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お隣さんとベランダごはん  作者: シルヴィア・紫の夜明け


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6/9

イタリアンとオッチャホイ

 お中元にイタリアンが届いた。

 イタリアンと言ってもパスタやピザ、オードブルやリゾットのセットなどではない。

 太めの麺の焼きそばにトマトソースがかかっている方のイタリアンである。

 届いたのは3個入りだったので、ふたつ電子レンジで温めベランダへ。

 何気なくお隣さんも食べる前提である。


 トマトソースを絡めたもちっとした焼きそばを啜る合間に食べる白い生姜が美味しい。

 麺をまた啜り始めると、目の前に可愛らしい手が現れた。

「こんばんは、今日はスパゲッティですか?」

 パスタって啜っていいのだろうか、でもここは日本である。

「こんばんは、パスタではないですけれどイタリアンです」

「パスタではないがイタリアンで麺料理ですか……謎解きですか?」

「いえいえ、食べますか?」

「是非!!」

 言葉に力強さを感じて少し嬉しくなった。

 ついてきたフォークごと容器を、可愛らしい手に持たせる。

 ちゃんと受け取り引っ込んだ手を見送ってから30秒。

 紙皿が返ってきた。

 そこには青菜が入った焼きそばが載せられていた。

 それに麺が幅広く平たい。きしめんだ。

 この料理はなんなんだろう。

「お隣さん、います?」

「は、はい。いますよ。どうされました?」

「この料理名を知りたいのですが」

「はい。オッチャホイです。映画を観て食べたくなりまして」

「なるほど?」

 インドネシアとからへんの料理だろうか。

 炭水化物の後に炭水化物を啜る。

 見た目とは裏腹にこの焼きそばは辛かった。

 唐辛子っぽさの後に胡椒が襲ってくるし、大分キツイ。

 奇跡的に冷蔵庫にあった飲むヨーグルトを飲んでいると、お隣から「おもしろい料理ですね」と呟きが聞こえてきた。

 

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