Mother
2018年2月23日。
Motherは偉大です。
今回はどんな話になるのでしょうね?
「竣、お母さん、もう、賞味期限切れを飲んだり、食べたりするの止めるわ」と母、幸子はお腹を擦りながら言った。
「本当にやめた方が良いよ。今は何ともない?」
「何とか治まったわ」
「なに食べたの?」
「期限切れ5日前の牛乳と5日前のパン。何か味が変だったけど、熟成している感じがしたのよ。残すのは、やっぱり、もったいないしさ」
「熟成していないから。もう2度としないように! 止めなさいよ!」
「分かった」
「今回は軽い程度済んだから良かったけど、大事になったら大変なんだよ」
「うん」
「今まで夏奈子だって心配していたんだよ。『お兄ちゃーん、また、お母さんがね、賞味期限切れを食べてるんだけど!』ってね」
「うん……」
「今後は絶対にしないこと! もう止めること! 分かったね!」
「分かりました」
「以上です。念のため、後で胃薬でも飲んでおいたら良いんじゃないの?」
「はい。飲みます」と、母、幸子は反省したようで深々と僕に頭を下げた。
「お母さん、今後は何かあった場合や様子が急に変に感じたら、迷わずに救急車を呼ぶようにしなさい」
「救急車ねぇ。う〜ん、救急車を呼ぶのは恥ずかしいな。近所迷惑だしさ。あまり近所の人にも知られたくないし……」
「お母さん、なにアホな事を言っているの。救急車は命を守るためにあるんだよ! 堂々としていなさい」と僕はちょっと大きな声を出して叱った。
「はい。分かりました。すみません。大変、失礼致しました」と母、幸子はナヨナヨして手を合わせると何度も僕に頭を下げた。
「お母さん、今日はもう横になって休んだら? 晩御飯は僕とスズ婆ちゃんで作るからさ。今から、晩御飯の買い物に行ってくるよ」僕は洗面所に行って冷たい水でタオルを何度も冷やして絞った後、母、幸子に持っていった。
「はい。お母さん。おでこに当ててごらん。気持ちいいから」と僕は言ってタオルを手渡した。
「竣、ありがとうね! それじゃあ、甘えて買い物を頼もうかなー?」
僕はお母さんから五千円を貰った後に夏奈子の部屋に行くとノックした。
「誰? なによ!」と夏奈子は歌の練習を止められたので、イラついたような声で返事をした。
「ちょっと入るよ」と僕は言って夏奈子の部屋に入った。
「お兄ちゃん、何?」
「今から買い物に行くけどもね、お母さんのお腹の調子がイマイチなんだわ。兄ちゃんが家に居ない間、お母さんの傍にいて見守ってくれないか」
「分かったよ。もうそろそろ、歌の練習は止めようかなぁ、と思っていたところなんだわ」と夏奈子は気持ちを切り替えて僕の話に素直に頷いた。
「夏奈子、そろそろ和雄爺ちゃんとスズ婆ちゃんも帰宅する頃だからね。変な奴が来たら困るから誰か来ても出なくて良いからね」
「うん、わかった」夏奈子は大きく頷いた。
「じゃあ行ってくるよ」
僕はスーパー『サン』まで自転車で行く事にした。自転車に股がると、後ろのタイヤの空気が少し抜けていたので、玄関に置いてあるオレンジ色の空気入れを取りに戻ってから再び外に出た。
庭を見ると猫がお腹を見せて気持ち良さそうに眠っていた。美しい光景だ。
僕は素早くタイヤに空気を入れると指でタイヤを押して具合を確認した。
よし、これでバッチリだ。この青い自転車は愛着があるから買い替えるつもりは全然ない。
今日の晩御飯はチャーハンにしようかな? シンプルな和食が良いかもな。
つづく
ありがとうございます♪ 本当にありがとう☆




