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坂の上の街  作者: 玲於奈
プロローグ
12/20

母性本能

なし

彼の暗記力は

芝居でも発揮されたが

淳は、一度見た事を

たちどころに

覚えた。


とおった道。

行った場所も

すべて

一度行けば

次は一人で行けた。

それゆえの

放浪癖であったか。

だから、彼は

迷子にならず

必ず

家に戻ることができた。


小学校入学まで

淳は

思う存分

一人で放浪を

繰り返すのであった。


と言っても

それは

大人の足からしたら

たかがしれており


保育園の園児圏内

だった。


さて、ここで

一人の女性を紹介しよう。

風間 涼。


淳ほど、多くの女性に

愛された人はいない。

いや、愛されたのではなく

淳の繊細

かつ、壊れそうな性格から

母性本能をくすぐられ

自分の寂しさを

彼に氣づいてほしく

あるいは

救いを

もとめていたのかもしれない。


彼女は淳と同じ保育園であった。

淳と涼の家は子どもの足でも

5分とかからない

距離にお互いの家はあった。


ただ、そこには

目に見えない

線が引かれていた。





なし

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