プロローグ
こんばんちは。このお話プロローグと書いてますが、第0章みたいな感じなので、読まなくてもこの作品は楽しめるというか、時代が違いすぎるのであんまり関わりがないかも…とはいえこんな感じの作風なんだなと感じていただければ…
【魔王城最奥の間】
「はじめまして、勇者御一行」
出会い頭の一言。この場所の元は大聖堂だったのだろうか。今は壁は崩れ、十字架はへし折れ、月さえ隠れた暗い空が天井のようだ。その壇上で、敬虔な信者の様に膝をつき祈りを捧げている。その姿からは考えられないほどの威圧感。しかし、恐怖に身がすくものなどはこの場において存在しなかった。
「あんたを、止める。」
勇者のたった一言。互いの命運をかけ最後の戦いが幕を開ける。
【英雄の死】
前菜のようの即死の禁呪が放たれる。魔王を軸に、その場を飲み込まんとするほどの、禍々しい紋章が花開かんと…
【英雄は死せず】
勇者の頭脳とも呼ばれる、森の賢人たる彼が即座に封殺する。
「助かるねぇ!これでアタシの役目はぶった斬るだけさね!」
勇者の右腕。剣聖とも称される半鬼の彼女は、目にも止まらぬ速さで、魔王との距離を詰め【縮地】、その身に秘められた恐ろしいほどの力技で、10段階に掛けられた史上最高峰の防御魔法ごと頭を叩き割る…!
「見事な技量だ。だが我には届かないな。」
「ルシフェル様にぃ!獣風情がぁ…!!」
未だに祈りの姿勢を崩していない魔王。割り込むように、魔王の腹心マハラが両腕をクロスさせ盾となる。
「アタシの刀を受け止める…?フハハハハハ!!面白れぇ…!止めてみろよ?」
そう彼女は嗤うと、刀に力を込める…のでは無く一気に振り切り、マハラの両腕を藁を切るように切り飛ばし、その勢いのままマハラを蹴り飛ばす。
「カ.ハァ…!?」
マハラは苦悶の声をあげながら壁に叩きつけられる。
「ハッ!次はてめぇ…が…」
言葉を紡げるはずがなかった。眼前に迫る「死」が彼女の思考を塗り潰す…
【神の聖槍】
マハラが稼いだほんの数秒。魔王にとっては確実に戦力を大きく削れるチャンスである。
神々しく飾られた矛先が、彼女の胸を貫かんと…
「ボケッとすんじゃねぇぇぇぇ!!!」
次回予告っす!
悪の帝国デンドラ帝国に絶滅まであと少しまで追い込まれたニンゲン(ニンゲン以外の関連国家も)!
西の小国フルアント王国は、この窮地を脱する救世主として、「勇者」たりえる存在を見つけ出し、一国の存亡を賭けることにする。
次回 0.1話 プロローグから進まない




