Cookin
読者の皆様、今回は、なんと祝50話です!ありがとうございます♪よかった、よかった。読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます!これからも楽しい物語にしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お祝いのメッセージが届きましたよ!
竣「皆、ありがとうございます!これからも頑張るのでよろしく!」
美華「皆、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも宜しくお願い致します」
憲二「いや〜、驚いたね。3話くらいで終わるはずがさ、読者の皆様の力は凄いなぁ」
亜美「ビックリだぁ!あははは!もっと頑張るぞぉ〜!」
梨香「私も活躍したいんだよなぁ〜(笑)よろしくね♪」
瀬都子「私は諦めないことが大切だと思っています。今は情熱の炎を燃やしています。ありがとうございました」
夏奈子「お兄ちゃんをヨロシクね!夏奈子も頑張るよ!!」
スズ婆ちゃん「ありがたいねぇ。皆に感謝だね」
和雄爺ちゃん「やぁ、皆。ありがとうございました!話は飛ぶけどさ、バンドを組んでみたいなぁ、と最近、夢を見ています」
幸子「ありがとうね!」
以上です。50話も楽しんでくださいね。
うーん、全然眠れん。疲れすぎているせいもあるから、眠つけないのかもしれないけどね、実際の問題としては、可愛い合唱が僕の耳元でずっと続いているのです。
ただ今、午前1時丁度。
ジョン「わん! わん!」
ミッシェル「わふん!」
ジョン「わおん!」
ミッシェル「キュン」
ジョン「わぁん!」
僕は子犬たちの様子を見るために起きた。
「ジョン、ミッシェル。静かにしなさいよ。慣れないのは分かるけど、慣れなきゃダメなんだよ。もう眠ようぜ。頼むから寝ようぜ」とチビどもの頭を撫でながら言った。
ジョンとミッシェルは僕に遊ぼうと誘っているのか、タオルケットを噛んで、尻尾を振って懸命にアピールをしていた。
「はいはい、わかりまちたよ~♪ 朝になったら遊んでやりまちゅからね~。深夜に起きていると君たちの体調にも良くないんでちゅよ。夜は休む事で体の修復が出来るんだからね。さぁ寝ようぜ。可愛い子ちゃんだからさ、もう寝まちょーねっ♪」と僕は言って、子犬を抱っこしながら2匹の頭にチュウをした。
捨て犬だったシベリアンハスキー犬のミッシェルは、ボーター・コリーのジョンがいて嬉しそうだった。
結局、朝方3時まで合唱が続いていたが、いつの間にか子犬たちは眠ったようだ。僕は浅い眠りのまま、晴れ渡る爽やかな朝を迎えた。
朝の9時10分。僕は喉が乾いたので、麦茶を飲みに茶の間に行った。
丁度、母が「竣、おはよう。お母さんとスズ婆ちゃんと夏奈子で、ジョンとミッシェルを動物病院に連れて行ったり、色々と他にやることがあるから、朝食と昼御飯は自分でなにかして食べてね。和雄爺ちゃんも友達と出掛けて居ないからね。じゃあね、バイバ~イ」と言って僕の部屋に行くと、ジョンとミッシェルをケージの中に入れて、急いで玄関に行き、母が運転する車に乗って出掛けていった。
「まだ、昼前だから、ちゃんと、一眠りをしよう」と僕は自分の部屋に戻りカーテンを閉めてベッドに潜り込んだ。
もう少しだけ寝たい。とにかくあと5時間くらいは本気で睡眠をしたい。起こさないでほしい。まぶたを閉じればすぐに夢の世界へ―――
実に変な夢を見た。
(夢の中)
ーーーーーーー
僕が高速道路を裸足で全力で走っている夢だった。夕陽が綺麗だった。
僕はスピードアップさせて走ると、1台の赤い車が僕の目の前に停まった。窓が開くと「乗っていきなよ。一緒に行こう」と運転席に座る白い着物を着た女性が言った。
僕はその車に乗るのは、不吉で良くないと感じたので「遠慮します」と言ったら「知らないよ」と女は怖い一言を残して車は走り去っていった。
僕はしばらく高速道路を全力で快調に走っていると、前方の道路が警察と消防の車両で埋め尽くされていた。
先ほどの赤い車が壁に衝突をして大破した事故のために通行止めになっていたとのことだった。
白い着物の女性は車を乗り捨てて逃走をしているようだ。
僕は更に走りをスピードアップさせて、百メートル先で同じ様に走って逃げている白い着物の女性を発見したので「止まりなさい! 逃げるな!」と叫んだら女は「嫌だね!」と言って逃走を続けた。
やむ終えず、なぜかマイクを手に持った僕は大きく息を吸うと「そこにウンコがあるよ!」と叫んだら、驚くことに必死に逃げていた着物姿の女はピタッと足を止めたではないか!
女は後ろから来た馬車に乗せられると来た道を引き返していった。
僕は疲れてしまい、うつ伏せになると体が浮き上がって空を飛び回れるようになり、夕暮れの街を自由に見下ろしていた。
僕は、そのまま、海に行くと浜辺で、パンツ一丁の老人が、ウニをたくさん食べているのに出くわした。
「ヘミングウェイは右手で『老人と海』を書いて、左手で『老人とウニ』書いたかもしれないのです!」と僕が叫んだら海から白いイルカの群れがやって来て「そんなことよりさぁ、一緒に遊ぼうようよ!」と言われた所で目が覚めた。
ーーーーーーーー
全く意味がわからん夢から目覚めて目を擦りながら時計を見ると、午後14時だった。汗だくだ。暑い。夏の昼寝はキツイ。頭が少し重いし。
寝過ぎたけれど、体は回復していた。
僕は枕の横にあるスマホを見てみると、電話の着信履歴が5件もあった。『誰だろう?』と調べると、昨日の酔った女、諒子からだった。噂をすればなんとやらだ。本人から電話が掛かってきた。
「はい」
「あのすみません。何度もお掛けしましたが、留守のようでしたので。あの〜、今朝スマホを見たら、昨日遅くに、そちらの電話に何度か掛けてしまったみたいで。私、何か、失礼な事を言っていませんでしたか?」と諒子は昨日とは別人のように、おしとやかに話した。
「酔っていたみたいでしたけど、絡まれた程度で、特に失礼な事は言っていないので大丈夫ですよ。諒子さんですよね?」と僕は昨日の酔いっぷりを思い出しながら諒子に言った。
「あらら。私、名乗っていましたか。すみませんでした。他に何か言っていましたか?」
「麻美ちゃん、麻美ちゃん、と名前を連呼していましたよ。『ゆたんぽ』に飲みに来ているから出て来いだとか言っていました」
「あははは。はぁ〜。失礼しました。ごめんなさいね。気を付けます。大変ご迷惑をお掛けしました。もう、2度と掛けません」と言って諒子は電話を切った。
僕は茶の間に行き、遅い昼食を食べることにした。
テーブルにリンゴが3個置いてあったので、1個をかじりながら、チャーハンを作ることにした。
僕はこう見えても、チャーハンと焼きそばとカレーライスは作れるのだ。特にチャーハンは、お店顔負けのプロ級の腕前なのだ。
出来上がったチャーハンを食べながら映画を見ていると、茶の間の本機の電話が鳴った。
「はい。瀬川です」
「その声は竣くんだね」と色っぽくもあり艶かしい声がした。
「葵さん!?」と僕は言った。
「そうだよ。久しぶりだね。元気かい?」と葵は明るい声で言った。
「お陰さまで。どうしたんですか?」
「幸子はいる?」と葵さんは声のトーンを3段くらい落として言った。
「今、出掛けていて」
「分かったよ。じゃあ、後で竣くんの家のポストを見てよ。ヨロシクね」と葵さんは言って、電話を切った。
僕はすぐに玄関の外に置いてある白いポストの中を調べてみた。
中には茶色の紙袋が置いてあった。
僕は紙袋を持って家に入ると玄関先で紙袋の中身を調べた。
中には白い封筒と手紙が入っていた。封筒の中は札束だった。
おそらく、昨日の母のお金だと思う。手紙の内容は母宛てなので勝手に見ることは出来ない。
僕は急いですぐに母に連絡をした。
「分かったよ。じゃあ、スズ婆ちゃんと夏奈子に動物病院を任せるから、一旦、お母さん家に帰宅するわ」と言った。
僕はチャーハンを食べながら、映画の続きを見ていた。20分後に母は戻ってきた。
母が茶の間に来ると、「竣、紙袋を見せてよ」と手を差し出した。
母は紙袋を受け取ると封筒の中身を調べて札束を数えた。確かに20万円はあった。
母は札束を封筒に戻して、体温計のように封筒を脇に挟んでから手紙を急いで読んだ。
母は「葵のやつめ……」と呟いて手紙と封筒を茶色の紙袋に入れ、それを持っていたバッグの中へと仕舞った。
「竣、ちょっと、まだ、留守番ヨロシクね」と言って、慌てて母は出掛けていった。
僕はチャーハンを食べ終えて、お皿を鼻唄混じりで洗っていたら、亜美からラインが届いた。
『竣、私の家に来る約束はどうなりましたか?』
『あっ! 亜美、ごめん! 今から家に来てくれるかい? 寝過ぎてさ、さっき、起きてきてチャーハンを食べ終えたところなんだわ。亜美、ごめんね』
『分かったよ。チャーハン食べたいなぁ〜♪ すぐ行くよ!』と亜美から返信がきた。
『亜美の分のチャーハンを作るからおいで!』と僕はラインを返した。
『イエーイ♪ ありがとう♪ ラッキー!』と亜美からのラインの返信と同時に玄関のインターホンが鳴った。
亜美は家に上がってきて茶の間に入ってきた。
「亜美、ソファーに座って待っていてよ。チャーハン、すぐに出来るからさ」と僕は台所から大きな声を出して言った。
「うん。ありがとう!」
「亜美、悪いね。今さ、お母さんとスズ婆ちゃん、夏奈子が動物病院に行って留守なんだよ。犬の名前はジョンとミッシェルにしたよ」と僕はチャーハンを作りながら言った。
「あらま、チビちゃんたちはいないのかぁ〜。残念だ。かまいにきたのにぃ〜。あれ!? ちょいと、待ってよ。ジョンとミッシェル? 竣、2匹もいるの?」と亜美は驚いて言った。
僕は亜美に事情を詳しく説明しながらチャーハンを手際よく作っていた。
「へぇ〜。良かったねぇ。楽しくなりそうだねぇ。今後は頻繁に竣のところに来よう」と亜美は笑いながら言った。
しばらくして、亜美は料理している僕の側に来たり、冷蔵庫を勝手に開けたり閉めたり、ソファーに座ったり、窓辺に行ったり、スマホを眺めたり、雑誌を眺めては溜め息を溢したり、と落ち着きがない様子を見せていた。
「亜美、どうしたのさ?」と僕は出来上がったチャーハンを皿に移しながら言った。
「竣、あのね、ちょっと相談があるんだけどもさ……」と亜美はモジモジしながら言った。
つづく
ありがとうございました☆




