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坂の上の街  作者: 玲於奈
プロローグ
10/20

重い門扉

なし

それは、

卒園間近の

うららかな春、3月の

事であった。


淳は、保育園を

脱走するのだ。


今から考えれば

広大な園。

正面の門扉も立派で

鉄の、

大人が押しても

びくともしない

レールを

転がる門扉。


彼は、

律儀にか

自分の幅だけ

動かし

脱走した。


あわてたのは

先生だ。


はじめは

いつも隠れる

お氣に入りの

園庭の

ツツジにでも

隠れたのだろうと

思われた。


が、


受け持ちの

若い三谷先生が

そろそろ

頃合いと

なだめに

行ってみても

そこには

まったくおらず


これは

困ったということで

園内中探すが見つからず


門扉が少しだけ

開けられていることから

騒ぎになった。


今で言えば

はや警察だと

目の色が変わるところで

あるが

里山の残る

のどかな土地柄。


先生方が

必死に探したそうだ。


何かあったら。

そう先生方は

思いながら・・・


よもや園長先生、

三谷先生は

生きた心地がしなかった

であろう。

なし

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