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迫り来る恐怖

跳ね上げ戸が閉まる音を聞きつけた3人が、今俺の居る部屋へとやってくる。

「何か音がしたけどどうしたの?」

「いや、急に跳ね上げ戸が閉まって……」

日向は腕を組み、疑いの眼差しを俺に向け、

「気のせいじゃないの?それか自演か」と言う。

「自演するメリットがあるかよ、それに背伸びしてもここの天井に手が届かねぇよ」

「ならたまたま閉まったのかな?」

偶然とは思えない。

軽い振動で閉まるのならもっと別のタイミングがあったはずだ。

「……でもここ、よくない」

北条のつぶやきに全員北条の方を見る。

「……最初は特になかったけど、今はよくない」

俺の感じていたそれを北条も感じているのだろうか。

流石に空も日向も不安の表情を浮かべている。

「1回でようか、北条もそう言ってるし」

「そ、そうだね。1回出よっか」

全員合意し、廃屋からでて少し離れた森の手前まで向かったを。


「……えっと、そういえば御影くんも怪しんでましたよね?」

「え?あぁ、そうだな。あそこに行っちゃいけない気はずっとしてたよ」

「えっと……言い難いけど、今日はもう帰らない?」

それを聞いた空と日向は驚いた様子で北条に尋ねる。

「どういうこと?せっかくここまで来たのに」

「そうだよ、茜の言う通りだよ」

北条は困った様子でゆっくりと口を開く。

「廃墟の方から……あまり良くない気が感じるの」

2人は悔しそうに北条のことを見ている。

「俺も北条に賛成かな、ちょっと危険な気がするよ」

「でも……」

「いつでも付き合ってやるから今日は我慢しろ」

空は落ち込みながらも小さく頷く。

日向も観念したのか諦めてくれた。



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