表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

異世界に転生したTS猫獣人

作者: まんじゅう

初心者です。

 俺、春斗(ハルト)と友人の未来(ミライ)は異世界に転生しました。


 「ほんとに異世界かよ」


 「・・・」


 「どうする?」


 「・・・」


 「なんか返事してくれよ」


 「うるしゃい」


 笑える。

 危機的状況かもしれないがにやけが止まらない。


 「わ、笑うにゃ。うまくしゃべれにゃいにゃ」


 「いや、笑うしかないだろ。まあ、よかったんじゃない?」


 「もうっ。よくにゃいにきまってる!」


 まぁ、状況説明すると、事故に巻き込まれて死んだ俺と未来は異世界に来たのだが、未来が猫の女の子になってた。まる


 「もともと女の子にしか見えなかった未来が女の子になっただけじゃん」


 「まだ僕は男だ!」


 「とりあえずここを脱出しよう」


 「んみゃっ!。あぅ」




 転生先は、ダンジョンと呼ばれる深い洞窟の中だった。

 幸いセーフポイントと呼ばれる安全地帯で最低限の安全と飢えと渇きをしのげた。


 だが、外は危険だらけだった。


/*----------------------


 『LevelUp』


 頭に直接響く声。


 「よし。帰るか」


 切りがいいので俺はセーフエリアに戻り始める。

 唯一神ユリアエルの加護、ビジュアリーの能力で自分の状態を確認できる。

 その一つにレベルアップを知らせてくれる機能がある。


 ”鑑定”のスキルで確認した。メティス神が一つ一つ鑑定の情報を追加してるらしいが書き方がひどい。

 鑑定のスキルを鑑定すると、

 『あかしっくれこーどから検索する。レベルが上がるとアクセス権が解放される。』


 アカシックレコードを鑑定すると、

 『公平なメティス神が長年努力を積み重ね、客観的に物事を記したもの。押して→【いいね】』


 ちなみにいいねを押したらMP根こそぎ持ってかれた。


 そしてユリアエルと鑑定すると、

 『自称唯一神の信仰型大精霊。ユーリア地方全域の人間族から魔力を搾取し、引き換えに精霊魔法"聖"や数多くの便利スキルを提供している。ちなみに聖鑑定スキルから私のアカシックレコードへの不正アクセスをブロックしたら魔神認定しやがったゴミカス』


 「これ私情混じってない?まあいいけど」


 スキルや加護を多用し周りを警戒しながら拠点に戻る。


 「ただいま」


 「おかえりにゃさい、ハルト」


 未来は俺を確認すると、ぱぁっと嬉しそうに返事をする。

 以前てこずって帰るのが遅れたとき、泣きべそをかいていたのを思い出す。


 セーフティーエリアの外は危険だらけだ。

 早々に未来の心は折れてしまった。

 それからは俺一人で脱出方法を探してる。

 拠点に残って家事みたいなことをしてくれるから助かってるけど。


/*--半年後--------------


 レベルが上がりようやく安全に未来と一緒に脱出するめどが立った。

 未来は黙って俺についてくる。


 脱出したら、こいつどうするんだろう。

 控えめに言ってものすごくかわいいから生きていくだけならどうにかなりそうだけど・・・・


 俺たちは何日もかけて地上を目指す。

 そして一か月。ついに出口にたどり着き、日の光を浴びた。


 「はぁ、ついた。んじゃ異世界新生活始めますか。はい、これおまえの分ね」


 深層で手に入れた価値のある素材類の半分を渡す。


 「え?」


 「じゃあね」


 俺は町に向かって歩き始める。

 

 「まっまって!」


 「どうした?」


 「おいてかにゃいで」


 「うるさいな。地上まで連れてきて、金目のものもあげて、まだ不満か?」


 「じゃ、じゃあどうすればいいにゃ?」


 「自分で考えれば?」


 唖然と立ち尽くす未来。

 わかりきったことだった。


 「・・・なんでも・・・するから」


 未来は震え声で小さくつぶやいた。


 「んん~?聞こえないな~」


 「なんでもするから助けてください」


 「言ったな」


/*--数年後----------------


 俺は中堅冒険者として生きている。


 家に帰ると奴隷の女の子がいる。

 この世界ではどちらかというと少ない黒髪黒目。猫耳としっぽの生えた少女。

 今はミニスカメイド服を着て料理している。


 そして首に奴隷を示す首輪をつけている。

 町でか弱い少女の安全を守る手っ取り早い方法、マーキングだ。


 「できたよー。今日は念願のカレー!!」


 「おおー」


 「まだまだだけど、とりあえずそれっぽくにゃったよ」


 「いただきます。もぐもぐ、うんいい感じ。おいしいよ」


 「ほんと?よかったにゃ」


 俺がおいしいというと喜ぶ。

 無駄に女子力があるのに生活力がない。はっきり言って一人で生きていける未来を想像できない。

 だからといって奴隷にしたのは悪いと思っていたけど。

 本人は幸せそうだしまあいいか。

 

 END

 


つたない文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。

ナ行が正確に発音できない転生者を書きたかっただけです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ