PINK
青春はスケベ心がある方が健康的です!誰もがエッチな事を考えます。素敵じゃないか!人間って素晴らしいなぁ。
僕は悩む。テレビを消して耳を澄ますと、風呂場から「きゃはははは!」と夏奈子の天真爛漫でアホな笑い声が響き渡っているのが聞こえるのだ。
何を楽しそうにキャハハと笑っているのだろうか?
いいなぁ。楽しそう。
「竣、ニュースを見たいからさ、テレビを点けておくれよ」とスズ婆ちゃんは言った。
「ああ、悪い、悪い」と僕は言ってリモコンのボタンを押した。
ジョンとミッシェルは眠そうだったのでケージに入れてあげて寝かし付けた。
微睡んで目がトロンと重くなっていき、すぐに寝息をたて始めた。
可愛い子ちゃん。寝る子は育つよ、眠りなさい。寝顔が可愛い。全然飽きないね。ずっと見ていられる。この子たちをちゃんと育てにゃならん。駄犬にしちゃならん。しつけを確り覚えさせて、立派な子供、いやいや犬に育てなくてはね。僕はやる気に満ちていた。
「きゃはははは♪」
夏奈子のアホたれ! またもや気になって、しょうがないじゃないかよう。
「竣、夏奈子のために新品の下着を5枚、買ったんだわ。あの子、バスタオルだけしか持っていっていないから、夏奈子と美華ちゃんの分の新しい下着をさ、あんた、脱衣場に置いてきてよ。お母さん、料理で手が離せない」と母、幸子は言った。
あと少しで食べれる遅い晩御飯は、大盛りの冷や麦と、ちょっと小さめのオムライスだ。
美華ちゃんの分も作ってくれている。お母さんに感謝だ。すごい腹へったよ。あと10分で出来上がるとのこと。
「わかったよ。パンツはどこにあるの?」
「洗濯機の横の棚の中にあるよ。ピンクの紙袋に入っているからね」と母、幸子はオムライスを作りながら言った。
「オッケー!」
僕はジョンとミッシェルを起こさないように、ゆっくりと立ち上がった。可愛い寝顔に胸がキュンキュンときめいた。
風呂場の隣にある部屋に洗濯機が置いてある。
洗濯機の部屋は6畳くらいの広さで掃除機、日用品の補充分のトイレットペーパー、ティッシュペーパー(ティッシュペーパーは茶の間と座敷にも何個か補充用が置いてある)ポケット・ティッシュ、洗剤、入浴剤、和雄爺ちゃんがオークー材で作った棚が置いてあった。
爺ちゃんが作った棚にピンクの紙袋があった。僕は紙袋開けた。ピンクの紙袋と同じピンクのパンツが2枚、水色のパンツが2枚、何故かプリティーな黒のパンツ1枚が入っていた。
僕は紙袋から黒のパンツを手に取った。心の中でファンファーレが鳴っていたので、僕は慌てて咳払いを1つしてから、厳粛で神妙で真面目な面持ちで毅然とした態度で、堂々と両手で黒のパンツを広げて見つめた。
メーカーは「アリス」とあった。全然、知らないメーカーだった。
う〜む、夏奈子の奴、こんな大人っぽい黒のパンツを履くような年頃になったのか。新品の黒のパンツは、これは、美華ちゃんのカゴに入れておこう。黒のパンツ、夏奈子には、まだ10年は早いね。
う〜む、木綿のパンツとオムツを履いていた頃の夏奈子が懐かしい。
待てよ!? ブラジャーはどうするんだろう? と僕は思って茶の間に引き返した。
「お母さん、あのさぁ、パンツは分かったけど、ブラジャーが無いんだけど。ブラジャーの代えは持っていかなくていいの?」と僕はピンクの紙袋を持ったまま聞いた。
「ブラジャーはね、洗い終わって、カゴの中にあるからそれを持っていきな。もう、乾いているから」と母、幸子は言った。
「わかった」僕は洗濯機の前に置いてある青いカゴから黄色のブラジャーを取り出した。
「きゃはははは! それってさぁ、すごーい!」と夏奈子は大きな声で言った。いや、風呂場は隣なので大きく聞こえてきた。
僕は壁に耳を当てた。美華ちゃんの声が聞こえないかと耳を澄ました。
シャワーの流れる音で声がかき消されているようだ。
夏奈子の歌が聞こえてきた。ビートルズの「恋する二人」だ。さすがだ、上手いねぇ。僕は壁に耳を当てたまま首を振ってリズムを取った。
いやいや、こんなことをしている場合ではない。
僕は風呂場の扉を静かに開けて忍び足で脱衣場に入った。美華ちゃんのカゴに目をやった。綺麗に折り畳まれた美華ちゃんの服を見て育ちの良さを感じた。
一方の夏奈子は畳んではいたのだが、何処か雑だった。いかんねぇ。兄として教育をしなきゃならん。夏奈子も、いつかは嫁にいくのだからなと思った。
他にペットボトルの蓋を開けっ放しにする、靴を揃えない、なども直さなければダメだな。
僕は夏奈子のカゴの中に紙袋とブラジャーを静かに入れて置いた。
脱衣場を出る前に、もう1度、美華ちゃんのカゴを見てみた。
美華ちゃんは、ど、どんなパンツを履いているのだろうか? と極めて大真面目に厳かで厳粛な態度で美華ちゃんのパンツの想像をしてみた。絵のためだからな。
デッサンで下着を描く場合もあるからなぁ。何事も絵の為の勉強だからな、絵は、あくまでもイメージすることが大事だからな。
本当はデッサンなんてどうでもよくて、目の前にある美華ちゃんのパンツに支配されていた。
美華ちゃんのパンツが気になる。僕は悩む。ここで男の生きざまを発揮してはならないような気がする。
「美華ちゃんのおっぱいってさぁ、程好く大きくて凄く綺麗だよねぇ〜! 肌の色も白いしさ。美しいよねぇ〜! 美華ちゃん、ちょっとだけで良いからさ、おっぱい触ってもいい〜?」とアホな夏奈子は陽気な声で無邪気に言った。
うん、あれれっ!? 生暖かい!? ハッ!? い、いかん! 鼻血が出てきたっ!!
僕は洗面所の鏡を見た。のぼせて両穴から鼻鼻血が垂れていた。
「コラコラッ、夏奈子ちゃん! 触ったらダメですよっ!」と美華ちゃんの爽やかな声が聞こえた。
「私も美華ちゃんみたいな、張りがあって綺麗なおっぱいになりたいなぁ〜。美華ちゃん、良いバストアップの方法があったらさ、お願いだから教えてよ!」
「う〜ん、あまり詳しくはないけどもね、これをよくやっていたわよ。腕をねぇ、こう前に持ってきて、手を合わせてね、胸の筋肉を動かすイメージでね、こうやって、こうやって。ペットボトルを両手に持って動かしていくといいよ。1日、20回×3セットをするようにね」と美華ちゃんの説明通りに僕も腕を前に持ってきてバストアップをしてみた。
間違いなくこれは効果てき面だと僕も思うね。さすがは愛しの美華ちゃんだ。
「ありがとー♪ 美華ちゃんの言う通りに毎日続けてみるね! 美華ちゃんのさ、乳首もピンク色していて凄く可愛らしいよねぇ〜っ」と夏奈子は大きな声で言った。
僕は夏奈子のカゴにあるピンクの紙袋を見た。
僕は体が熱くなったし鼻血が止まらないでいた。ひょっとしたら出血多量になる恐れあり。
僕はピンクの紙袋を見つめたまま、バレないように腰を屈めて、静かに足音を立てないように忍び足で扉に向かった。
僕の専用の限定品シャンプーの良い匂いが漂ってきた。
「夏奈子ちゃん、そんなにシャンプーを出して大丈夫なの? 怒られない?」と美華ちゃんの声がして僕は立ち止まった。
「気にしなくても大丈夫よ! 大丈夫! お兄ちゃんのシャンプーだから。あははは!」と夏奈子は楽し気に言った。
僕は堪えた。またシャンプーを倒されたらと思うと不安で仕方なくて、風呂場の扉を開けたかった。
ガチャン!!
「あーっ!! ヤバ~イ! あん! 目が染みるう〜! 見えないけども、また、シャンプーを倒しちゃったぁ〜!! 目が開けられないからさ、美華ちゃん、お願い! 早くシャンプーを元の位置に戻してーっ!!」と夏奈子は焦って言った。
僕は鼻血を押さえながら脱衣場を出た。
つづく
ありがとうございました♪




