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竣&美華のデート2

竣くん、美華ちゃんが好きなのは凄くわかったよ。

ただし、ただしだ。焦るな(笑)物事には順序がある。竣&美華のデート編です。

 僕は鼻血が出ないように鼻を摘まみながら美華ちゃんと腕を組んで歩いていると、ピンクの外装が目立つオープンしたばかりのお店を見つけた。


 「美華ちゃん、出来立てホヤホヤの店を発見。なんだろうね? 美華ちゃん、行ってみようか?」と僕は、『本日オープンセール200円引き』と赤い文字で書かれた、のぼりが5本、風にはためているのを美絵ちゃんに教えた。


 「なんだろう? ピンクは目立つけど50年代のイメージがあるね。行ってみよう。竣くん鼻血は大丈夫?」と美華ちゃんは体を寄せて覗き込んで言った。姿勢からして、美華ちゃんの胸が強く当たってくるので僕は立ちくらみがしてきた。


「鼻血? 全然大丈夫だよ、大丈夫! あまりにも出血が酷いなら、急いでレバーを食べるから大丈夫だよ! あははは」と僕は鉄の味を感じながら笑った。


 また美華ちゃんのおっぱいに目をやると、ブラジャーのヒモが見えた。

 

 『白いブラジャーは素敵な女性にふさわしいね。ブホッ。美華ちゃん、胸が大きいわ。参ったね。ブフッブフッ。実に、たわわ……』と考えていたら、また、鼻血が出てきた。


 「ウップ……」と僕は口を膨らませて上を向こうとしたら「ダメだよ! 上を向いたら血が逆流して良くないんだから」と美華ちゃんは両手で僕の顔を強く挟んで元の位置に戻して言った。


 「鼻血、困ったわね」

と美華ちゃんは心配そうに僕を見つめて言った。


 「あは…あはは。鼻血なんて大したことないって。あはは。美華ちゃん、それにしても今日は素敵だね!」と僕は立ちくらみの中で言った。


 「ありがとう。それよりもさ、早くあのピンクの店に行って休みましょう」と美華ちゃんは僕の右腕に胸を当てながら言った。2人で走って店に向かった。


 『おっぱいってスゴいんだなあ。無敵だなあ。全く抵抗できないもん』と僕は美華ちゃんの胸が当たる度に深く感心をしていた。


 「美華ちゃんは彼女なんだからさ、あんなことや、こんなことをしたって大丈夫なんだ。おい! 俺! 俺よ、自信を持てよ!」


 「うん? なんのこと?」と美華ちゃんは不思議そうな顔をして僕を見ながら言った。


 「ヤバイ!! 今、何故か声が漏れ出ていたよね!?」と僕は心の声が、普段通りの滑舌で口に出して言い切っていた事に自分で凄くたまげた。


 絵を描いている時、画家というのは独り言を、よく言っているものなんだ。

 僕は完全に癖で素のままで独り言を言っていた。

 用心することなくリラックスしたままで。


 「いやいや、あのさあ、美華ちゃんが、絵のモデルをしたら、あんなポーズ、こんなポーズをしてくれたらなぁ、なんてことを最近ね、常にイメージをして、よくイーゼルの前で考えているんだよね。モデルは大変な仕事だからね。姿勢を保つのだって中々出来ないんだよ。エコール・ド・パリの頃にキキという素晴らしいモデルがいたんだけど、美華ちゃんはそれに匹敵、いや、越えるほど魅力的なモデルになれるよ」と僕は言っている事は本音だけど、思春期的なスケベぇい(すけべ)な気持ちを包み隠した部分だけ、嘘をついちゃった。美華ちゃんが魅力的なモデルになれるというのは紛れもなく真実だけど。


 本当はエロチックな妄想を膨らませていたのに、無理やりエロチシズムに移行させた。


 「絵のモデル!? 前もなんか言っていたよね? 自信ないなぁ。照れちゃうもん」と美華ちゃんは恥じらいながら言った顔が綺麗だった。


 「そんなことはないよ! 美華ちゃんは綺麗だから、モデルになれるよ」と僕は励ますように言った。


 「嬉しい! ありがとう」


 「どういたしまして!」


 『自分の彼女なんだからさ、公明正大にイヤらしい目で美華ちゃんを見ても悪くないよね。自分の彼女なんだから。なっ、ジミー。そうだろう? あははは!』と僕は心の中でジミーに自分の正当性を訴えた。

 美華ちゃんが可愛くて、可愛くて、しかたがない。


 煩悩だらけで午前中を過ごすことがあっても良いじゃないですか。自分の彼女なんだからね。美華ちゃんが好きなんだからさ。





つづく

ありがとうございます♪

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