥ずかしいから!」


ヨダカは目をつぶる


いつも挨拶するじゃない!

これは挨拶よ!だからドキドキしちゃダメ

ヨダカに聞こえるかもって思うくらいドキドキする


それから、優しくキスをする


「し、したわよ!」


キラキラした笑顔を見せ

「凛、大好き」と抱きしめられた


しばらく船の中で過ごしたあと

街へ到着した


船から降りる時には

「足元が危ないから俺が抱っこする」と言うので


「私、エスコートされたこと無くて…

エスコートされながら降りてみたいな」と水魔法を使い涙目になりながらお願いする

(絶対注目されるし、恥ずかしいからいや!)


凛の押しに負けたヨダカは丁寧に

エスコートしながら船を降りた


見慣れない街にキョロキョロしていると

「凛、案内するよ!どこに行きたい?」


「えーっと、まずは図書館かな」


「わかった!

他には?あ、お腹は空いてない?何が食べたい?」


「ちょっと空いてるかな。でも、後ででいいよ!

出来たらさっぱりした物が食べたいかな」


「俺にまかせて!!」


胸を張りドヤ顔をするヨダカを見て思わず

笑ってしまう



潮風を浴びながら

不安と恐怖が薄れるのを感じる



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